仮設足場組立/解体

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外壁塗装工事を始めていく上で、仮設足場の設置と飛散防止シートの設置が必要になってきます。

仮設足場設置をすることで職人の安全性を確保できるのはもちろんのこと、細かい部分まで丁寧に作業ができるためよりより仕上がりにつながります。また、道具や塗料の受け渡しもスムーズになるため、作業効率の向上にもつながってきます。中には仮設足場を組まずに施工する業者もあるとは思いますが、後の近隣トラブルや仕上がりの問題を引き起こさないためにも仮設足場設置は必要になってきます。
仮設足場には大きく分けて単管足場・ビケ足場の2種類があります。外壁塗装工事では基本的にしっかりとした作りのビケ足場がメインで使われます。

仮設足場設置が完了したら塗料飛散防止のためのメッシュシートを全体に覆いかぶせていきます。外壁塗装工事では塗料の飛散はもちろんのこと、必ず工事前に外壁。屋根の高圧洗浄作業を行うため、必ず飛散防止のメッシュシートをつける作業は必須となる作業です。
飛散防止シートを設置することで高圧洗浄時の水滴や汚れの飛散、外壁塗装時の塗料の飛散を防ぐことができるため、近隣の方にご心配おかけすることなく作業をすることができます。

仮設足場組立/解体の
施工工程

仮設足場組立/解体 の施工工程をご紹介します。
安全に考慮し、これまで培ったノウハウを元に適切に対応させていただきます。

  • 01仮設足場設置

    外壁塗装工事を行う際に、まず最初に行うのが仮設足場の設置になります。
    外壁塗装工事を行っていく際、仮設足場の設置は安全性の確保・作業効率化・塗装品質向上・近隣配慮と様々な点で塗装工事に影響してきます。
    そのため目立たない部分ではありますが外壁塗装工事において非常に重要な工程になります。
    仮設工事を行う前にまずは近隣の方への挨拶回りを行います。仮設足場設置の作業は大型車両を使用する必要があり、またそうしても騒音がなってしまう工事となるため事前に近隣の方にその旨をお伝えします。
    設置中は外壁や家周りの物に足場をぶつけてしまわないように、また塗装工事の中でも特に危険を伴う作業になるため細心の注意で足場を組み立てていきます。

  • 02飛散防止シート設置

    仮設足場設置完了後は全体に飛散防止のためのメッシュシートを設置していきます。
    この作業を行うことで近隣のお住まいに高圧洗浄の飛散や、外壁塗装時の塗料の飛散を防ぐことができます。
    外壁塗装に使用されるメッシュシートは軽く通気性の高い素材のものを使用しています。
    この素材を使用することで建物全体を覆い隠す規模のシートを設置しても強風の影響を受けにくく、また、外壁塗装工事で使用する塗料によってはにおいが強いものもあるためしっかりと通気性を保つことでそういった問題をできる限り抑えることができます。
    ただ目が粗すぎるものを使用すると水滴や塗料が通り抜けてしまうこともあるため、対処しきれない台風時などは一度シートをまとめて騒音や二次被害を抑える必要があります。

  • 03仮設足場解体

    工事完了後、仮設足場を解体していきます。
    この時万一塗装後の外壁に足場をぶつけてしまうと表面の塗膜が傷ついてしまったり、外壁材に傷をつけてしまう可能性があるため解体完了まで細心の注意を払い作業します。
    また、解体時も組み立て時と同様に作業時にハンマーを使用して解体していくため、大きな音が鳴ったり、多くの資材を積み込むために大型の車両が必要になってくるためお客様や近隣の方々にご迷惑が掛からないよう周りに注意しながら作業していきます。
    足場解体作業はお住まいにもよりますが半日程度で終了する作業ではありますが、トラブル等にもつながりやすい作業のため、特に気を付けながら作業していきます。

仮設足場組立/解体の
施工事例

三和ペイントにて手がけた 仮設足場組立/解体 施工の事例です。
お客様一組一組に真摯に向き合い、お住まいをより長く、より美しく維持できるよう丁寧に施工させていただきました。

  • 神奈川県秦野市 洋風戸建て
    外壁塗り替え(レッド ラジカル系)
    屋根塗り替え(ネオブラック フッソ系 遮熱系)

    今回の現場はハウスメーカー様でお建ての築15年ほどのお住まい様でした。造りにもこだわられており、非常に急こう配なお住まいだったため、仮設工事の段階でも工夫が必要でした。屋根部分の勾配が非常に強く、通常の仮設足場設置だと屋根の作業を行う際の効率や安全性を担保できませんでした。そのため屋根部分までしっかりと仮設足場を設置し、作業効率と安全性を担保していきました。通常よりも時間も手間もかかってしまいましたが、職人が作業するうえでの後の作業を考えてしっかりと作業いたしました。

    また、急こう配の屋根の場合屋根の高圧洗浄を行った際に近隣への飛散が大きくなる可能性が高いため、飛散防止のためにも屋根部分までしっかりと仮設足場・飛散防止シートを設置し、近隣トラブルへの事前対応も行いました。仮設工事を丁寧に行ったことで屋根塗装工事も滞りなく進めることができ、綺麗に仕上げることができました。足場解体時も、外壁・屋根に足場の部品をぶつけて傷つけてしまうと、塗膜が剥げてしまったり外壁事態に傷をつけてしまう場合があるため丁寧に行った外壁・屋根の塗装工事が台無しになってしまわないよう、丁寧に作業を行うことで最後まで綺麗に仕上げることができ、特注色を使用したこともあり非常に見栄えよく仕上げることができました。

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  • 京都府亀岡市 洋風戸建て
    外壁塗り替え(ベージュ フッソ系)

    築20年、以前にお近くでご縁をいただいていたこともあり、今回ご縁をいただくことになりました。築年数もたっていたため、目に見える痛みも目立ってきており、外壁屋根共に気になる部分も増えてきたとのことでした。今回のお住まいは比較的に足場設置がしやすいお住まいではありましたが、裏面のお住まいが隣接していたため、ご縁をいただいたお客様のお住まいはもちろん、お隣様の外壁も傷つけてしまわないよう注意しながら仮設足場を設置していきました。また、正面部分には駐車場とカーポートが設置していたため、部品をぶつけたり落下させてしまいカーポートや車両を傷つけてしまわないよう慎重に仮設足場を設置していきました。

    裏面のお住まいが隣接していたため、このまま作業をしてしまう外壁高圧洗浄に水・汚れを飛散させてしまったり、塗料を飛散させてしまう可能性もあったため、飛散防止シートでしっかりと覆い、近隣に注意しながら丁寧に作業を行っていきました。仮設足場解体時も組み立て時と同様に、近隣やお住まい周りを傷つけないように気を付けながら、最後まで丁寧に作業していきました。職人やお客様との事前の打ち合わせや、工事期間中の報連相を徹底したことで、工事期間中スムーズに作業を進めることができ、丁寧な工事を心がけることができました。

    02/03
  • 静岡県浜松市 洋風戸建て
    外壁・屋根塗り替え(ベージュ系 ラジカル系塗料)

    洋風づくりの築年数23年のお住まい。今回が初めての外壁・屋根塗装工事とのことでした。外壁にはサイディングボード、屋根にはモニエル瓦を使用しており、築年数的にも他社からのお声がけも増えてきたタイミングだったとのことです。そのタイミングで弊社からのパンフレットをご覧いただきご興味を持っていただいたところでご縁をいただくこととなりました。

    仮設足場を設置していく上で、特に屋根部分には気をかけていきました。屋根に使われているモニエル瓦は、セメントベースの分厚い屋根ですが、水分に非常に弱い性質を持っており、年数が経過してくると表面にコケや汚れが付きやすい屋根材になっております。また、着色スラリーという特殊な着色剤が年数の経過により浮き出てきてしまうため、屋根塗装工事を行う際にはスレート屋根などと比べて非常に入念な洗浄作業が必要になります。

    屋根高圧洗浄の際には汚れや泥水が近隣に飛散してしまう可能性が高くなるため、仮設足場を設置した際は一部ブルーシートも使用し、近隣への飛散をしっかりと防止していきました。おかげでご近隣様にもご迷惑おかけすることなく、手順よく施工を進めていくことができました。

    03/03

仮設足場組立/解体の
ポイント

  • 01事前打合せ時の細やかなヒアリング

    仮設工事は外壁塗装工事において、安全性だけでなく作業効率や近隣トラブル対策など、多くの意味を持つ非常に大切な工程になります。この段階でもっとも重要となってくるのが事前の打ち合わせと施工個所などの下調べになります。お客様の要望をしっかりとヒアリングし、事前に注意すべき点をまとめていきます。

    また、仮設足場の設置作業は騒音等もなってしまう工程になりますので、事前にご近隣の方々へのご挨拶も設置前に行っていきます。騒音等がなることへのご挨拶と、高圧洗浄を行っていく日程をしっかりとお伝えすることで事前にご近隣様へご迷惑をおかけしないように気を付けていきます。

    また、隣家との距離やおうち周りにあるものの移動場所、車両の移動など、問題が起こりうる部分をしっかりと時間をかけて対策していくよう心がけていきます。仮設工事は外壁塗装工事の中でも特にトラブルなどが起こりやすい部分になりますので、こういった事前対応が非常に重要になってきます。

  • 02慎重な足場組立

    仮設足場を設置していく段階では、外壁や家周りの物に機材をぶつけてしまわないように注意しながら作業を行っていきます。外壁等に足場をぶつけてしまうと取り返しのつかない状態になってしまう可能性もありますので、慎重に作業を行っていきます。弊社では外壁塗装工事を行う際はビケ足場を使用していきます。

    ビケ足場とは柱と足場からなるしっかりとした足場で、単管足場と比べて時間工数もかかってしまいますし、費用も高くなってしまいますが、この足場のできによって外壁塗装工事の作業効率や仕上がりを左右してくるため、状況には寄りますがほとんどの場合ビケ足場を使用していきます。

    足場設置をする際は、下に落としてしまわないよう注意するのはもちろんですが、お客様が大切にされているお庭周りの庭木なども欠損してしまわないよう注意しながら作業を行っていきます。足場解体も同様に組み立て時と同じ注意を払いながら解体作業をしていきます。最後まで細心の注意を払いながら作業していくことが重要となってきます。

  • 03近隣に配慮した飛散防止シート設置

    仮設足場の組み立てが完了したら足場全体に飛散防止のためのメッシュシートを覆いかぶせていきます。
    特にご近隣様との距離が近い場合や、屋根の高圧洗浄を行っていく必要がある場合は、注意しながらシートを設置していきます。ご近隣様との距離が近い場合は汚水の飛散や塗料の飛散を起こしやすいため、隙間ができないように丁寧に作業していく必要があります。

    また、床部分にも塗料が落ちてしまわないよう養生とともにシートなどで覆い隠していきます、外壁塗装に使用する塗料は一度飛散してしまうと洗い流すのが困難なため、特に丁寧に作業を進めていきます。また、屋根の塗装を行う際は足場・飛散防止シートともに屋根の位置まで設置する必要があります。傾斜の強い屋根だと作業効率が大きく変わってくるほか、ご近隣様への飛散の確立も上がってしまうため、仮設工事を怠らないように注意しながら工程を進めていっております。

    また、全体をシートで覆っていくため風の影響を受けやすくなってしまいます。台風等が近づいている際はそのたびにシートを外していき、騒音等のトラブルを対策していきます。

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