外壁塗装の費用をシミュレーション！
補助金・助成金も活用してお得にリフォームを！
INDEX目次
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住宅リフォームライター
永沢リョウ
後悔しない外装リフォームの方法を多くの方に知ってもらうため、ライターとして活動中。外壁塗装や屋根工事を中心に、これまで集めた現場の声や施工主の声をもとに執筆を行う。
「外壁塗装をしたいけれど、どれくらいの費用がかかるのか不安…」という方も多いのではないでしょうか？
この記事では、外壁塗装の費用について坪数別に詳しく解説し、補助金・助成金を活用して費用を抑える方法もご紹介します。
外壁塗装は、塗料の種類やお住まいの広さ、補修内容によって費用が大きく変動します。そのため、事前にしっかりと見積もりを取り、内容を理解することが大切です。
また、塗装を行う時期や補助金制度の利用によって、外壁塗装の費用を抑えることもできますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
01 戸建て住宅での外壁塗装にかかる費用相場とは＜20坪・30坪・40坪・50坪・60坪＞
外壁塗装の費用はお住まいの大きさ・使用する塗料・補修内容など、さまざまな要素によって変動します。
まずはイメージしやすい『お住まいの大きさごとの費用』はどのくらいかを見てみましょう。
坪数 ｜費用相場
| 坪数 | 費用相場 |
| 20坪 | 約40万～90万円 |
| 30坪 | 約60～100万円 |
| 40坪 | 約80～130万円 |
| 50坪 | 約100～160万円 |
| 60坪 | 約120万円～200万円 |
上記の表はあくまで目安であり、ざっくりと費用を掴みたい場合にお役立ていただければと思います。
例えば外壁塗装を見積もりを業者に依頼した際、上記の表よりも高すぎる・安すぎる場合はその理由を納得できるまで確認しましょう。
02 外壁塗装の工程ごとの費用単価を紹介！
外壁塗装の工程は「外壁に塗料を1回塗って終わり」と思われている方もいらっしゃいます。
しかし、実際には沢山の工程があり、それぞれ費用相場が異なります。
一般的には以下の流れで外壁塗装は完工します。
外壁塗装の工程
① 足場仮設
② 高圧洗浄
③ 養生
④ シーリング工事
⑤ 下地処理(ひび割れ補修、ケレン作業など)
⑥ 下塗り
⑦ 中塗り・上塗り
意外と沢山の工程があることに驚かれるかもしれません。しかし、これらの工程はどれか1つでも欠けては外壁塗装が成り立ちません。
ここでは工程ごとの詳細や費用相場について紹介します。
額面は業者により多少の差がありますので参考程度になさってください。
①足場仮設の費用相場とは？安全施工に欠かせないポイントを解説
足場は高所で作業を行う職人が安全に、かつ効率良く施工を行うために必要不可欠なものです。
足場の費用は約600～800円/㎡が相場です。
また、足場の周りには塗料が飛び散らないように飛散防止ネットを張ります。
飛散防止ネットの費用相場は約100～200円/㎡です。
一般的な大きさの2階建て戸建て住宅の場合は約15～20万円程が相場となります。
②高圧洗浄の費用相場とは？汚れを落として塗料の密着性を高めましょう
塗装前には必ず、長年蓄積していた汚れやカビ・コケなどを業務用高圧洗浄機で洗い流します。
高圧洗浄の費用は、使用する洗浄剤によって異なります。
・通常の水道水の場合：約100～200円/㎡
・バイオ洗浄（水道水＋洗剤）の場合：約200～300円/㎡
例えば、一般的な大きさの2階建て戸建て住宅で水道水のみの洗浄の場合、約15,000円～30,000円が相場となります。
③養生の費用相場とは？窓やドアを保護して塗装品質を向上！
外壁塗装における養生とは塗装をしない窓ガラスや玄関ドアなどの開口部、車、植栽に塗料が飛び散らないよう、ビニールシートなどで保護する作業です。
養生の費用相場は付帯物が約50～300円/㎡、土間や床面が約200～450円/㎡です。
例えば、一般的な大きさの2階建て戸建て住宅で約25,000円～35,000円が相場となります。
④シーリング工事の費用相場とは？お住まいの防水性を高める大切な工程です
シーリング工事は外壁と外壁の間、サッシ周りなど部材と部材の間を埋めているゴム製の樹脂です。劣化すると肉痩せやひび割れが起こり、雨漏りする恐れがあるので定期的なメンテナンスが必要です。
シーリング工事は既存のシーリングを撤去して打ち替える打ち替え工事と、既存シーリングの上から新しいシーリング材を充填する増し打ち工事があります。
・打ち替え工事の費用相場は約900～1,200円/m。
・増し打ち工事の費用相場は約500～1,000円/mです。
ほとんどが打ち替え工事、サッシ周りなど撤去することで施工不良になる恐れがある箇所は増し打ち工事が選択されます。
例えば、一般的な大きさの2階建て戸建て住宅で約120,000円～200,000円が相場となります。
⑤下地処理の費用相場とは？ひび割れ補修、塗布面の調整などの下準備
外壁塗装ではひび割れの補修、外壁パネルの固定ネジの打ち直しなどの不具合も解消します。
また、ケレン作業と言って高圧洗浄で落としきれなかった汚れ、脆くなった塗膜を除去し、下地を平滑にする調整作業も行います。
下地処理の内容は多岐に渡ります。
よく行うひび割れ補修の費用相場は約1,200円～2,500円/㎡。
ケレン作業の費用相場は約2,000円～3,000円/㎡です。
⑥下塗りの費用相場とは？実は塗装の持ちを決める最重要ポイント！
下塗りは仕上げに使う塗料とは違う、下準備となる塗装です。
下塗り材によって、さまざまな機能を持ちますが共通しているのは接着剤の役割をすることです。
下塗りの費用相場は約800～1,200円/㎡です。
例えば、一般的な大きさの2階建て戸建て住宅で約120,000円～190,000円が相場となります。
⑦中塗り・上塗りの費用相場とは？塗料によって大きく変動します
最後に仕上げとなる塗料を2回に分けて仕上げます。
塗料は種類によって寿命が異なり、費用相場も異なります。
・耐用年数10～13年のシリコン塗料：約2,000円～3,500円/㎡
・耐用年数約15～20年のフッ素塗料：約3,500円～4,800円/㎡
例えば、一般的な大きさの2階建て戸建て住宅でシリコン塗料で塗装をした場合は約300,000～420,000円が相場となります。
今後も長く住むなら、予算内でできるだけグレードの高い塗料を選ぶと頻繁に工事をしなくて済むので、長い目で見てコストを抑えられます。
その他にかかる費用とは？廃材の処分費用、駐車場代がかかることも
その他、付帯部(雨樋、軒天など)の塗装費用や廃材ゴミの処分費用、駐車場代などもかかる場合があります。
30坪のお住まいの場合、それら全ての費用を合わせると冒頭でお伝えしたように約60～100万円程になります。
実際にいくらかかるかはお住まいの塗装面積や劣化状態などによって異なります。
詳しい費用について知りたい方は、まずは専門業者に問い合わせてみるのがおすすめです！
03 外壁の塗り替えを安くする4つの方法とは？質を下げずにお得に工事を！
外壁塗装を安く抑えたいからと言って塗料のグレードを下げたり、補修箇所を減らしてはすぐに不具合が起こり、早い段階で再工事が必要になる恐れがあります。
そこで安く、質の良い工事をしてもらう方法を4つ紹介します。
①2社以上から見積もりを取り、費用や提案内容を比較検討する
外壁塗装は業者によって提案する工事内容も費用も異なります。
お医者さんによって治療方法が違うように、美容師さんによってカット費用が違いますよね。
外壁塗装は現地調査や見積もりが無料の業者がほとんどです。
費用や提案される塗料などの工事内容、対応の善し悪しも比較検討し、安く、安心して任せられる業者に依頼することをおすすめします。
②補助金・助成金を活用する
自治体によっては外壁塗装で補助金や助成金制度を実施している場合があります。
金額は自治体によって異なりますが、大体10～20万円ほど受け取れる可能性があるので、お住まいの地域のHPにて補助金制度・助成金制度を実施しているか確認してみてください。
③自然災害による被害は火災保険を活用する
火災保険は火災以外にも、台風や豪雨などの自然災害についても補償される可能性があります。
ご加入されている保険のタイプによって条件や補償内容は異なるので、保険会社に確認してみましょう。
④外壁塗装の閑散期に依頼する
壁塗装は天候に左右される工事です。
そのため、気温や湿度が安定している春や秋が繁忙期であり、梅雨の時期や冬は閑散期になります。
閑散期はキャンペーンを実施するなど、業者が値下げをしている可能性もあります。
ただ、雨などで湿度が高くなると工事がスムーズに進まないこともあるのでご注意ください。
04 まとめ
一般的な大きさ(30坪)のお住まいの場合、外壁塗装にかかる費用は約60～100万円ほどです。
しかし、その費用は塗料のグレードや補修内容によって大きく変動します。
また、補助金・助成金、火災保険などを活用することで安く工事ができる場合もあります。
条件を満たしている場合は地域の補助金や助成金制度を上手に活用し、適正価格で外壁塗装を行うことが、長期的なコストパフォーマンスを考えた最善策です。
外壁塗装を検討中の方は、まずは一度無料診断を受けてみましょう。