モルタル外壁のキホン!特性からおすすめ塗料まで一挙に解説

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モルタル外壁といえば、コンクリートのイメージが強いかもしれません。
しかし実際には、セメントと砂を混ぜ合わせたモルタルを壁面に塗り固めたものです。

外壁として多くの建物で採用されているモルタル外壁ですが、その特性やメリット・デメリットについて知らない方も多いのではないでしょうか。
例えば、モルタル外壁は雨や湿気に強く長持ちする反面、一度劣化が始まると手入れが大変、といった特性があります。
また、仕上げ方によって見た目やコストの違いが大きいのも特徴です。

そこで本記事では、モルタル外壁の基本からメンテナンス、DIY塗装方法までを詳しく解説します。
外壁の選び方や手入れにお悩みの方はぜひ参考にしてください。

 

 

01 モルタル外壁の基本知識

1-1. モルタル外壁の特性とは

モルタル外壁はセメントと砂などを混ぜ合わせて作られる外壁です。吸湿性に優れ、断熱性能も高いことから、住宅の外壁としてよく使われます。一方で、ひび割れが発生しやすいなどの弱点もあります。適切なメンテナンスが大切です。

1-2. モルタル外壁のメリットとデメリット

モルタル外壁のメリットは、強度が高く耐久性に優れている点です。コンクリート同様の強度を持ち、他の外壁材料と比べても長期間使用できます。一方で、重量があるため施工に手間とコストがかかるのがデメリットです。また、ひび割れが生じやすく、メンテナンスが必要不可欠となります。適切なメンテナンスを行えば20年以上は使用可能で、ライフサイクルコストの面でもおすすめできます。

1-3. 異なるタイプのモルタル外壁の比較

モルタル外壁には、セメントモルタル塗り、リシン塗り、アクリルモルタル塗りなど、様々なタイプがあります。リシン塗りは耐水性に優れ、アクリルモルタル塗りは弾力性に優れているなど、特徴が異なります。用途や気候、コストなどを考慮して選択することが大切です。

 

 

02 モルタル外壁のメンテナンス

2-1. モルタル外壁の劣化症状と対処法

モルタル外壁の劣化症状として、ひび割れ、浮き上がり、剥離、カビや汚れなどがあります。これらは水分の浸入などにより発生しやすくなります。対処法としては、早期発見・補修が大切です。ひび割れなら充填材で埋める。浮き上がりなら下地処理をし直して張り替える、などの方法があります。定期的な目視点検とメンテナンスが劣化の進行を防ぎます。

2-2. 定期的なメンテナンス方法と重要性

モルタル外壁の定期的なメンテナンスは、外観や機能を長持ちさせる上で大切です。劣化の兆候を早期に発見し、適切な対策を取ることで、大規模改修を防ぐことができます。点検と清掃を年に1~2回行うことをおすすめします。高圧洗浄機を使って汚れや藻類を取り除き、ひび割れや浮きの確認をしましょう。コストはそれほどかからず、早めの手入れが長期的なコストダウンにつながります。

2-3. モルタル外壁の補修と張り替え手順

モルタル外壁の補修や張り替えを行う際は、適切な下地調整が必要です。クラックや浮きの部分を補修した後、素地調整材で平滑に仕上げます。その上にモルタルを塗布して仕上げますが、作業工程や用いる材料によってコストが異なります。リフォーム業者に相談し、予算と用途に合わせた方法を選びましょう。

 

 

03 モルタル外壁の仕上げとDIY

3-1. モルタル外壁の下地作りの重要性

モルタル外壁の下地作りは、外壁の品質と耐久性に大きく影響します。下地の乾燥不足やひび割れは、早期の劣化や剥離の原因となるため、適切な養生を行うことが重要です。コンクリート打設後の乾燥期間を十分取り、下地調整を確実に行うことで、美しく丈夫なモルタル外壁を実現できます。

3-2. モルタル外壁仕上げのバリエーション

モルタル外壁仕上げには、テクスチャーをつけることで表情豊かな外観を実現できるスクラッチ仕上げや、滑らかな手触りのツヤ消し仕上げなど、様々なバリエーションがあります。外装のイメージや使用環境を考慮して選択することが大切です。例えば、雨や日差しの影響を受けにくい北側の外壁なら、視覚的効果を重視したスクラッチ仕上げを検討できるでしょう。

3-3. 家主目線で紐解くモルタル外壁のDIY方法

モルタル外壁のDIYに挑戦する際、下地作りから仕上げ塗装まで、工程は多岐にわたります。仕上げ材の選定では、デザイン性やコストパフォーマンスを考慮する必要があります。塗装作業には専門知識が求められるため、業者への発注がおすすめです。