DIYで外壁塗装!
失敗しないポイントとステップバイステップの手順

INDEX目次

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今回は外壁塗装をDIYで行う際のポイントを具体的に解説したいと思います。

外壁塗装は一見簡単そうに見えますが、実は細かなポイントがたくさんあります。
特に足場を組む作業や塗料の塗り方など、未経験者にとっては難易度が高い作業が含まれています。

そこで今回の記事では、外壁塗装のDIY初心者の方でも安全に美しい仕上がりを実現できるよう、事前準備から塗装作業、後処理まで一連の流れを丁寧に解説します。
具体的には、塗装前の下準備のポイント、塗料や道具の選び方、塗装作業時のコツ、失敗しやすいポイントとその対策、DIYのメリット・デメリットなどをご紹介します。

 

 

01 外壁塗装DIYの基本的な手順

1-1. 塗装前の下準備

外壁塗装をDIYで行う際、塗装前の下準備は大切な工程です。古い塗料のはがれやひび割れ、汚れなどを確認し、必要に応じて下地処理を行います。高圧洗浄機で汚れを落としたり、水洗いブラシで古い塗料を剥がします。下地の状態を整えておくことで、美しい仕上がりを実現できます。塗装後の劣化を防ぐ意味でも、入念な下準備が成功のカギとなります。

1-2. 塗料選びと道具の準備

塗料選びでは、外壁の素材や劣化状況に合わせた適切な塗料を選ぶことが大切です。水性塗料は安全で扱いやすい一方、油性塗料のほうが耐久性に優れています。使用する塗料の種類と必要量を事前に確認しましょう。道具は、ローラーやはけなどの塗装用具のほか、養生テープや塗料用バケツも用意する必要があります。事前の準備をしっかり行うことで、作業効率と仕上がりを良くすることができます。

1-3. 具体的な塗り方と進行のポイント

外壁塗装をDIYで行う際、塗り方と進行管理のポイントは以下の通りです。まず、塗装箇所の汚れやひび割れを確認し、必要に応じて下地処理を行います。次に、塗料の種類と必要量を正しく見積もり、塗装計画を立てます。塗装当日は天候に注意しつつ、まずは隅々まで入念に1回目を塗り、乾燥後に2回目を塗ることが大切です。塗装箇所が広い場合は、区画を決めて作業を進めると効率的です。塗料の乾燥状況を確認しながら、漏れのないよう丁寧に塗ることがポイントとなります。

 

 

02 DIY外壁塗装で失敗しないための注意点とアドバイス

2-1. 足場の設置と安全対策

足場の設置は外壁塗装DIYにおいて最も重要な安全対策の一つです。高所作業車をレンタルする方法や、簡易な脚立と手すりを使う「足場なし工法」もありますが、素人がいきなり行うにはリスクが高いでしょう。
可能な限り丈夫な足場を設置し、必要な箇所に手すりを付ける等、安全面には十分配慮しましょう。作業中も常に周囲への気配りを怠らないことが大切です。

2-2. 各工程ごとの時間配分と作業効率化

外壁塗装DIYを行う際、各工程ごとの時間配分と作業効率化は大切なポイントです。足場設置や下地処理にかかる時間を見積もった上で、塗装作業自体に必要な時間も考慮しましょう。例えば、1日5時間の作業で外壁15平方メートルを塗装する場合、1平方メートルあたり20分はかかると想定されます。作業効率を上げるコツは、塗料の準備を事前に整えること。ハケ・ローラーは使い捨てタイプを数本用意し、塗装の流れを止めないことが大切です。

2-3. 塗装失敗例とその対処法

外壁塗装をDIYで行う際、よくある失敗例としては、下地処理が不十分であることが挙げられます。下地処理をしっかり行わないと、新しい塗料が剥がれてしまうことがあります。対処法としては、剥がれた部分の塗料を取り除き、下地処理をやり直してから再塗装する必要があります。また、塗装作業中に雨が降ってしまった場合も注意が必要です。雨で塗料が流れたり薄まったりすると、仕上がりが悪くなります。この場合は、乾燥するまで待ってから、問題部分の再塗装が必要です。

 

 

03 DIY塗装のメリットとデメリット

3-1. 天候や気温など、外壁塗装に影響を与える外的要素

外壁塗装に影響を与える外的要素として、天候や気温が大きなポイントです。雨天時の施工は避けるべきで、気温も5℃以下や35℃以上では塗料の乾燥に影響が出ます。季節や1日の気温変化に注意し、適切な時期・時間帯の選択が重要です。また日差しの影響で表面温度が上昇し、塗料の乾燥速度に差が出ることも。温度変化が激しい日は避けましょう。

3-2. DIYと業者施工の比較 – コスト、時間、品質など

外壁塗装をDIYで行うメリットはコスト面で大きいです。業者に依頼する場合は1坪当たり1万5千円程度かかりますが、DIYなら材料費だけで済みます。一方で欠点として、アマチュアの場合、仕上がりの品質が業者に及ばないことがあげられます。塗装技術や経験がないと、色むらや塗りムラが発生しやすくなります。作業時間については、DIYの方がかかることが多いでしょう。足場の設置や下地処理など準備作業に手間取ることが予想され、1日当たりの作業エリアが業者の約半分程度にとどまると言われています。

3-3. DIY塗装に必要な心構えと体力面での配慮

DIYで外壁塗装を行う際は、必要な体力と時間の確保が大切です。高所作業が伴うため、慎重な準備と体調管理が必要不可欠です。作業前に体の状態を確認し、無理のないペースで作業を進めることが大切です。また、過度の夏場の暑さや寒さは体力を奪うので、適切な時期を選ぶこともポイントです。