塗装の用語

塗装に関する専門用語・知識を品質管理面からのワンポイントアドバイス付きでわかりやすく説明します。

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塗料の用語一覧

  • アクリル塗料 (acrylic paint)

    アクリル樹脂を主成分とする塗料です。約30年以上前に普及していた塗料で、最近では外壁・屋根には使われなくなっています。主に内装や家庭でのDIY塗料として使われています。続きを読む

  • ウレタン塗料 (urethane paint)

    ポリウレタンを主成分とする塗料です。樹脂が柔らかく、光沢があるのが特徴です。水性(水性1液型)、油性(溶剤1液型、溶剤2液型)があり、外壁・屋根塗装では気候風土や、建材の種類によって使い分けをする塗料です。続きを読む

  • シリコン塗料 (silicone paint)

    現在の外壁・屋根リフォームにおいて主流の塗料です。アクリルやウレタン塗料に比べ耐久性に優れており、種類によっては約10~15年の耐用年数があります。塗膜の機能に撥水性があり、雨水に含まれた汚れや泥、ほこりを弾いてくれます。ただデメリットはひび割れが生じる場合があります。続きを読む

  • 遮熱塗料 (thermal barrier paint)

    熱を遮る省エネ効果を発揮する塗料です。屋根と外壁の温度上昇が抑制されるので夏場では室内の温度が下がりエアコンの温度設定緩和による節電効果が期待できます。そのためエネルギー消費の観点からCO2を削減し、地球温暖化対策に貢献できる塗料として注目されています。続きを読む

  • クリア塗料 (clear painting)

    無色透明の塗料です。現在の外壁(サイディングボード)の色や柄を保ちたい方が選ばれる塗料ですが、他の塗料と同じようにウレタン・シリコン・フッ素などの種類があります。水溶性と油性もあり耐用年数の違いもありますので、よく調べる必要があります。続きを読む

  • 艶消し塗料 (matte paint)

    外壁や屋根を塗り替える際にツヤの度合いを調整した塗料です。外壁や屋根の表面を落ち着いた雰囲気にしたい方にお奨めです。度合はツヤのない艶消しから3分艶、5分艶、7分艶、艶ありなどで分けられています。見た目のイメージとしてツヤが抑えられるため太陽光が反射するキラキラ感を軽減できます。続きを読む

  • 光触媒塗料 (photocatalytic paint)

    汚れが付きにくいセルフクリーニング効果のある塗料です。成分は酸化チタンを含ませたもので紫外線を受けると活性酸素を発生させ大気中の汚染物質を分解してくれます。酸化チタンはわかりやすい例でいうとファンデーションや化粧品に使用されている成分で付着しても無害で安心な成分です。塗料の表面が汚れにくい理由は塗膜が水を弾く状態となり雨水が汚れを洗い流すためカビなどの発生を防ぐことができます。続きを読む

  • エポキシ樹脂塗料 (epoxy resin paint)

    エポキシ樹脂を主成分とした塗料です。エポキシ樹脂塗料は錆びにくいため防食性の効果があります。また下地に密着しやすい接着性が優れている点や擦れても消耗しにくい耐摩耗性の効果もあります。塗料の特徴から錆びやすい箇所に利用されることが多いです。塗膜については硬いため鉄部の下塗り材やパテとして使用されることも多いのがエポキシ樹脂塗料の特徴です。続きを読む

  • 水性塗料 (water-based paint)

    外壁や屋根塗装で使用する塗料を水で溶かした塗料を水性塗料と呼んでいます。現場では乾燥に時間がかかるため2時間以内に降雨が予想される場合は塗装しない場合があります。水性塗料は水を使用しますがシンナーなどの溶剤を使用した塗料は油性塗料と呼ばれています。続きを読む

  • フッソ塗料 (fluorine paint)

    長期間変質しないという特徴を持つフッソ樹脂。非粘着性や耐摩耗性・対候性に優れており、外壁・屋根塗装では最上級ランクに位置する塗料です。東京スカイツリーや日本を代表する建築物でも使用されており、その品質は確かです。続きを読む

  • ボンタイル (Bontile)

    モルタル壁に対する塗装仕上げ工法のひとつです。ボコボコとした凹凸のある壁ですが、リシンやスタッコのようなザラザラとした手触りはありません。続きを読む

  • スタッコ (Stucco)

    スタッコの成分は消石灰に大理石の粉や粘土粉を混ぜたもので吹付塗装で使用する材料の一種になります。続きを読む

  • リシン (Ricin)

    外壁で用いられる塗装材料の一種です。モルタル壁の仕上げ材として用いられることが多いです。表面が砂のようにザラザラした凹凸の壁が特徴になります。続きを読む