サイディングリフォームとは?
種類や費用、業者選びのポイントを解説

  • リフォーム

INDEX目次

SHARE X facebook

外壁の塗装が剥げたり、ひび割れが目立つようになると、雨漏りや断熱性の低下を招く恐れがあります。そんな外壁の劣化に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで注目したいのが、サイディングリフォームです。サイディングとは、住宅の外壁を覆う保護被覆材のこと。サイディングリフォームを行うことで、外壁の機能とデザインを一新できるのです。

しかし、サイディングにはさまざまな種類があり、リフォームの費用や選ぶべき業者も気になるところ。この記事では、サイディングリフォームの基本から、費用と業者選びのポイントまで解説します。外壁の劣化でお困りの方はぜひ参考にしてください。

 

01 サイディングとは?

サイディングの種類と特徴サイディングには、金属系、樹脂系、木質系、セメント系など様々な種類があります。金属系は耐久性に優れ、樹脂系は色合いのバリエーションが豊富です。木質系は自然な雰囲気ですが、メンテナンスが必要です。

セメント系は強度と耐久性が高い反面、重量があるのが特徴です。材質や用途に合わせて選ぶことが大切です。店頭に展示されているサイディング

材質別の特徴とメンテナンス方法

サイディングの材質によって特徴やメンテナンス方法が異なります。例えば、金属系は耐久性が高い反面、錆びる可能性があるため定期的な塗装が必要です。

一方、樹脂系は色あせにくくメンテナンスが楽な反面、強度が劣るデメリットがあります。材質の選択では、用途や場所、コスト面を考慮することが大切です。プロに相談しながら、自分のニーズに合ったサイディングを選ぶことをおすすめします。

サイディングのメンテナンス方法

サイディングのメンテナンスでは、定期的に清掃を行うことが大切です。汚れやほこりが付着していないか確認し、水洗いやブラシで落とします。

金属系の場合は錆びに注意し、樹脂系は色あせ対策が必要です。塗装や張替えのサイクルを守ることで、サイディングの寿命をのばすことができます。業者に依頼するメンテナンスもおすすめです。

 

02 サイディングリフォームについて

次に、サイディングリフォームについて詳しく紹介します。

サイディングリフォームの具体的な方法

サイディングリフォームの方法として、部分補修や全面張り替えなどがあります。部分補修では、劣化や損傷した部分のみを取り替えるので、費用を抑えられます。一方で、全面張り替えは費用はかさみますが、断熱性や外観の統一性が高まります。いずれにせよ、事前の現場確認が重要です。プロに依頼すれば、劣化状況に応じた適切なリフォーム方法をアドバイスしてもらえるでしょう。

リフォームで得られる断熱性能の向上

上質なデザインの金属サイディングサイディングリフォームを行うことで、外壁の断熱性能を大幅に向上させることができます。

例えば、旧式のアスベスト含有セメント板のサイディングを、断熱性に優れた樹脂系サイディングや金属系サイディングに交換することで、夏の冷房費や冬の暖房費を20~30%ほど削減できる場合があります。

断熱性を高めるには、サイディング下地の断熱材も同時に更新することが重要です。プロの業者に依頼すれば、効果的かつ効率的な断熱リフォームが可能です。

サイディングリフォームの最適なタイミング

サイディングリフォームの最適なタイミングは、外壁の劣化状況を確認した上で判断することが大切です。目安としては、サイディングの張替え周期である「15~20年」を経過した時期です。

このタイミングでは、塗装の剥がれやひび割れが目立つようになり、雨漏りなどの症状が出始めます。また、断熱性能の低下により光熱費の増加も懸念されます。外壁の劣化が進行する前に、リフォームを検討することをおすすめします。

 

03 サイディングリフォームの費用と業者選び

次に、サイディングリフォームの費用や業者の選び方を解説します。

サイディングリフォームの費用について

サイディングリフォームの費用は、使用する材料や工法によって異なります。おおよそ1平方メートル当たり1万5千円から3万円程度が目安です。

部分補修の場合は張替えに比べて安く済みますが、劣化の進行具合によっては張替えを検討する必要があります。業者選びでは資格や実績、口コミなどを確認することが大切です。見積もりを比較することで適正価格を知ることができます。

信頼性の高い業者の選び方

信頼できる業者を選ぶには、業界団体への加盟状況や資格の有無、顧客からの評価などを確認することが大切です。例えば、全国サイディング事業協同組合連合会の会員企業であるかどうかを確認することで、一定の技術力があるか判断できます。

また、口コミサイトでの評価や施工実績、アフターフォローの内容を見ることも重要なポイントです。業者選びに時間をかけ、見積もりを比較することがコストパフォーマンスの高いサイディングリフォームにつながります。

施工例とノウハウを用いた業者の見極め方

信頼できる業者を見極めるには、実際の施工例やノウハウを確認することが重要です。例えば、過去の施工写真や、雨漏り対策などのアフターフォロー体制を確認しましょう。

また、業者が保有している資格や使用している塗料・材料メーカーとの提携状況もチェックポイントです。見積書と併せてこれらを確認することで、品質とコストパフォーマンスの高い業者を見極めることができます。

 

04 まとめ

サイディングリフォームを検討している方も多いと思います。サイディングには様々な種類があり、リフォームの方法や費用も異なります。今回はサイディングの特徴やリフォームのポイントを整理しました。

サイディングには窯業系や金属系、樹脂系などがあり、メンテナンス方法や耐久性も材質ごとに異なります。部分修繕から全面張り替えまで、リフォーム方法は様々です。費用は面積や工法によって大きく変わるので、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。信頼できる業者を選ぶには、施工実績やアフターフォロー体制を確認することがポイントです。