屋上防水工事

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屋上防水は主に広いバルコニーや陸屋根(天井が平らになっている作りの屋根)に施工します。

屋上部分は紫外線や雨水が直接当たる部分になるため、雨水がたまりやすく、雨染みや雨漏り直接的な原因になってしまう可能性があり、最終的に費用の掛かる大きな工事になってしまいます。そのため、屋上のあるお住まいの場合、お住まい自体を長くいい状態で保っていくためにも、定期的なメンテナンスが必須になってきます。

屋上防水をすることで屋上部分に防水層をつくり、建物自体を水から守りお住まい様の耐久性を保っていく工事になります。また、紫外線などの影響や外側にさらされている部分でもあるため美観維持にも大きく影響してくる工事です。そのため定期的にメンテナンスをすることがお住まいを長くいい状態で持たせてあげるために非常に重要になってきます。

屋上防水工事には大きく分けてシート防水工法・ウレタン防水工法・FRP防水工法・アスファルト防水工法の4種類に分けられます。それぞれの施工方法で費用・工事期間・耐久性も変わってくるためお住まいや今後の予定に合わせて適切な施工方法をとっていく必要があります。
屋上防水工事は規模も大きく自分でやろうと思うと非常に時間がかかってくる場合もあります。またムラになってしまうと数年で劣化が再発してしまったり、結果的に美観を大きく損ねてしまったり、余計な費用がかかってしまう可能性もあるため施工する際はしっかりとした知識や技術をもった業者に依頼することをお勧めします。

屋上防水工事の
施工工程

屋上防水工事 の施工工程をご紹介します。
安全に考慮し、これまで培ったノウハウを元に適切に対応させていただきます。

  • 01下地処理

    屋上防水工事をしていく上で非常に重要となってくるのが下地処理の工程になります。ごみやほこりが残っていたり、傷がついたまま施工してしまうと数年のうちに塗膜剥離やヒビの発生につながってしまうため、施工前にしっかりと下地を整えてあげる必要性があります。まずしっかりと高圧洗浄作業をすることで、年数の経過によりたまってしまったほこりやごみを綺麗にしていくと共に、目に見えないチリや細かい傷にたまったほこりをしっかりと除去していきます。その後目立つ傷やへこみができてしまっている場合はしっかり補修作業をしていきます。傷や破損個所を放置したまま作業をしてしまうと、中に空気や水分が溜まってしまい中から膨れてしまう可能性があるためしっかりと処理することが屋上防水の耐久性を保つうえで非常に重要になってきます。

  • 02防水層塗装

    次に屋上部分に防水層を作っていく工程になります。まずはのちの防水層などがしっかりと屋上部分に密着するようプライマー(接着剤の役割を持つ建材)を全体に塗布していきます。この作業を行うことで密着性を高めるだけでなく屋上の床が防水塗料を吸い込んでしまうことを軽減してあげる効果があります。屋上部分は規模も大きく、地震などの影響を受けやすい部分でもあります。そのため防水材を塗布していく手前の段階でメッシュシートを貼っていきます。この作業により揺れや衝撃にも強い防水層を作ることができます。その後防水材を基本的に2度塗りしていきます。2度塗りで厚みをつけることで十分な防水効果を付与し、また塗りムラや塗り残しをなくしていくことでより耐久性を担保していきます。

  • 03トップコート

    下地処理・防水層の塗布が完了したら最後に表面にトップコート(表面部分を保護するための塗膜)を塗布していきます。基本的に防水層につかわれる塗料は紫外線に弱く、そのままにしてしまうと数年で劣化が進んでしまいます。そのため直接日光や紫外線が当たる屋上部分の防水工事ではトップコートでの紫外線対策が必須になります。屋上防水工事では防水層の上にしっかりとトップコートを塗布してあげることで下の防水層を長持ちさせ、建物自体の耐久力を保つことができます。また、表面部分の塗装は直接美観につながってくる工程となりますし、隙間ができてしまうとそこから劣化につながってしまう場合もあるためしっかりとムラなく均一に仕上げることが美観維持にもつながってきます。

屋上防水工事の
施工事例

三和ペイントにて手がけた 屋上防水工事 施工の事例です。
お客様一組一組に真摯に向き合い、お住まいをより長く、より美しく維持できるよう丁寧に施工させていただきました。

  • 神奈川川崎市
    (グレー オレンジ)

    今回施工させていただいたのは、神奈川県にお建ての3階建てのお住まいでした。屋上がルーフバルコニータイプのおしゃれなお住まいで、外壁にはサイディングボードを使用しておりました。実際にお住まいにお伺いさせていただいたところ、やはり屋上のルーフバルコニーからの雨漏りを心配されておられました。また、外壁面のコーキング部分の経年劣化も気にされておられました。そのため気にされておられる部分を特に重点的にご説明させていただき、信用いただいたことで今回ご縁をいただくことになりました。

    屋上には20㎡ちかいルーフバルコニーがあり、FRP防水の使用を施しておりました。このタイプの防水は劣化が進行しすぎてしまうと表面の素地が破れてしまい、そこから雨水が浸入してしまいます。当然雨漏りのリスクが増大してしまいますし、劣化が進むにつれて補修にかかる費用も大きくなってしまいます。

    今回の施工では当面の安心を提供するために表面のベース(下地)もかねて3回塗りで施工させていただきました。特に立ち上がりの部分に関してはシールでの補修も行いながら、丁寧に施工していきました。お客様が困ってらっしゃる部分をしっかりと解消していくことでご安心いただき、最終的にご満足いただくことができました。私共としてもしっかりと懸念部分を解消できるような丁寧な施工ができたことで満足しております。

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  • 愛知県名古屋市 シート防水

    今回ご縁を頂くことになったのは、愛知県にお建てのハウスメーカー様のお住まいでした。築年数は15年程度経過しており、おしゃれな柄付きのボードを使用しており、屋根が屋上になっている珍しい造りの非常に存在感のあるご立派なお住まいでした。

    今回ご縁を頂いた経緯として、屋上部分は直接紫外線や雨水を受ける部分になりますので、表面部分にも奥にある防水層の部分にも傷みが非常に出やすい箇所になります。そのため今回ご縁を頂くことになったお客様のお住まいでも過去に雨が染み始めていた所があったそうです。以前にハウスメーカー様に工事を頼んだことがあるそうです。ただ、その時の金額が非常に高価であったため、今回は別の業者で改めてベランダのメンテナンスをご計画されているタイミングでお声がけさせていただきました。

    ご確認させて頂くと、やはり表面部分に汚れや傷みが出始めておられたので、しっかりと屋上防水塗装工事も込でのご提案をさせて頂きました。高圧洗浄作業や下地の処理・防水層の塗布はもちろんのことですが、すでに傷みが出てしまっている部分に関しては事前にコーキングで補修をしていくことで施工不良を起こさないように対策させて頂きました。屋上防水工事も外壁塗装工事も事前の打ち合わせから徹底し、ご不安点を未然に防いだことによりお客様には大変喜んでいただける工事となりました。

    02/03
  • 愛知県名古屋市 シート防水②

    愛知県にお建てになられた築年数25年ほどのお住まい、弊社三和ペイントの名古屋支店から非常に近い位置にお建てになられたお住まい様で今回ご縁を頂くことになりました。こちらのお住まいは屋上があるタイプのご立派なお住まいで、当初お話を聞いて頂く際は屋上に上る為の金属製の階段が劣化し始めていたことを気にされておられました。

    点検をさせて頂いたところ、階段にはサビが出てきており、補修が必要な状態になっておりました。また、外壁部分にはクラック(ひび割れ)の養生がで始めており、屋上部分の表面も防水効果が切れて初めておりました。屋上部分に関しては年数の経過もあり、非常に傷みの進行が進んできておりました。このまま防水工事を進めてしまうと根本的な問題の解決に繋がらなかったり、近い将来で塗膜剥離が起こってしまう可能性が高かったためまず基本となる下地処理を丁寧に行っていきました。

    今回行った施工はシート防水になりますが、それでも下地が平らな状態でなければならない為、丁寧に作業していきました。その後防水シートを用いたシート防水工事を屋上鵜全体に施したことで、全体が見違えるように綺麗に仕上がりました。工事の出来栄えに関してもお客様にも大変ご満足いただけたようで良かったです。また私共としてもお客様のご希望をしっかりとヒアリングした上で喜んでいただけるような工事が出来、満足しております。

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屋上防水工事の
ポイント

  • 01塗装を長持ちさせるための下地処理

    防水工事を行う際に最も重要になってくるのが下地補修の工程になります。

    弊社でベランダ・屋上の防水工事を行う際も特に丁寧に施工していきます。下地補修の工程を怠ってしまうと、塗装工事では全般そうですがうえからどんなにいい材料を使用したしどんなにいい施工をしたとしても下から剥離してしまう可能性が非常に大きくなります。また、下地が平坦な状態になっていなければ塗りムラや色ムラが起こってしまう可能性があります。

    屋上・ベランダ部分は特に日当たりや雨水が直接当たってしまう部分になるため、下地の痛みが大きく出てしまっているケースが多いです。そのため高圧洗浄作業を行い、汚れやコケなどをしっかりと洗い流していくとともに、施工を行う前に床面にどのような痛みが出てしまっているかをしっかりと見定めていきます。

    ヒビや亀裂が入ってしまっている部分にはコーキングを用いてしっかりと埋めていき、表面の塗膜が傷んでしまっている部分は旧塗膜をはがしていくことで下地を綺麗に整えていきます。

  • 02くまなく丁寧な防水層塗布

    ベランダ・屋上部分の防水工事において、防水層を作っていくことが重要になってきます。この工程を行うことでお住まいを雨漏り等から防ぎ、長くいい状態で守っていくことにつながります。

    防水方法はお住まいの形状や状態によってさまざまな種類がありますが、どの工程においてもくまなく綺麗に防水塗装を施していきます。このタイミングで塗り残し等があると、その部分から水が侵入してくる可能性があるため室外機の裏や、細かい部分も丁寧に塗りもれなく塗装していきます。特にウレタン防水工事などはつなぎ目がなく、どんな形状のお住まいでも継ぎ目なく綺麗に仕上げることができるため、職人の技術と経験を用いて丁寧に施工していきます。

    基本的にウレタン防水工事であれば2回塗りで防水層を作っていくことでしっかりと防水効果を担保していきます。トップコートで隠れてしまう部分ではありますがそういう部分こそ丁寧に行っていきます。

  • 03美観・耐久性を意識したトップコート塗布

    ベランダ・屋上防水工事の最後に行う工程はトップコート(表面部分で防水層を覆い隠す塗装)を行っていく施工方法になります。

    この作業は直接防水性に影響してくるわけではないですが、耐久性と美観に大きく影響してくる工程となるため、非常に重要な工程となります、そのため弊社でも特に気を使いながら仕上げていく工程となります。

    基本的にウレタン防水工事で使用されるウレタン塗料の防水層は水に強い性質をもっておりますが、紫外線に対して非常に弱い性質を持っています。そのため表面を紫外線に強いトップコートで覆い隠すことで耐久性を担保していく必要があります。塗り漏れがあるとその部分から紫外線の影響で一気に劣化してしまい、剥離等にもつながってくる可能性があるため、この工程も隅々まで丁寧に行っていく必要があります。

    また、一番上にくる塗装工事になるため、直接美観に影響してくる工程となります。下の防水層が完全に見えなくなる工程となりますので、特に職人の技術が求められてくる工程となります。
    弊社でも時間をかけて丁寧に行っていく工程となります。ただ、なかにはこの工程だけに力を入れて下の防水層を怠る業者もあるため、注意が必要な工程にもなります。

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