外壁塗装の臭い、いつまで?
知らず知らずの対策3つ!

INDEX目次

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外壁塗装をする際、多くの人が頭を悩ませるのが塗装臭です。
新築やリフォーム時に外壁塗装をする場合、特有の匂いが数日から数週間持続します。
この臭いは決して好ましいものではなく、時には吐き気や頭痛の原因にもなります。
外壁塗装の臭い対策としては、換気や消臭剤の使用などが有効ですが、完全に臭いを抑えることは難しいのが現状です。

そこで本記事では、外壁塗装で発生する臭いの原因と特徴を理解した上で、臭い対策の方法とその効果、必要な期間について解説します。
外壁塗装で発生する臭いへの対処が大変だと感じている方は多いはず。
この記事を参考に、できる限りストレスなく臭い対策を行うことができればと思います。

 

 

01 外壁塗装の臭いの原因とは?

1-1. 外壁塗装で使われる塗料の種類

外壁塗装で使用される塗料には、主に水性塗料と油性塗料の2種類があります。水性塗料は水を溶剤としており、臭いが少なく環境に優しい特徴があります。一方、油性塗料は溶剤に有機溶剤を使用しているため、水性塗料と比較すると臭いが強く出ます。塗料の種類によって臭気成分や強さが異なるため、使用する塗料を事前に確認することが大切です。

1-2. 外壁塗装の作業工程と臭いについて

外壁塗装の作業工程では、下塗り、中塗り、上塗りと段階を踏みながら塗装を行います。各工程で使用する塗料に含まれる溶剤が揮発することで、特徴的な臭いが発生します。
特に夏場の高温多湿な環境下では、溶剤の揮発が活発となり、臭いも強くなる傾向にあります。塗装直後の1~2日間が最も臭いが強い時期ですが、気温30度以上の日中は、5~6日程度臭いが残ることも珍しくありません。
このような臭いの発生は塗装工事の特性でもあるため、十分な換気やマスクの着用などで対処することが大切です。また、近隣の方々へも事前にご理解いただけるよう説明することをおすすめします。

1-3. 温度や湿度が臭いに与える影響

外壁塗装で使用される塗料には、溶剤型と水性型があります。溶剤型塗料の溶剤が揮発する際に特有の臭いが発生します。この臭い成分は、温度が高いほど揮発しやすくなり、逆に低いほど揮発しにくくなります。湿度も影響し、湿度が高いと揮発が遅くなる傾向にあります。したがって、高温や低湿度の条件下で、臭いが最も強くなることが分かっています。こうした環境要因を踏まえて、適切な臭い対策を立てることが大切です。

 

 

02 臭いの影響と、人やペット、近隣への配慮

2-1. 外壁塗装臭と体への影響

外壁塗装で使用される塗料には、溶剤や樹脂などの成分が含まれています。これらの成分が揮発することで、塗装中や塗装直後には塗料特有の臭いがします。この臭いを長期間吸い込むと、頭痛や吐き気などの症状が現れる可能性があります。臭い対策として、塗装工事中は換気に努め、塗装後も2、3日は換気を心がけましょう。また、脱臭剤や空気清浄機の使用もオススメです。

2-2. 塗装工事の臭い対策に必要な配慮

外壁塗装の臭いは、有機溶剤などの揮発性成分が原因で発生します。特に溶剤系の塗料を使用する場合、溶剤の臭気が強くなる傾向があります。
工事中は換気に努める必要がありますが、近隣住民への影響も懸念されます。工事前には十分な説明を行い、できる限り住民の迷惑にならないようにすることが大切です。
具体的には、工事時間をできるだけ短くする、臭気対策グッズを使用する、定期的に換気を行うなどの対策が有効です。また、近隣の方からの要望や苦情には迅速に対応し、工事完了後もフォローアップを行うことをおすすめします。

2-3. 近隣への注意喚起と配慮方法

外壁塗装の臭いは、近隣住民にも影響を及ぼします。工事前には、チラシの配布や自治会を通じて周知を図ることが大切です。工事中は定期的に状況を報告し、臭いが気になる場合は換気扇の使用や工程の見直しなど、柔軟な対応が必要です。気分が悪くなった場合には、医療機関の受診をすすめるなど適切に対処することも重要です。こうした配慮が、円滑な工事完了と近隣住民との信頼関係の構築につながります。

 

 

03 外壁塗装の臭い対策とその期間

3-1. 換気方法とそのタイミング

外壁塗装で使用する塗料には、溶剤や樹脂などの成分が含まれています。これらが揮発することで特有の臭いが発生します。換気を行うことで臭い成分を外部に出し、室内の臭いを減らすことができます。工事中は定期的に窓を開けるなどして換気を心がけましょう。また、夜間は外気温が下がるため、日中に比べて換気の効果が高まります。気温の高い昼間でも、熱気と一緒に臭いも外へ出ていきます。気候条件や生活環境に合わせた換気のタイミングを見極めることが大切です。

3-2. 臭い対策グッズの効果と選び方

外壁塗装の臭い対策として、換気扇や空気清浄機などのグッズを活用することが有効です。
空気清浄機は、活性炭やHEPAフィルターで臭い成分を吸着・除去します。価格帯も様々で、能力に応じて選ぶことが大切です。一方で、換気扇は部屋の空気を外部へ排出することで、臭いの蓄積を防ぐ効果があります。室内と外気の差が大きいほど効果的です。
これらのグッズと換気を組み合わせることで、臭いを効率的に抑えることができます。コストと効果を考慮し、自分の環境に合ったグッズを選ぶことがポイントです。

3-3. 臭い完全消失までの日数とそれ以降の対処法

外壁塗装の臭いは、塗装から1週間程度で大部分が消えますが、完全になくなるまでには1ヶ月程度かかります。臭いの程度は日によって差があり、気温の高い日中に最も強くなります。臭い対策として、定期的に窓を開けて換気することが有効です。また、活性炭や消臭剤を置くことで、臭いをある程度抑えることができます。ただし、数ヶ月経ってもごくわずかに臭いが残ることがあるので、その場合は再塗装などの対応が必要です。こまめな換気と消臭グッズの併用で、できるだけ早く臭いを取り除きましょう。