水回りリフォームの適切なタイミングとは?
費用や期間についても解説

  • リフォーム

INDEX目次

SHARE X facebook

水回りリフォームを検討している方も多いのではないでしょうか。

キッチンやお風呂など、家の中でも水を多く使う場所です。日常生活に欠かせない水回りですが、設備の老朽化やライフスタイルの変化に伴い、リフォームの必要性を感じることもあるでしょう。

この記事では、水回りリフォームについての疑問や不安を解消するため、リフォームの適切なタイミングの判断基準、住みながらのリフォームへの対応、リフォーム後のメンテナンスなどをご紹介します。水回りリフォームを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

 

01 リフォームの適切なタイミングとは?

はじめに、リフォームの適切なタイミングを紹介します。

耐用年数を理解しよう

水回り設備の耐用年数は、トイレが約20年、浴室が約15年、キッチンが約13年とされています。設備の老朽化に伴う故障や修繕費の増加を防ぐためにも、耐用年数を目安にリフォームのタイミングを考えることが大切です。また、日常生活の中で設備の劣化や不具合に気づいた場合も、早めの対応がおすすめです。

水回り設備の劣化状況をチェックしよう

水回り設備の劣化状況を定期的にチェックすることが大切です。トイレの水漏れや浴室シャワーの水圧低下など、日常生活の中で気づいた不具合は見過ごさずに対処しましょう。また、設備の目視確認や水質検査を行い、劣化状況を把握することをおすすめします。設備の寿命を最大限に引き延ばすためにも、早期発見と適切なメンテナンスが欠かせません。

ライフスタイルの変化に対応しよう

30代のライフスタイルの変化に合わせて水回りリフォームを検討することをおすすめします。結婚や出産を機に家族構成が変わることが多く、それに合わせてお風呂やトイレの数を増やしたり、子育てに便利な機能を追加したりすることができます。

また、仕事上の都合で引っ越しをすることも多いです。新しい生活に合わせた水回り環境を整える好機と捉えましょう。

02 場所やプランによるリフォーム費用・期間の違い

次に、場所やプランごとのリフォーム費用や期間について解説します。

場所別リフォーム費用

水回りリフォームの費用は、対象となる施設や設備の種類によって異なります。キッチンの場合は50~100万円程度、ユニットバスの交換で30~60万円程度、トイレの交換で15~30万円程度が目安です。

また、3点セットや4点セットといったリフォームプランを選ぶことで、複数の設備を同時に交換でき、工事費も抑えられる場合があります。リフォーム範囲や必要な工事に応じた見積もりが重要です。

リフォームプランごとの費用・期間

水回りリフォームのプランによって、費用と工期が大きく異なります。3点セット(トイレ・洗面台・浴室)の場合は50~80万円で1~2週間程度、4点セット(キッチン含む)は80~120万円で3~4週間程度が目安です。

ただし、リフォームの範囲やグレードによる差が大きいため、事前の現場確認と見積もりが不可欠です。住みながらのリフォームも可能で、生活面での配慮や工事期間の延長を覚悟する必要があります。

リフォームの工事範囲と選択肢

水回りリフォームの工事範囲と選択肢は、3点セットや4点セットといった標準的なプランのほか、カスタマイズしたリフォームも可能です。トイレのみ、キッチンのみといった最小限のリフォームから、全面リニューアルまで、ニーズに合わせて範囲を設定できます。

また、リフォーム対象の設備ごとにグレードを選択でき、高級志向のハイグレード仕様や、コストパフォームを重視したスタンダード仕様などから選べます。 リフォーム後の綺麗なユニットバス

 

03 住みながらのリフォームについて

次に、住みながらのリフォームについて解説します。

リフォーム中の生活対策

リフォーム中の生活対策として、仮設トイレやシャワーの設置、水や電気の一時停止への対応が必要です。工事箇所以外の生活エリアを養生して、ほこりや騒音を防ぐことも大切です。夜間工事を避け、日中に作業してもらうことで睡眠への影響を抑えましょう。

また、工事関係者とのコミュニケーションを密に取り、要望や苦情を適宜伝えることがスムーズな工事進行のカギとなります。こまめに現場を確認し、安全性や清潔さに気をつけることが住みながらリフォームのポイントだと言えます。

リフォーム工事の安全性と配慮すべき事項

住みながらのリフォームをする際、安全性と配慮すべき事項は大切です。工事現場の養生をしっかり行い、特に水まわりなどの生活に必要なエリアは仮設トイレや流しを設置します。作業員ともコミュニケーションを取り、要望を伝えましょう。

ほこりや騒音対策として定期的に換気や清掃を心がけることも大切です。安全面では工事用の防護服やマスクを着用し、設備の取り外し作業時には十分注意が必要です。こうしたことを理解し合い、お互いに協力しあうことがスムーズな工事と安全な生活の両立につながります。

住みながらリフォームのメリットとデメリット

住みながらのリフォームには、自宅にいながら工事の進捗状況を確認できるというメリットがありますが、騒音やほこりなどのデメリットもあるため、事前の準備が重要です。

 

04 リフォーム後のメンテナンス

次に、リフォーム後のメンテナンスについて解説します。

リフォーム後のメンテナンス

リフォーム後のメンテナンスは大切です。定期的に各設備の清掃や点検を行うことで、故障を未然に防ぐことができます。

トイレの洗浄剤を使用した定期的な洗浄や浴室のカビ取りは必須です。また、水栓やシャワーヘッドのフィルターを定期的に掃除することも大切です。こうした日常的な手入れを行うことで、設備の寿命をのばし、トラブルを減らすことができるのです。

さらに、専門業者による定期点検もおすすめです。水漏れや劣化などの兆候を早期に発見し、適切な対応をとることができます。点検結果に基づき、必要な部品の交換や補修を行えば、より長く快適に使い続けることが可能です。

日頃のメンテナンスがリフォーム効果を最大限引き出します。ぜひ積極的に取り組んでください。シャワーヘッドのメンテナンス掃除

メーカー別アフターフォロー

メーカー別のアフターサービスも重要なポイントです。パナソニックやLIXILなどの大手メーカーは充実したサポート体制が整っています。定期的なメンテナンスの提案や交換部品の供給体制も手厚いので、長期間快適に使用できるでしょう。

一方、無名メーカーの場合はサポート体制が手薄なことが多いです。メーカー選び次第でリフォームの満足度が大きく左右されます。

保証期間とその範囲保証

期間はリフォーム業者や使用する製品によって異なります。法定の瑕疵担保責任が1年間ですが、大手メーカーの製品は5年から10年程度の保証期間がついているものが多いです。

ただし、保証の対象となる範囲に制限があります。例えば、フィルターの目詰まりや水アカによる汚れなど、使用上の不具合は保証外となるケースがほとんどです。消耗品の交換も自己負担になるでしょう。

保証期間内にトラブルが起きた場合は、リフォーム業者やメーカーに連絡し、保証規定に沿って適切な対応を求めましょう。事前に保証内容を確認しておくことが大切です。

 

05 まとめ

水回り設備の老朽化に気づき、適切なタイミングでリフォームを検討することが大切です。耐用年数を理解した上で、設備の劣化状況やライフスタイルの変化に合わせて、リフォームの必要性を判断しましょう。

プランによって費用や期間が異なるので、生活の中で住みながらリフォームできるよう、事前に十分な検討を行うことをおすすめします。