ブロック塀/擁壁
ブロック塀やフェンスは多くの住まいに設置されていると思います。このブロック塀やフェンスには以下のような役割があります。
①隣の家との敷地の境界線を明確にする。
②浸水の際の水、台風の時の風、土埃などの侵入、火事が起こった際の火のまわりを防ぐための効果。
③住まいに住んでいる人の音を遮る、外からの視線を遮る、侵入者を防ぐという防犯などの役割があります。
これらをまとめると、住まいの中をある程度の高さがあるブロック塀やフェンスがあることで守れるという事になります。
ただ、近年のニュースでも話題になっているように、地震が起きた際に老朽化の影響で強度が失われた結果、衝撃に耐えられずブロック塀の倒壊や一部破損などもあります。ですので、ブロック塀やフェンスも定期的にメンテナンスを行い劣化を防ぐなどの対策をする必要があります。
造りとしては一般的に、コンクリートのブロックを積み重ねて作られている物が多く、その上からモルタルなどの左官で仕上げている場合もあります。
このブロック塀のタイプが多いですが、最近では洋風の住いの雰囲気にも合わせてフェンスも増えてきています。フェンスで使用される素材としては、アルミ材、スチール、人工木など種類が豊富です。
ブロック塀/擁壁の
施工工程
ブロック塀/擁壁 の施工工程をご紹介します。
安全に考慮し、これまで培ったノウハウを元に適切に対応させていただきます。
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01洗浄
既存のブロック塀の汚れやこびりついた土などを洗浄していきます。コンクリートで出来たブロック塀の洗浄作業の際は、立地場所によって隣の家をあまりにも距離が近く、飛散が予測される際は飛散防止のために養生またはブルーシートを張り対応をします。その後、高圧洗浄機を使用して表目についている細かいチリや埃、汚れなどを洗い流していきます。その際、頑固な汚れやコケなどがついている場合はデッキブラシなどを使用して作業を行います。この高圧洗浄で、表面のチリや埃を洗い流すことにより下塗りの時の塀と塗料の密着性を担保します。
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02下地補修
ブロック塀の洗浄作業の次に下地補修と言われる工程にうつります。下地補修では、ブロック塀の境界部分等にある亀裂や、ひび割れがある場合はパテとよばれるもので隙間を塞ぎ補修を行います。また塗膜の膨れや、めくれがある場合はその状態を放置して塗装をするとまためくれてしまう原因になるため、「かわすき」と呼ばれる道具で旧塗膜を除去する必要があります。また、ブロック自体の破損が激しく中身の鉄筋がサビている場合は、サビをケレンしてサビ止めを行ったうえでパテや、モルタルで補修を行います。
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03下塗り
下地補修が終わったら下塗りの工程に入ります。下塗りでは、塗料の選定がポイントの1つになります。ブロック塀は基本的に地面に埋められている状態で設置されていることが多いです。この場合は、直接地面から水を吸収しやすくブロック塀の中に水分が蓄積されます。そして、晴れた日に水分が蒸発していく時に塗膜のめくれや膨れを引き起こします。この現象を防ぐために塀が呼吸をしやすいよう、比較的膜厚が薄い塗料を使用し、土の中にある水分が蓄積しづらいような処置を施す事を推奨しています。ただし、傷み具合や立地、土地や土の状態によっても変わってくるため、状況を見て判断し塗料の選定を行います。また、塗装のし方ですが、ローラーや刷毛を使用し手塗りで仕上げてく場合と、吹付で仕上げていく場合の2つの方法があります。
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04上塗り
上塗りに使用する塗料は防水機能はもちろん、最後の仕上げの工程になるので、美観やツヤも大切なポイントになります。上塗りを行う際の注意点としては、下塗り、中塗り、上塗りの工程で十分な乾燥時間が取れているかや、塗残し・塗ムラ・ダレ・ピンホールがないかなどの確認を行う事です。塗装する色に関しては、基本的には外壁とのバランスを考慮し、外壁と同じ色で塗装をご依頼される方が多いですが、お客様のご要望をヒアリングさせていただき、ご相談しながら塀の色も決めていきます。
ブロック塀/擁壁の
施工事例
三和ペイントにて手がけた ブロック塀/擁壁 施工の事例です。
お客様一組一組に真摯に向き合い、お住まいをより長く、より美しく維持できるよう丁寧に施工させていただきました。
ブロック塀/擁壁の
ポイント
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01綺麗に仕上げるための丁寧な養生作業
外壁塗装工事を仕上げていく上で付帯物の塗装は外観を決める大切な工程になります。しかしそのまま塗装してしまうと外壁塗料が付帯物に飛散してしまったり、綺麗にライン出し(配色の境目や付帯物と隣接する部分を綺麗に仕上げてくる工程)ができません。
養生作業をしっかりと行うことで作業効率も向上し、仕上がりも大きく変わってきます。そのためこまめに養生シートを貼り付けていきながら塗料の飛散やライン割れを事前に防いでいく必要があります。
最終的に付帯物部分を仕上げるタイミングで養生シートを外していくのですが、付帯物を塗装する際も、周りの外壁などに極力飛散してしまわない様に注意しながら施工していきます。万一はみ出してしまった場合に関してはハケなども用いてしっかりと補修作業をしていきます。
こまめに養生作業をおこないながらこのような細かい部分に気を使い施工していくことが付帯物塗装を仕上げていくにあたって非常に重要な工程になります。
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02プライマー(下地材)の塗布で施工品質を担保
付帯物の塗装工事を行う際に、基本的に下地材としてプライマーというモノを塗布していきます。プライマーとは建材と塗料を密着させる効果を持つ下地材として、多くの施過程にて使用される下地材になります。
外壁塗装も同様にはなりますが、どんなに良い塗料を表面に塗布したとしても建材と密着させる役割を持つ下地材が塗布されていなければ十分にその効果を発揮することができません。その為いかに下塗りの工程を丁寧に行っていくかが塗装工事の仕上がりを決めていく上でのポイントになります。
事前に行う下地補修の工程でしっかりと表面を平坦に、かつケレン掛けなどで凹凸をつけた建材部分にしっかりと浸透するようにプライマーを塗布していきます。プライマー自体には建材を防水保護する効果はありませんが、上に塗布する表面の防水効果と美観を保護する役割を持つ塗料と建材とをしっかりと密着させる効果がある為、塗り残しがないように丁寧に塗布していく必要があります。
十分に塗料が密着しなかった場合、早期の剥離や色ムラや塗りムラなどに直結してしまう為、見えない部分こそしっかりと丁寧に施工を行い、施工品質を担保していくよう心がけて施工してまいります。
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03美観に配慮した付帯物上塗り
下地の処理から様々な工程を丁寧に進めていき、最後は上塗り材を付帯物に合わせて塗布していきます。付帯物によって塗装する際の注意点や塗装方法が変わってくるため、各部丁寧に施工していく必要があります。
塗装工事を行っていくにあたり、養生を必要に応じて外していきながら、隅々まで丁寧に塗料を塗布していきます。基本的に2回塗りでの塗装を行い、施工不良が無いようにします。表面部分に行っていく塗装工事になりますので当然美観にもっとも影響してくる工程になります、そのため事前の打合せ段階で決めた配色にあわせて色ムラや塗り漏れが無いように気を付けて塗装していきます。
美観の他にも表面部分の耐久性を担保する塗装でもありますので、職人の技術が特に必要な工程になります。付帯物の塗装も他の部分と同様に一つ一つの工程を怠ってしまうと全体の早期剥離などに繋がってしまう為、全体に塗料の効果がしっかりと付与されるように全体を丁寧に塗装していきます。
付帯物の塗装で外壁塗装工事全体を台無しにしてしまわないよう時間をかけて丁寧に施工させて頂いております。