【知って得する!】
外壁塗装:破風板の重要性と
その素材別の特徴を5分で理解する

INDEX目次

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外壁の美観や防水性を保つうえで、破風板は非常に重要な役割を果たしています。
しかし、その重要性に比べて破風板に対する理解は十分とは言えません。

破風板と聞いてピンと来ない方も多いのではないでしょうか。
実は破風板は外壁の根本を支える大切な部材なのです。劣化や損傷が放置されると外壁の寿命を縮めてしまいます。

では、なぜ破風板はそれほど重要なのでしょうか。その役割とは何か。

本記事では、破風板の機能を詳しく解説するとともに、メンテナンスの方法や費用についても触れていきたいと思います。
ぜひ最後までお読みいただき、破風板の大切さを知っていただければ幸いです。

 

 

01 破風板とは

1-1. 破風板の役割とは

破風板は、外壁と屋根の間に設置される部材です。外壁と屋根の接合部から雨や風が入り込むのを防ぐ「遮水」「防水」機能が大切な役割です。
また、破風板には「通気」機能もあります。外気と室内の空気の換気を促し、結露やカビの発生を抑える働きがあります。
素材は金属製と樹脂製が主流ですが、金属製は錆びにくく丈夫で長持ちします。樹脂製は軽く施工しやすい特徴があります。

1-2. 破風板の素材とその特徴

破風板の素材には、金属製と樹脂製が主流です。金属製は錆びにくく丈夫で長持ちする一方、樹脂製は軽く施工しやすいという特徴があります。素材によって価格も異なり、金属製の方が高価ですが、耐久性の高さからコストパフォーマンスが良いとされています。

1-3. 破風板の故障・劣化のサインと対処方法

破風板の故障や劣化の兆候に気づいたら、早めの対処が必要です。
金属製の破風板では、錆びや腐食、曲がりなどが起きることがあります。樹脂製では、日光や熱での変色や割れが見られます。水漏れが疑われる場合は、早急に業者に点検を依頼しましょう。
対処方法としては、錆び止め塗装やパテ埋めなどの修理から、破風板の交換まで、状況に応じて選択できます。予防保全の観点から、5年に1回程度の定期点検がおすすめです。

 

 

02 破風板の塗装とメンテナンス

2-1. なぜ破風板の塗装が必要なのか

破風板は外壁の上部に設置され、雨や風から室内を保護する役割があります。破風板の塗装を定期的に行うことで、外観を保ちつつ耐久性を高めることができます。特に日光や雨にさらされる破風板は劣化が早く、2-3年に1回の塗装が望ましいでしょう。塗装の際は素材に合った塗料を選び、下地処理を十分に行うことが大切です。

2-2. 破風板の塗装方法と必要な道具

破風板の塗装には専用の塗料が必要です。素材に合わせた塗料を使用することで、耐久性と外観を維持できます。ブラシやローラーなどの道具を使って塗装する際は、周囲への影響に注意しつつ、下地処理を十分に行うことが大切です。適切な周期で塗装を行えば、破風板を長持ちさせることができます。

2-3. 破風板の保守メンテナンス

破風板の保守メンテナンスでは、定期的に目視やタッピングによる劣化チェックを行うことが大切です。劣化した部分が見つかった場合は、素材に合わせた塗装をする必要があります。塗装の際は周囲への養生を徹底し、下地処理を十分に行った上で専用の塗料を使用しましょう。適切なメンテナンスで破風板の寿命を延ばし、建物を長く保護できます。

 

 

03 破風板に関係する費用と選び方

3-1.破風板の種類と価格差

破風板には外壁を風雨から守る役割があります。素材は金属板やFRP板などが使われています。金属板は丈夫で長持ちしますが、FRP板は軽く施工しやすい特徴があります。価格はFRP板のほうが安価ですが、耐久性では金属板が上回ります。劣化した場合は早めの塗装が必要です。塗装には専用の塗料が適しています。

3-2. 破風板の塗装にかかる一般的な費用

破風板の塗装にかかる費用は、素材や面積などで大きく異なります。FRP板の場合は1平方メートル当たり5000円程度から、金属板では1万円程度が目安です。劣化状況によっては部分塗装や下地処理などが追加で必要になる場合も。

3-3. 破風板の修理・交換の前に行うべき点検方法とポイント

破風板の修理や交換を検討する前に、まずは目視や打診などで劣化状況を確認します。FRP板の場合は表面のひび割れや浮き、金属板では錆びの有無をチェックします。劣化が進行している場合は早めの対応が必要です。塗装業者に依頼する際は、素材や面積を正確に伝えることが大切です。