高知県で外壁塗装の助成金制度を
活用できる市区町村【2024年版】

INDEX目次

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住宅リフォームライター

大西

住宅リフォームライターとして、助成金・補助金・制度に関する記事を専門に執筆しています。複雑な内容をわかりやすく整理し、読者にとって役立つ情報をお届けすることを心掛けています。

高知県には外壁塗装に対する助成金制度があります。
助成金制度は各市区町村によって対象となる条件や工事内容が大きく異なってきているため、きちんと把握することは決して簡単ではありません。
そこで本記事では、高知県の外壁塗装に関する助成金制度について市区町村別に概要をまとめました。
外壁塗装をご検討中の方、助成金制度の情報を集めている方、費用を少しでも抑えたい方の参考になれば幸いです。

※助成金の多くは、先着順になっています。また対象となる工事内容や工事にかかる最低費用、申請可能なタイミング・最新の受付状態など詳細については各自治体のHPをご確認ください。

01 高知県の外壁塗装助成金制度の概要

1-1 高知県で外壁塗装助成金制度を利用できる市区町村

2024年度は、高知県では以下の市区町村で助成金制度が設けられています。
越知町・香美市・香南市・田野町・奈半利町

*安芸市・いの町・馬路村・大川村・大月町・大豊町・北川村・黒潮町・芸西村・高知市・佐川町・四万十市・四万十町・宿毛市・須崎市・津野町・東洋町・土佐市・土佐町・土佐清水市・中土佐町・南国市・仁淀川町・日高村・三原村・室戸市・本山町・安田町・梼原町、では一般住宅での助成金制度を活用できない市区町村となります。

1-2 外壁塗装助成金制度の基本概要・条件

外壁塗装の助成金制度を活用する際、各市区町村で条件は多種多様ですが、共通条件もあります。
下記は多くの自治体でよく設定されている一部条件です。

(1)工事着工前に申請すること
(2)税金の滞納がないこと
(3)自治体指定の業者を利用すること
(4)申請する市区町村に居住している(住民票がある)こと

これらの条件を満たすことで、外壁塗装の費用負担を軽減し、住まいの価値を高める機会を得ることができるのです。
*各自治体によって条件や申請方法が異なるため、事前に確認が必要です。

02 市区町村別の外壁塗装に関する助成金制度まとめ

家の模型とペンキと刷毛

2-1 対象市区町村と制度に関して

以下は市区町村別(五十音順)の助成金制度のまとめです。
記事執筆時点での情報です。最新情報や申請受付状況、申請条件等詳細は各自治体へお問い合わせください。

越知町

助成金額
工事費用の1/3(上限20万円)
申請期間
記載なし

対象工事

税込み30万円以上のリフォーム工事

香美市

助成金額

工事費用の20%(上限20万円)
多子世帯同居又は三世代同居に該当する場合:上限40万円
申請期間
【受付終了】

対象工事

事業者:市内業者(税抜き10万円以上の工事)
【対象工事例】
外壁の張替え等の外装工事
床材の張替え等の内装工事
システムキッチンの設置等建築設備工事
断熱材の設置等その他の工事

香南市

助成金額
工事費用の20%(上限20万円)
申請期間
【受付終了】

対象工事

事業者:市内業者
【対象工事例】
■外装工事
└屋根の葺き替え、防水、塗装その他の屋根工事
└基礎・土台の補強・修繕、取替え
└外壁の張替え、塗装その他の外装工事
└雨樋の取替え、改修その他の樋工事
└サッシ及びガラスの取り付け、取り替えその他の建具工事
■内装工事
└床材、壁材、天井材の張り替えその他の内装工事又はタイル工事
└ドアの取替え、襖の張り替えその他の建具工事
└断熱工事、防音工事
└畳の入替え、表替えその他畳工事
└床・壁などの張り替え工事等に伴うシロアリ駆除・防虫駆除
■設備工事
└ユニットバス化、浴槽の取替えその他の浴室工事
└システムキッチンの取り替えその他の厨房工事
└洗面台、便器の取り替えその他の衛生設備工事
└給水管、排水管及びガス管の取り替えその他の配管工事
└配線、コンセント設置その他の電気設備工事
■その他の工事
└住宅リフォーム補助金対象工事(構造工事、内装工事、外装工事、建築設備工事等)
└段差の解消、手すりの設置その他バリアフリー化のための工事
■その他特に市長が認める工事

田野町

助成金額

工事費用の20%(上限30万円)
定住促進事業は工事費の30%(上限40万円)
申請期間
令和6年4月1日から令和7年2月14日まで

対象工事

事業者:町内業者(30万円以上の工事)
【対象工事例】
既存住宅の増築、改築、減築、リフォーム工事に伴う解体
浴室の改築(ユニットバス等)
キッチンの改築(システムキッチン等)
トイレの改修
給排水衛生設備工事
給湯設備工事
換気設備工事
オール電化住宅工事
屋根の葺き替え・防水・塗装その他の屋根工事
外壁の張り替え、塗装工事
床、内壁、天井の張り替えなどの内装工事
床、内壁、天井、屋根等の断熱工事
ふすま、障子、たたみの張り替え
雨どい改修
建具、窓枠、サッシの取替えや改修
塀の改修(他補助制度を利用していないもの)
バリアフリー改修(他補助制度を利用していないもの)
耐震改修(他補助制度を利用していないもの)

奈半利町

助成金額
工事費用の20%(上限30万円)
申請期間
令和6年4月1日(月)から令和7年2月11日(火)まで

対象工事

事業者:町内業者(税込み30万円以上の工事)
【対象工事例】
住宅の増築、改築、減築、解体
浴室の改修
台所の改修
トイレの改修
給排水衛生設備工事(配管等
給湯設備工事
換気設備工事
オール電化住宅工事
屋根のふき替え、塗装、防水工事
外壁の張り替え、塗装工事
床、内壁、天井の張り替え等の内装工事
床、内壁、天井、屋根の断熱工事
ふすま、障子、たたみの張り替え工事
雨どいの改修
建具、窓枠、サッシの取替等、改修工事
塀の改修
バリアフリー改修
耐震改修
その他町長が認める工事

これらの制度は、各市区町村によって条件や金額が異なるため、お住まいの地域の最新情報を確認することが重要です。
助成金を活用することで、外壁塗装の費用負担を軽減できる可能性が高まります。

03 外壁塗装助成金の実態

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3-1 助成金制度の概要と自治体ごとの違い

外壁塗装の助成金制度は、多くの自治体で実施されていますが、その内容は地域によって大きく異なります。助成金の目的は、省エネ対策やヒートアイランド現象の緩和など、環境保護を促進することです。支給形態は現金や商品券、ポイントなどさまざまで、対象も一般住宅からアパート、マンションの個人所有部分まで幅広く設定されています。

助成金額や申請期間、支給要件は自治体ごとに異なります。例えば、遮熱塗料や断熱塗料の使用を条件とする地域や、地元業者の利用を求める自治体もあります。また、同一建物に対する助成金受給回数に制限を設けているケースもあるため、事前に詳細を確認することが重要です。

助成金を活用することで、外壁塗装の費用負担を軽減できる可能性がありますが、申請には慎重さが求められます。各自治体のホームページや窓口で最新の情報を入手し、申請条件や必要書類を確認しましょう。
外壁塗装業者の中には、助成金申請をサポートしてくれるところもあるので、活用を検討してみるのもよいでしょう。

3-2 助成金が適用される条件と対象範囲

外壁塗装の助成金は、主に環境保護を目的として提供されています。一般的な適用条件には、ヒートアイランド対策としての遮熱塗料や断熱塗料の使用、省エネ性能の高い資材を用いたエコリフォームなどがあります。これらの条件を満たすことで、夏は涼しく冬は暖かい住空間を実現し、エネルギー消費の削減にも貢献できます。
助成金の対象範囲は自治体によって異なりますが、外壁塗装以外にも窓や天井の断熱、省エネ給湯器の導入なども含まれることがあります。さらに、空き家活用や中古物件購入、二世帯リフォーム、耐震リフォームなど、幅広いリフォーム工事が対象となる場合もあります。ただし、助成金の利用には注意点もあります。申請期限や予算の上限があるため、早めの確認と申請が重要です。また、税金の滞納がある場合は対象外となる可能性があります。工事着工前の申請と、完了後の報告書提出も忘れずに行いましょう。

3-3 助成金利用のメリットとデメリット

助成金の利用には、メリットとデメリットがあります。
メリットとしては、外壁塗装の費用負担が軽減できる点が挙げられます。特に、高性能な遮熱塗料や断熱塗料を使用する場合、その効果と共に助成金も得られるため、長期的なコスト削減につながります。
一方、デメリットもあります。申請手続きが煩雑で時間がかかる場合があり、また条件が厳しく利用できないケースもあります。さらに、助成金対象の工事や材料が限定されるため、選択の幅が狭まる可能性があります。

実際の費用比較では、助成金を利用しても総額で見ると必ずしも安くならない場合があります。これは、助成金対象の材料や工法が高額なためです。しかし、環境への配慮や長期的な省エネ効果を考慮すると、助成金の利用価値は十分にあると言えるでしょう。慎重に検討し、最適な選択をすることが重要です。