なぜ外壁塗装で助成金・補助金が出る?条件や申請方法も解説!
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住宅リフォームライター
永沢リョウ
後悔しない外装リフォームの方法を多くの方に知ってもらうため、ライターとして活動中。外壁塗装や屋根工事を中心に、これまで集めた現場の声や施工主の声をもとに執筆を行う。
外壁塗装を検討する際、心配になるのはその費用ではないでしょうか。一般的に外壁塗装にかかる費用相場は30坪のお住まいで60~100万円ほどと、決して安いとは言えない金額です。しかし、高いからと言って塗装メンテナンスを先延ばしにすると雨漏りなどのトラブルが起こることも。
そんな外壁塗装の費用ですが、自治体によっては助成金・補助金制度を実施している場合があります。支給額は工事費用の10~20%(上限20万円)が一般的です。受け取ることができれば、だいぶ費用を軽減できるので助かりますよね。でも、なぜ外壁塗装で助成金・補助金が出るのでしょうか。
今回は外壁塗装で助成金・補助金制度が実施されている理由を解説します。併せて、受け取れる条件や申請方法も紹介しますので、外壁塗装を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
01 市区町村によっては助成金・補助金制度を実施していない場合がある
第一にお伝えしたいのが、全国どこの自治体でも助成金・補助金制度を実施しているわけではない、ということです。お住まいの自治体で実施しているかどうかは市区町村のホームページで確認してみてください。
また、塗装業者も問合せをすればお住まいの地域で助成金・補助金制度を実施しているか答えてくれるでしょう。
02 外壁塗装で助成金・補助金制度がある2つの理由
外壁塗装にかかる費用の何割かが自治体から支給される助成金・補助金制度について、「なぜそのような制度があるのだろう」と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
理由は自治体によって様々ですが、主に以下の2つの理由が挙げられます。
環境に配慮した外壁になるから
助成金・補助金の支給要件は自治体により異なりますが、「遮熱塗料での塗装」が条件となっている場合が多いです。遮熱塗料は塗装面に届く日光の熱を効率的に反射し、室内に届く暑さを軽減することでエアコンの使用抑制に繋がります。
ひいてはヒートアイランド現象の軽減、地球温暖化の防止に期待できるため、環境への配慮を目的に助成金・補助金制度を実施している自治体もあります。
地域活性化のため
自治体によっては「市内・町内の業者による施工」が助成金・補助金の支給要件になっている場合があります。外壁塗装を地域の業者に依頼することで、業者の仕事が増え、地域活性化に繋がるからです。
地域活性化に繋がれば助成金・補助金を支給している自治体のためになり、巡り巡って地域住民のためにもなります。
03 外壁塗装で助成金・補助金を受け取れる条件とは
お住まいの自治体で外壁塗装の助成金・補助金制度を実施している場合は、その条件をしっかりと確認しましょう。
以下は一般的に必要な条件です。
●税金の滞納が無い
●申請予定の市区町村の管轄エリアに施工する住居がある
●工事着工前の申請である
●外壁塗装の助成金・補助金の申請をするのが初めてである
特に注意していただきたいのが「工事着工前の申請である」という点です。
既に着工している場合は対象外となるため、工事に取り掛かる前に申請をしましょう。
04 申請から助成金・補助金を受け取るまでの流れ
外壁塗装で助成金・補助金を受け取るための一般的な流れは以下の通りです。ここに記載する期間や手順はあくまで参考程度にし、詳しくは自治体のホームページや塗装業者にご確認ください。
助成金・補助金の条件を満たしているか確認する自治体のホームページや塗装業者に問合せをし、実施している制度の条件を満たしているか、募集中であるかなどをしっかりと確認しましょう。
塗装業者に見積もりをお願いする
助成金・補助金の条件に「市内・町内の業者による施工」が含まれている場合は、必ず市内や町内の業者に相談をしましょう。
業者に見積もりをお願いする際は見積書だけでなく、建物の写真も撮影してもらうと申請時に提出できるので手続きがスムーズになります。
1. 自治体に必要書類を提出する
申請に必要な書類を用意し、自治体に提出します。
一般的に申請時に必要となりやすい書類は以下の通りです。
●自治体が用意している申請書
●見積書
●施工前の建物の写真
●住民票
●建物の登記事項証明書(建物の所有者を証明するもの)
●納税証明書
●使用する塗料の性能を証明するカタログなど
上記はあくまで一例であり、自治体によっては他にも書類の提出を求められる場合があります。
2. 審査結果の連絡が届
自治体から審査結果が届きます。
混雑状況などにより異なりますが、大体2週間~1ヵ月で届くでしょう。
3. 工事開始
助成金・補助金の決定通知が届いてから工事を開始します。
自治体によっては施工中の写真の提出を求められる場合があるので、その場合は必ず業者に写真を撮影してもらうようお伝えください。
4. 自治体に報告書を提出す
完工後、自治体が用意した工事完了報告書や施工後の写真などを自治体に提出します。
完工した日から1~2ヵ月以内を期限にしている自治体が多いです。
5. 助成金・補助金を受け取る
自治体による完了検査が行われ、審査に通過すると交付確定通知書が届きます。
受け取る正確な金額や交付時期について記載されていますので、しっかりとご確認ください。
なお、自治体によっては商品券や割引券を助成金・補助金として交付している場合もあります。
05 外壁塗装は助成金・補助金申請に慣れた業者に依頼しましょう
業者選びの際は、助成金・補助金制度を利用した外壁塗装実績の多い業者に相談するのがおすすめです。
「この書類はどうしたらいいんだろう」と困ることがあった場合でもスムーズに対応してくれます。
申請や完了報告に必要な写真の撮影にも慣れているのでトラブルが起こるリスクは少ないでしょう。
「【必読】外壁塗装助成金申請ガイド2024最新制度と業者選びの注意点」はこちら
06 まとめ
費用のかかる外壁塗装でも助成金や補助金を受け取ることができればお得にリフォームすることができるので、積極的に活用しましょう。
お住まいの地域で制度を実施しているかどうか、また、詳しい条件や手続きの流れは自治体のホームページで確認できますし、塗装業者に問合せても答えてくれます。
なお、当社三和ペイントは助成金・補助金の他、火災保険などを活用した外壁塗装の施工実績が多数ございます。
「手元に資金を残して外壁塗装を行いたい」「補助金が受けられるなら、申請したい」など、お客様のお支払いニーズに合わせた外壁塗装をサポートいたします。各自治体の助成金や補助金に関する情報は、なんでもお気軽にご相談ください。