外壁塗装の費用を徹底解説!
坪数別の相場と内訳から業者選びのポイントまで
INDEX目次
01 外壁塗装にかかる費用の相場はこれくらい
外壁塗装の費用は建物の広さによって大きく変わります。一般的な戸建て住宅の延床面積は30坪程度で、その場合の外壁塗装費用は80万円前後が相場となります。10坪程度の小さな住宅なら40万円前後、100坪を超える大型住宅では200万円以上の費用がかかる可能性があります。また、外壁と同時に屋根の塗装も行う場合は、外壁塗装費用に20~30%程度の追加費用が必要になります。外壁と屋根の同時塗装は、足場設置などのコストを抑えられるメリットがあります。
1-1. 坪数別の外壁塗装費用相場
一般的な戸建て住宅の延床面積は30坪前後が多いため、外壁塗装の費用は最低でも60万円前後が見込まれます。具体的な坪数別の費用相場は以下の通りです。
・10坪(33㎡)程度の小規模住宅:35万円~45万円
・20坪(66㎡)程度の中規模住宅:55万円~65万円
・30坪(100㎡)程度の標準的住宅:75万円~85万円
・50坪(165㎡)程度の大型住宅:110万円~130万円
・100坪(330㎡)程度の超大型住宅:180万円~220万円
これらの費用は、一般的な塗料を使用し、足場設置や下地調整などの標準的な作業を想定した概算値です。塗料の種類や外壁の状態、作業の難易度によって変動する可能性があります。正確な見積りを出すには、専門業者による現地調査が不可欠です。
1-2. 屋根塗装を同時に行う場合の費用相場
外壁塗装と併せて屋根の塗り替えを行う場合、外壁塗装の費用に加えて20~30%程度の追加費用が発生します。屋根の面積が広ければ広いほど、その分の費用が上乗せされます。一方で、外壁と屋根の塗装を同時に行えば、足場の設置や塗料などの資材運搬を一度で済ませられるため、その分のコストを抑えられるというメリットもあります。屋根塗装の有無で最終的な費用は大きく変わってくるため、事前に業者へ確認し、適切な見積もりを取ることが重要です。
02 外壁塗装の費用内訳を徹底解説
外壁塗装の費用は大きく分けて材料費、足場代、人件費の3つが主な支出項目となります。それぞれの内訳と目安金額を見ていきましょう。
材料費は塗料のほか、養生シートやシーリング材など、工事に必要な資材一式の費用を指します。塗料の種類によって単価は変わりますが、一般的な塗料を使う場合、坪単価で3,000円前後が目安です。下地調整に必要な材料費も別途1,000円前後が見込まれます。
足場代は外壁を取り囲む仮設足場の設置費と賃借料で構成されます。設置費は坪単価2,000円前後、賃借料は坪単価1,000円前後が相場となっています。足場の面積は外壁面積の1.3倍程度が必要とされています。
人件費は塗装作業や下地調整作業に従事する職人の人件費で、塗装作業費が坪単価5,000円前後、下地調整作業費が坪単価2,000円前後が目安金額です。職人の経験年数によって人件費は変動します。
このほか、運搬費や消耗品費、電力費などの運営費も10万円程度は見込む必要があります。内訳を確認することで、適正な費用かどうかを判断できるでしょう。
2-1. 材料費の内訳と目安
外壁塗装の材料費は主に2つの費用から成り立っています。1つ目は塗料費で、使用する塗料の種類によって金額が変動します。一般的なシリコン塗料やウレタン塗料を使う場合、坪単価で3,000円前後が相場となっています。2つ目は下地調整材料費で、外壁の状態次第で必要な材料が変わってきます。ひび割れの補修材や目地材、シーリング材などを使う場合が多く、坪単価で1,000円前後が目安となります。つまり、材料費の総額は坪単価で4,000円前後と見積もることができるでしょう。
2-2. 足場代の内訳と目安
外壁塗装工事では、作業の安全性を確保するために足場を設置する必要があります。足場代は主に足場の設置費用と賃借料から成り立っています。
足場の設置費用は、外壁面積が広いほど高くなる傾向にあります。一般的な目安として、外壁面積1坪(約3.3㎡)あたり2,000円前後が設置費用に計上されます。例えば30坪の住宅では、設置費用は6万円前後となります。
一方で足場の賃借料は、工期に応じた日数分の料金となります。賃借料の目安は1坪あたり1,000円程度です。30坪の住宅で2週間の工期を想定すると、賃借料は約3万円と見積もられます。
このように足場代は、設置と賃借の2つの費用から構成されています。30坪の住宅で概算すると、足場代は9万円前後になると考えられます。ただし実際の費用は、住宅の形状や設置場所、工期の長さなどによって変動するため、正確な見積もりが必要不可欠です。
2-3. 人件費の内訳と目安
外壁塗装の人件費は主に2つの作業に分けられ、塗装作業と下地調整作業の費用から構成されています。塗装作業では、塗料の塗布や養生作業などが行われ、1坪あたり概ね5,000円前後の費用がかかります。一方の下地調整作業では、高圧洗浄や補修、シーリング補強などが実施され、1坪あたり2,000円前後が目安となっています。総じて人件費は外壁塗装の総工事費用の約3割を占める大きな費用項目と言えるでしょう。
2-4. その他運営費
外壁塗装工事では、材料費や人件費以外にも様々な経費が発生します。その他運営費とは、業者が現場に赴くための交通費や、工事開始前の事務手続き費用、工事で出た廃棄物の処理費用、さらには業者が得る適正な利益などが含まれる費目です。一般的にその他運営費は、外壁塗装の全体費用の約30%程度を占めるとされています。工事の内容や規模によって多少の変動はありますが、その他運営費がきちんと計上されていない見積書は不自然であり、注意が必要です。
03 外壁塗装の見積もり参考例
外壁塗装の見積もりを依頼する際は、業者の信頼性を見極めることが重要です。信頼できる業者の見積書は、費用内訳が明確に記載されており、使用する塗料の種類や作業工程が具体的に示されています。一方、注意が必要な業者の見積書は、内訳が不明確で安すぎる金額が提示されていたり、無料見積もりを行わなかったりする場合があります。適切な見積もりを出してくれる業者を選ぶことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
3-1. 信頼できる業者の見積もり例(30坪の一戸建て)
信頼できる業者の見積もりでは、作業内容が細かく記載されています。材料費は塗料や養生資材、シーリング材などの費用で12万円が計上されています。足場代は足場の設置費と賃借料を合わせて9万円となっています。人件費は塗装作業や下地調整作業に係る人件費で21万円が見積もられています。その他、運搬費や消耗品費、電力費などの運営費が3万円計上されており、合計で45万円(税込)という適正な価格設定がなされています。このように内訳が明確な見積書を提示してくれる業者なら、安心して外壁塗装を依頼できるでしょう。
3-2. 注意が必要な業者の見積もり例(30坪の一戸建て)
外壁塗装の見積もりには、しっかりと内訳を明記し、適正な金額を提示することが重要です。しかし中には、材料費や人件費の内訳が不明確な見積書を出してくる業者もいます。内訳が分からないと、適正な価格なのか判断できません。また、総額が30万円などと安すぎる場合も要注意です。品質の良い塗料を使い、経験豊富な職人に作業してもらうには一定の費用がかかります。過度に安価な見積もりは、手抜き工事のリスクがあるでしょう。さらに、無料で見積もりを出してくれない業者にも注意が必要です。適切な見積もりを出すには、現地調査が欠かせません。無料見積もりを渋る業者は、手間を省いて適当な金額を提示している可能性があります。このように、内容が不明確で疑わしい点のある見積書は避け、しっかりと内訳を明記し、適正な価格を提示してくれる業者を選ぶことが賢明でしょう。
04 外壁塗装の支払い方法
外壁塗装の支払い方法には主に2つの選択肢があります。1つ目は現金一括払いで、工事が完了した時点で全額を一括して支払う方法です。一括払いのメリットは、工事完了後に支払うため安心して依頼できる点にあります。また、一括払いを選択すると割引を受けられる業者もあり、最終的な費用を抑えられる可能性があります。
2つ目の選択肢は分割払いやローン払いです。近年では外壁塗装の費用が高額になる傾向にあり、一括で支払うのが難しい場合もあります。そういった時に便利なのが分割払いやローンによる支払いです。分割払いは複数回に分けて支払う方法で、ローン払いは金融機関からローンを組んで支払う方法です。また、一部の業者ではクレジットカード払いにも対応しています。ただし、分割払いやローン払いを選択すると金利が発生するため、最終的な支払い総額が高くなる可能性があります。金利の発生に十分注意が必要です。
4-1. 現金一括払い
外壁塗装の支払い方法の中で最も一般的なのが、工事完了後に現金で一括して支払う方式です。この方法のメリットは、工事が完全に終わったことを確認してから代金を支払えるため、業者に代金を持ち逃げされる心配がないことです。また、一括払いなら分割払いに比べて手数料がかからず、割安な価格設定になっている業者も多いでしょう。
一括払いでも、工事前に全額を支払うよう要求される場合は注意が必要です。信頼できる業者であれば、工事完了までは前金を請求することはありません。万が一業者が倒産してしまえば、前払い金が返金されない可能性もあるためです。
一括払いの際は、工事完了後に現金で支払うのが一般的ですが、近年ではクレジットカード払いにも対応する業者が増えています。カード払いならポイントが付与されるメリットもあり、現金の準備が不要なので便利です。ただし、一括払いでもカード手数料が発生する場合があるので、事前に確認しておく必要があります。
4-2. 分割払いやローン払い
近年では外壁塗装の費用負担を軽減するため、分割払いやローン払いに対応している業者が増えています。一括払いが難しい場合は、この支払い方法を検討するとよいでしょう。ただし、分割払いやローン払いには金利が発生するため、最終的な支払い総額が高くなる可能性があります。金利の有無や金額を事前に確認し、メリット・デメリットを十分に検討することが重要です。また、支払い期間が長くなればなるほど総支払い額も高くなるため、できる限り短期間で完済することをおすすめします。
05 外壁塗装費用を抑えるためのコツ
外壁塗装は大掛かりな工事で、費用も高額になる傾向にあります。しかし、いくつかのコツを押さえておけば、費用を抑えることができます。
まず最も重要なのが、複数の業者から見積もりを取ることです。一社だけの見積もりでは、その金額が適正かどうかわかりません。複数社の見積もりを比較すれば、相場観が掴めるだけでなく、過度な値引き営業にも気づくことができます。
次に、自治体の助成金や補助金を活用するのも有効な方法です。省エネ性の高い塗料を使えば、住宅の断熱性が向上し、冷暖房費の削減につながります。そのため、自治体から補助金を受けられる場合があります。
また、火災保険を利用することで、外壁の損傷が補償される可能性もあります。自然災害などで外壁に損傷があれば、保険金を受け取れる場合があるので、加入している保険の内容を確認しましょう。
さらに、閑散期に施工を依頼すれば、業者の値引きを期待できます。繁忙期に比べ、職人の手が空いているため、割安な価格設定になっていることが多いのです。
そして、外壁の劣化が進行する前に塗り替えを行えば、将来的なコストを抑えられます。劣化が進むと、下地の補修が必要になり、費用が高くなる可能性があるためです。
最後に、梅雨や冬期の施工を検討するのも一案です。天候が悪く、作業に制約がある時期は、業者が割引価格を設定していることがあります。ただし、工期が長くなるデメリットもあるので、注意が必要です。
5-1. 複数業者に見積もりを依頼する
外壁塗装の費用を抑えるには、複数の業者から見積もりを取ることが不可欠です。一社だけの見積もりでは、その金額が適正かどうかを判断するのが難しいからです。悪質な業者は、最初は破格の安値を提示しておいて、追加料金を請求したりと、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
複数の業者から見積もりを取れば、各社の金額を比較検討できます。その中から、自分の予算内で、適正な価格を提示してくれる業者を選ぶことができるでしょう。信頼できる業者ならば、見積もりの内訳を丁寧に説明してくれるはずです。
また、複数の見積もりを比較することで、過剰な値引き営業を見抜くこともできます。極端に安い見積もりは、作業の手抜きや、後から追加料金を請求されるリスクがあるためです。適正価格の業者を選ぶためにも、複数の見積もりを参考にすることが賢明な選択肢となります。
5-2. 自治体の助成金や補助金を活用する
自治体によっては、外壁塗装工事に対して「省エネ住宅改修補助金」や「住宅リフォーム資金助成」などの助成金や補助金を支給する制度があります。例えば省エネ住宅改修補助金は、断熱性や遮熱性の高い塗料を使用することで夏場の冷房費を抑え、地球温暖化防止につながることから支給されます。ただし、支給要件は自治体によって異なるため、必ずお住まいの地域の制度を事前に確認する必要があります。申請のタイミングも工事開始前である場合が多いので、注意が必要です。助成金や補助金を有効活用できれば、外壁塗装の費用を大幅に抑えられる可能性があります。
5-3. 火災保険の利用を検討する
外壁塗装の費用を抑える一つの方法として、火災保険の活用が考えられます。一般的な住宅火災保険では、火災に加えて落雷、爆発、強風、ひょう、雪災による被害も補償されます。さらに補償範囲が広い住宅総合保険では、水害や自動車の衝突、盗難による外壁の損傷も対象となります。万が一、自然災害などで外壁に損傷が生じた場合、加入している火災保険の内容を確認し、補償の対象となれば保険金を請求することで、外壁塗装の費用を一部カバーできる可能性があります。事前に火災保険の補償内容を確認し、活用の機会を見逃さないようにしましょう。
5-4. 閑散期に施工を依頼する
外壁塗装の費用を抑えるコツの一つに、閑散期に施工を依頼することがあげられます。外壁塗装の繁忙期は春と秋で、夏と冬が閑散期となります。閑散期は職人の手が空いているため、業者が割引価格を設定していることが多く、費用を抑えられる可能性があります。
ただし、閑散期に施工を行う場合はデメリットもあります。夏場は日照時間が長く作業時間を延ばせるメリットがある一方、塗料のにおいが気になったり夕立で工事が中断されるリスクがあります。一方、冬期は湿度が低く乾燥しやすいメリットがありますが、日が短く作業時間が制限されたり、積雪で施工ができない地域もあるなどのデメリットもあります。
このように閑散期には天候の影響を受けやすいデメリットがありますが、できる限り費用を抑えたい場合は、業者に相談して閑散期の施工を検討してみるのも一案です。
5-5. 早期の塗り替えで将来コストを抑える
外壁塗装は10年を目安に定期的に行うことが推奨されています。塗膜の役割は雨や紫外線、熱から住宅を守ることにあり、塗装の劣化を放置すると外壁の防水性能が低下し、住宅の寿命に影響を及ぼす恐れがあります。そのため、早期の塗り替えを心がけることで、将来的な大規模修繕を防ぎ、コストを抑えることができます。
具体的な劣化の兆候としては、チョーキング(塗膜の粉状化)、クラック(ひび割れ)、カビの発生などがあげられます。これらの症状が見られた場合は、専門業者に早めに相談し、塗り替えを検討することが賢明です。カビや苔の発生は外壁に水分が残っている証拠であり、防カビ性能の低下を示しています。放置すれば外壁材の腐食にもつながりかねません。
塗装のタイミングを逃さず、定期的な塗り替えを実施することで、住宅の資産価値を長期間維持できます。初期投資は高額になる可能性もありますが、長い目で見れば修繕コストを最小限に抑えられるでしょう。
5-6. 梅雨や冬期の施工で割引を狙う
梅雨や冬期は外壁塗装に適さない気候条件が多いため、塗装業者は閑散期となります。そのため、この時期に施工を依頼すれば、費用が割引される可能性が高くなります。ただし、雨や雪の影響で作業が中断されやすく、工期が大幅に延びてしまうリスクもあります。そのため、工期の延長を許容できる場合に限り、梅雨や冬期の施工を検討するのがよいでしょう。天候に左右されにくい塗料を使用したり、屋内の下地調整作業を先行させるなどの工夫で、工期の延長リスクを最小限に抑えることも可能です。
06 外壁塗装業者選びで気をつけるポイント
外壁塗装業者を選定する際には、いくつか注意すべき点があります。まず、見積もりの際に「今はキャンペーン中で大変お安くなっています」と相場より大幅に安い費用を提示してくる業者には注意が必要です。こうした業者は悪徳業者である可能性が高く、最初は安い見積もりを出しておいて、後から「不具合が見つかった」などと言って費用を釣り上げてくるケースもあります。
また、複数の業者から見積もりを取った際に、他社と比較して無理に値引き交渉をするのもマナー違反です。信頼できる業者は外壁の状態を適切に診断し、適正な見積もりを出してくれているはずです。過度な値引き要求をすれば、業者は工事の質を落とさざるを得なくなります。
外壁塗装業者を選ぶ上で最も重要なのは、その業者の実績と信頼性を確認することです。施工実績が豊富で、工程ごとの写真や費用内訳を詳しく公開している業者ほど信頼できます。口コミサイトなども参考にしながら、地元で高い評価を得ている優良業者を選ぶことをおすすめします。
6-1. 過度な値引き営業には注意が必要
外壁塗装の見積もりを依頼した際、「今だけ大幅値引きキャンペーン中」などと、相場より極端に安価な金額を提示してくる業者がいます。確かに一時的に割安感に惹かれるかもしれませんが、そういった業者は悪質な手口を使う悪徳業者である可能性が高いのです。
典型的な手口として、最初は破格の安値を示しておいて、実際の工事が始まると「予期せぬ不具合が発覚した」などと言い訳して追加料金を請求してくるパターンがあります。事前の現地調査次第で分かるはずの不具合を口実に費用を値上げするのは、完全な手口と言えます。
また、「足場代無料」と強調する業者にも要注意です。足場設置には、資材運搬費や人件費など、かなりのコストがかかります。本当に無料で提供できるはずがありません。こうした言葉巧みな営業トークに惑わされず、しっかりと内訳を確認することが大切です。
外壁塗装は家の大切な資産を長持ちさせるための重要な工事です。一時的な割安感に惹かれるのではなく、適正な価格設定で、実績と信頼性のある業者を選ぶことをおすすめします。
6-2. 相見積もりで不当な値引き要求はNG
外壁塗装の費用を抑えるために複数の業者から見積もりを取ることは賢明な選択です。しかし、相見積もりを理由に不当な値引き要求をすることは控えましょう。信頼できる業者は外壁の状態を丁寧に診断し、適正な価格を算出しています。過度な値引き交渉をすれば、人員を削減したり工期を短縮したりせざるを得なくなり、結果的に工事の品質が低下してしまう恐れがあります。
複数の見積もりを比較検討し、価格だけでなく業者の実績や信頼性、対応の良さなども総合的に判断することが大切です。適正な価格を提示してくれる信頼できる業者を選ぶことで、後々のトラブルを未然に防げます。
6-3. 実績と信頼性を確認する
外壁塗装業者を選ぶ際に最も重要なのは、その業者の実績と信頼性を確認することです。優れた塗装技術と経験を持つ業者であれば、過去に多くの施工実績があり、地域での評判も良いはずです。
施工実績については、業者のウェブサイトや店頭で公開されている事例を確認するのが一般的です。ビフォーアフターの写真があれば、塗装の質を目視で判断することもできます。また、施工費用の内訳まで詳しく記載されていれば、その業者の透明性が高いと言えます。
口コミ情報も重要な判断材料になります。知人や近隣の方から外壁塗装業者の評判を聞いてみるのも良いでしょう。インターネット上の口コミサイトでも、様々な業者の評価を見ることができます。
さらに、塗料メーカーからの評価や認定を受けているかどうかも確認しましょう。一流の塗料メーカーから保証が出ている業者は、作業の質が一定水準以上であることが保証されています。
このように、業者の実績と信頼性を多角的に確認することで、適切な選択ができるはずです。費用面だけでなく、作業の質にもこだわり、安心して任せられる業者を選びましょう。
07 信頼できる外壁塗装業者の特徴
信頼できる外壁塗装業者は、まず無料で丁寧な点検を行ってくれます。口頭だけの見積もりではなく、実際に現場を確認した上で適切な工事内容と費用を提案してくれます。これにより、後から追加費用が発生するリスクを最小限に抑えられます。
また、塗料メーカーから保証が付いた高品質な塗料を使用する業者も信頼できる証です。メーカー保証があれば、塗装後の剥がれや劣化に対して一定期間保証が受けられるため、安心して依頼できます。
さらに、地元で豊富な施工実績があり、良い評判を得ている業者であれば、技術力と信頼性の高さが裏付けられています。遠方の業者に比べ、出張費用の心配もありません。
加えて、工事の経過写真を提示してくれる業者は、作業の質に自信があるサインです。写真があれば、適切な工程で丁寧に作業が行われているかを確認できます。
7-1. 丁寧な無料点検を行ってくれる
信頼できる外壁塗装業者は、無料で丁寧な点検を行います。点検を怠ると、工事が始まってから外壁の劣化に気づき、追加の補修工事が必要になる場合があります。その際、見積もりを大幅に上回る費用が発生する可能性があります。事前の点検は、外壁の状態を正確に把握し、適切な見積もりと工事内容を決めるために欠かせません。信頼できる業者は、お客様に無理な営業をすることなく、丁寧に点検を行い、適正な見積もりを提示してくれます。
7-2. メーカー保証付きの塗料を使用<
信頼できる外壁塗装業者は、塗料メーカーから保証が付与された高品質な塗料を使用します。塗料メーカーは、施工品質が一定の基準を満たす優良業者にのみ保証を発行するため、メーカー保証がある業者は作業の質が高いことが保証されています。メーカー保証付きの塗料を使えば、塗膜の耐久性や防カビ性能、遮熱性など、塗料本来の性能を長期間発揮できます。塗り替え時期が遅れ、将来的なコストを抑えられるメリットもあります。
7-3. 地元での豊富な施工実績がある
地元で長年活動している外壁塗装業者は、その地域の気候風土に精通しており、適切な工事計画を立ててくれます。例えば、降雨量の多い地域では雨に強い塗料を選定したり、積雪地域では冬場の施工を避けるなど、地域に合わせた工事が期待できます。また、地元での実績が豊富であれば、良い口コミも集まりやすく、評判の高い業者と言えます。さらに、遠方から業者を呼ぶ必要がないため、出張費用の心配もありません。地元で信頼されている業者を選ぶことで、安心して外壁塗装を任せられるでしょう。
7-4. 工事の経過写真を提示してくれる
信頼できる外壁塗装業者は、工事の進捗状況を依頼主に分かりやすく伝えるため、作業中の経過写真を提示してくれます。点検時や完了時だけでなく、足場設置の様子、下地調整の状況、塗装作業の様子など、工程ごとに写真を撮影し、説明を加えながら提示してくれるのが特徴です。こうした対応により、業者に作業を丸投げしているわけではなく、自分の目で進捗を確認できるため、安心して工事を任せられます。また、業者側も写真を提示することで、適切な作業を行っている証拠が残るため、双方にとってメリットがあります。
08 複数業者の比較検討が賢明な選択
外壁塗装は家計に大きな負担がかかる大がかりな工事です。そのため、費用面だけでなく、業者の実績や信頼性、対応力なども考慮し、複数の業者を比較検討することが賢明な選択となります。一つの業者だけに依存するのではなく、幅広く見積もりを取ることで、適正な価格設定なのかを判断できるだけでなく、サービスの質の高い業者を見つけやすくなります。
複数の業者から見積もりを取る際は、単に価格だけを比較するのではなく、提案内容の違いにも注目しましょう。例えば、使用する塗料の種類や工程の手順、アフターフォローの有無など、業者によって様々な違いがあります。自分の希望に沿った提案をしてくれる業者を選ぶことで、後々の不満やトラブルを防げます。
また、業者の対応や信頼性も重要なポイントです。見積もり時の対応の良し悪しや、地元での実績、工事の経過写真の提示の有無など、細かい点にも目を向けることで、業者の姿勢や体制を把握できます。丁寧な対応と豊富な実績があれば、安心して工事を任せられるでしょう。
このように、複数の業者を比較検討することで、自分にとって最適な業者を見つけられます。費用面だけでなく、様々な観点から総合的に判断することが、満足のいく外壁塗装につながるのです。
09 まとめ
外壁塗装は家を長期間守り続けるための必須のメンテナンスです。塗料の種類や外壁の劣化状況によっては高額な費用がかかる場合もありますが、複数の業者から見積もりを取り、丁寧な点検と実績のある信頼できる業者を選べば、適正な費用で質の高い工事を受けられます。さらに自治体の補助金制度を活用したり、閑散期や梅雨・冬期の施工を選んだりすれば、費用を抑えることも可能です。家の大切な外壁を守るため、事前に十分な検討と準備を行いましょう。