初心者でも安心!
適切な外壁コーキングDIYの手順とは?

INDEX目次

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外壁のコーキングは、建物の外壁にある目地やひび割れ部分に充填することで、雨水の浸入を防ぎ建物を保護する大切な工事です。
しかし、プロに依頼すると高額な費用がかかるうえ、定期的なメンテナンスが必要です。

そこで注目されているのがDIYによる外壁コーキングです。
必要な道具や材料を揃えれば、ある程度の技術があれば自分で施工できるため、大幅なコスト削減が期待できます。

ただし、初心者がDIYで外壁コーキングを行う際には、いくつかの注意点があります。
基本的な手順は簡単ですが、コツやテクニックが必要な個所もあるでしょう。

この記事では、外壁コーキングのDIYについて、基本的な手順から初心者が陥りやすい失敗例、事故防止策といった実践的な内容を解説します。
外壁の保護とコスト削減を両立したい方はぜひ参考にしてください。

 

 

01 外壁コーキングとは

1-1. コーキングの目的

外壁コーキングの目的は、外壁のひび割れや劣化を防ぐことです。コンクリートやモルタルの外壁には、年月の経過とともにひび割れが入ったり剥離したりすることがあります。これを放置すると雨漏りの原因になったり、外観を損ねたりします。コーキングを施工することで外壁の保護層を形成し、劣化の進行を防ぐことができます。また外壁の汚れや汚損も防ぐ効果があります。適切なタイミングでコーキングを実施することが大切です。

1-2. コーキングの劣化症状と補修のタイミング

コーキングの劣化は外観上わかりやすいため、日常的に点検することが大切です。ひび割れや浮きがある場合は早めの補修が必要です。補修方法は劣化の程度によって異なり、軽度なら増し打ち、重度なら打ち替えとなります。材料選びでは弾力性や耐久性を確認しましょう。定期的なメンテナンスを行うことで、コーキングの寿命を延ばすことができます。

1-3. コーキング材の種類と選び方

コーキング材には、主にアクリル系とポリウレタン系の2種類があります。
アクリル系は水で薄めて使用するタイプで、乾燥が早く価格も手頃なことから初心者におすすめです。ポリウレタン系は溶剤系なので防水性・耐久性に優れる。材料選びでは用途やコスト面を考慮し、性能を比較検討することが大切です。

 

 

02 プロとDIYの比較

2-1. プロに依頼した場合のメリット・デメリット

プロに依頼するメリットは、熟練の技術者による確実な施工品質が期待できる点です。一方で、高額な費用がかかるデメリットがあります。DIYの場合は費用を抑えられますが、初心者には難易度が高く、施工ミスによるトラブルのリスクが高まります。

2-2. DIYのメリット・デメリット

DIYで外壁コーキングを行うメリットは、プロに依頼するよりもコストを抑えられる点です。材料費だけで済むので、人件費がかからない分、大幅に安く仕上げることができます。一方でデメリットとして、初心者には難易度が高く、間違えるとかえってコストがかさむ可能性があります。特に足場の組み立て作業は危険を伴うので、慎重に行う必要があります。

2-3. 価格や道具の選び方

価格や道具の選び方も大切なポイントです。コーキング材や工具の価格を比較し、初心者に向いた簡単な種類を選ぶことが大切です。必要な工具をすべて揃えるのは大変なので、レンタルすることも検討しましょう。プロに依頼する場合は高額ですが、安全性と品質が保証されます。一方、DIYの場合はコストと時間がかかりますが、自分のペースで進められる利点があります。

 

 

03 DIYでのコーキングの手順と注意点

3-1. 必要な道具

外壁コーキングをDIYで行う際には、専用のコーキングガンやスパテラなどの道具が必要不可欠です。コンプレッサーを使用するエアガン式と、手動のハンドガン式がありますが、初心者には手動のハンドガンのほうが扱いやすくオススメです。準備する材料は、コーキング材、プライマー、テープ、研磨材など。作業前に十分な量を用意しておきましょう。また、高所作業ですので、安全に作業できる足場を設定することも大切なポイントです。

03-2. 基本的なコーキングの手順

外壁コーキングをDIYで行う際の基本的な手順は、
1)既存のコーキングを取り除き、下地処理を行う。
2)コーキング材を混ぜ合わせ、塗布する。
3)仕上げ用ローラーで平らに仕上げる。
の3ステップです。コーキング材の混ぜ方や塗布のコツを理解しておくことが大切です。また、天候に注意し、適切なタイミングで行うことも成功のカギとなります。

3-3. 初心者が間違えやすいポイントとその対策

初心者が外壁コーキングのDIYをする際には、コーキング材の取り扱いや施工方法に注意が必要です。材料の混ぜ方を間違えると固まりが悪くなったり、壁面の下地処理が不十分だと剥がれやすくなります。こうした失敗を防ぐには、事前に十分な学習や練習が大切です。また、高所作業では安全対策をしっかりとっておきましょう。

 

 

04 成果確認とメンテナンス

4-1. DIYでの成果を確認する方法

外壁コーキングのDIY作業後は、仕上がりを確認することが大切です。コーキングの厚みが均一でない箇所や気泡が残っている箇所がないか、目視で確認します。また、コーキングと基材の密着性を確認するため、コインやスパッタなどで軽く叩いて、剥がれや浮きがないことをチェックします。これらの確認を行い、不具合があればすぐに補修できるうちに対処しましょう。定期的なメンテナンスとして、年に1回程度の目視点検を行うことをおすすめします。

4-2. コーキングの定期的なメンテナンス方法

コーキングの定期的なメンテナンスは大切です。少なくとも年に1回程度は目視でコーキングの状態を確認しましょう。ひび割れや剥がれがないか、水はけは良好かをチェックします。劣化が見られた場合は早めの補修が必要です。補修方法はコーキングの状態によって異なりますが、プロに相談することをおすすめします。定期的なメンテナンスでコーキングの寿命をのばし、必要以上の大規模修繕を防ぐことができます。

4-3. 安全対策や事故防止策

外壁コーキングのDIY作業を安全に行うためには、必ずヘルメットや安全帯、防塵マスクなどの保護具を着用しましょう。高所作業の場合は2段式の安定した脚立を使い、できるだけ足場を組んで作業することをおすすめします。作業中は周囲の状況確認を欠かさず行い、特に風の影響に注意しましょう。作業道具の取り扱いにも注意が必要です。使い方をよく確認した上で、両手でしっかりと持つよう心がけましょう。これらの基本的な安全対策を守ることが大切です。