寝室に取り入れたい観葉植物の効果と種類!注意点もご紹介!
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Webライター
平田 翔
宅地建物取引士
ハウスメーカーで建売住宅販売や土地仕入れ、土地調査などに携わった経験と宅地建物取引士の資格を活かし、不動産ライターとして活動中。「土地売買」「住宅購入」「借地権」「共有持分」などのテーマで多数執筆。現在は、SEOやコラムなど、様々なジャンルで執筆を行う。
癒し効果や空気清浄効果のある観葉植物。寝室においてリラックス時間をより快適にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。多くのメリットが期待できる観葉植物ですが、いくつかのデメリットも存在します。本記事では、寝室に観葉植物を取り入れるメリット・デメリットや選ぶ際のポイント、おすすめの観葉植物などを詳しく紹介します。
01 寝室に観葉植物を取り入れるメリット
寝室に観葉植物を取り入れることで、以下のようなメリットが期待できます。
●空気を綺麗にする効果がある
●加湿効果がある
●癒しの効果がある
●インテリアになる
●風水的な効果がある
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。
空気を綺麗にする効果がある
観葉植物は、光合成することで二酸化炭素を吸収し、酸素を排出します。植物によって室内の空気が循環するため、空気を綺麗に保つことが可能です。
また、空気中の有害物質を吸収し、浄化する力も注目されています。寝室に観葉植物を置くことで、建築に使用している材料から発生する化学物質を軽減してくれるため、より快適な睡眠環境を整えられるでしょう。
加湿効果がある
観葉植物は、根から吸収した水分を葉まで運び、葉に存在する気孔と呼ばれる部分から水蒸気として放出します。葉から水蒸気として放出する現象は「蒸散作用」と呼ばれ、自然な加湿器としての役割を果たしています。
冬場の乾燥しやすい寝室環境において、観葉植物が快適な湿度維持を手助けしてくれるのです。乾燥による喉の痛みや肌の乾燥を和らげる効果が期待でき、より質の高い睡眠環境を作れるでしょう。
癒しの効果がある
緑の植物には、心を落ち着かせるリラックス効果があります。
一日の疲れを癒す寝室に生命力あふれる観葉植物を置くことで、心理的な安らぎを得ることが可能です。また、植物の世話をする時間自体がストレス解消になり、心の健康維持が期待できます。日常的に植物と触れ合うことで、ストレスを軽減して心落ち着く睡眠をもたらしてくれるでしょう。
インテリアになる
観葉植物は、寝室の雰囲気を大きく変える装飾アイテムとして人気があります。
葉の形や大きさ、色合いの異なる植物を選ぶことで、部屋の印象を自在に演出できます。例えば、ベッドサイドに小ぶりな植物を置いたり、お部屋の角に背の高い植物を配置したりすることで、寝室全体に自然な温かみのある空間を作り出すことが可能です。
ベッドのみの寝室にワンポイントのインテリアを取り入れたいと考えている方は、緑の観葉植物を選択するのもおすすめです。
風水的な効果がある
観葉植物には、風水的な効果があるとされています。
生命力にあふれた植物は、空間にポジティブなエネルギーをもたらし、気の流れをよくする働きがあると考えられているのです。例えば「幸運の木」として知られるパキラは金運アップ、ガジュマルも財運を高める効果があるとされています。置く場所にも意味があり、寝室に適した植物も多くあります。
02 寝室に観葉植物を置くデメリット
観葉植物には多くのメリットがある一方で、いくつかの注意すべき点もあります。快適な寝室環境を維持するためには、以下のようなデメリットを理解することが大切です。
●虫対策が必要
●土にカビが生えることがある
●日当たりや風通しによって育てるのが難しいことがある
●ペットに健康被害が及ぶことがある
それぞれ詳しく解説します。
虫対策が必要
観葉植物を育てると、土や鉢にコバエやダニなどの害虫が発生する可能性があります。
寝室に虫が発生すると不快な気持ちになるだけではなく、安心して休むこともできません。そのため、寝室に観葉植物を置く場合は、虫が発生しにくい植物や土を選んだり、定期的に清掃したりすることが大切です。また、水やりの量を適切に保ち、土が過度に湿った状態にならないよう注意しましょう。
土にカビが生えることがある
寝室の換気状況や水やり頻度によっては、植物の土にカビが発生しやすくなります。
カビは胞子を放出して健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、特に注意が必要です。予防には、土の表面を清潔に保ち、適度な換気を心がけることが重要です。また、水やりの際は土の表面が乾いてから行うなど、適切な管理が欠かせません。
日当たりや風通しによって育てるのが難しいことがある
日光が十分に入らない寝室は珍しくありませんし、プライバシーの観点からカーテンを閉めがちです。
日当たりや風通しの悪い環境では、多くの観葉植物にとって理想的な生育条件を整えることが難しくなります。加えて、エアコンの風が直接当たる場所や、窓際の寒暖差が大きい場所では、植物が弱ることも少なくありません。
寝室の特徴に合わせて、生育に影響のない植物を選んだり、植物に負荷がかからないよう対策したりする必要があります。
ペットに健康被害が及ぶことがある
寝室で犬や猫などのペットと一緒に過ごす場合、観葉植物の存在がペットの健康に影響を与える可能性があります。
例えば、人気の観葉植物の一つであるアイビー。犬や猫が好奇心からかじってしまうと、含有するサポニンによって中毒症状を引き起こす恐れがあります。ほかにもユリ科やツツジ科など、一部の観葉植物はペットにとって有毒な成分を含んでいることがあり、誤って口にした場合の健康被害のリスクがあります。
また、好奇心旺盛なペットが植物を倒したり、土をいじったりする心配もあるでしょう。ペットを飼っている方は、植物の種類や置き場所に気を付ける必要があります。
03 寝室の観葉植物を選ぶ際の3つのポイント
寝室に適した観葉植物を選ぶには、光や湿度などの環境条件と、インテリアとしての調和を考慮する必要があります。失敗しない観葉植物選びのポイントは、以下の3つです。
●耐陰性の高さを基準に選ぶ
●乾燥に強い種類を選ぶ
●インテリアやコーディネートに合わせて選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
耐陰性の高さを基準に選ぶ
寝室は一般的に日光が少なく暗い部分が多い環境のため、耐陰性の高い植物を選ぶことが重要です。
耐陰性とは、日光の少ない場所でも育つことができる性質を指します。サンスベリアやポトスなど、暗い環境でも生育できる植物を選ぶことで、管理の手間を減らして長く楽しめるでしょう。
乾燥に強い種類を選ぶ
寝室は、エアコンの使用により乾燥しやすい環境です。特に冬場は暖房の影響で湿度が大幅に低下し、植物にとってはストレスの多い環境となるのです。そのため、乾燥に強い種類を選ぶことで、管理が楽になります。多肉植物やサボテンなどの乾燥に強い植物は、水やりの頻度も少なく済むため、忙しい方にもおすすめです。
具体的には、サンスベリアやガジュマル、ドラセナなどが適しています。これらの植物は乾燥に強く、1週間から10日程度水やりをしなくても大丈夫な種類です。ただし、極端な乾燥は避けたほうがよいので、加湿器と併用することをおすすめします。
インテリアやコーディネートに合わせて選ぶ
植物選びでは、部屋の広さやインテリアの雰囲気に合わせて、植物の大きさや形を検討しましょう。
例えば、モダンな部屋には直線的な葉を持つサンスベリアやドラセナ、ナチュラルな部屋には丸みのある葉のペペロミアやポトスが調和しやすいです。
また、観葉植物を置く位置も重要なポイントです。ベッドサイドに置く場合は小ぶりな植物を選び、窓際やコーナーには大きめの植物を配置するなど、空間のバランスを考慮しましょう。部屋の色調や素材感に合わせて鉢を選ぶことで、より洗練された空間づくりが可能になります。
04 寝室にぴったりのおすすめ観葉植物5選
寝室環境に適した観葉植物には、耐陰性が高く管理のしやすい種類が挙げられます。ここでは、初心者でも育てやすく、寝室のインテリアとしても人気の高い以下の5つの観葉植物を紹介します。
●モンステラ
●サンスベリア
●テーブルヤシ
●ガジュマル
●パキラ
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。
モンステラ
大きな特徴的な葉が魅力的なモンステラは、置くだけで南国の雰囲気が漂い、寝室のアクセントとして最適な観葉植物と言えます。
モンステラは耐陰性があり適度な明るさがあれば育てられるため、寝室に適していますし、初心者にも育てやすいのが魅力です。さまざまなサイズ感で販売されているので、部屋のサイズに合わせて選ぶことが可能です。また、成長とともに葉の切れ込みが深くなっていく様子を楽しめます。
サンスベリア
サンスベリアは、直立した葉の姿と独特な縞模様が印象的な植物で、マイナスイオンを発する特徴があり、空気清浄効果が期待できます。また、耐陰性が高く、乾燥にも強いため、開口部の少ない寝室に最適な植物です。
水やりは土が乾いてからで問題ありませんし、過度な手入れを必要としないため、初心者にもおすすめの植物です。
テーブルヤシ
テーブルヤシは、ヤシの木のような見た目で、コンパクトながら南国風の雰囲気を演出できる観葉植物です。日当たりを好みながらも耐陰性があり、寝室の少ない光でも十分に育てられます。
加湿効果が高く乾燥しがちな寝室の湿度改善にも役立ちますし、病気にもなりにくい小物で人気があります。
ガジュマル
ガジュマルは丸みを帯びた葉と太い幹が特徴的な可愛らしい観葉植物で、縁起物としても人気です。幹や根が特徴的で、時間をかけて育てる楽しみがあります。
寝室の明るさに合わせてサイズの小さいものを選べば、窓際やベッドサイドでも育てられるでしょう。水やりの頻度も比較的少なく、初心者でも管理しやすい植物です。
パキラ
パキラは、編み込まれた幹と大きな葉が個性的な観葉植物です。耐陰性があり、寝室の環境でも育てやすいのが特徴です。また、「発財樹」との異名があり、金運を招く縁起のいい植物とも言われています。葉が大きく展開する様子は見応えがあり、部屋のアクセントとしてもおすすめです。
ミルキーウェイと呼ばれる白模様の葉っぱが特徴的な種類もあり、好みや部屋の雰囲気に合わせて選べます。水やりは土の表面が乾いてから行えば良く、比較的管理がしやすい植物です。
05 寝室に観葉植物を取り入れる際の3つの注意点
観葉植物を寝室に取り入れる際は、適切な管理が欠かせません。寝室に観葉植物を取り入れる際の具体的な注意点は、以下の3つです。
●換気を怠らないようにする
●日光不足に注意する
●水をあげすぎないようにする
それぞれ詳しく解説します。
換気を怠らないようにする
寝室は密閉された環境になりやすいため、定期的な換気が非常に重要です。
風は植物にとって欠かせない存在であり、空気の流れが悪いと植物の成長に悪影響を及ぼします。換気を行い風を通すことで、葉の蒸散作用も活発化させたり、土の乾きを促進し根腐れを防止したりできます。また、風があることで湿度や温度が下がり、カビが発生しにくい環境作りに役立つのです。
日光不足に注意する
寝室は、一般的に日光が不足しがちな場所です。窓がある寝室でも、間取りによって日が入りづらくなっているケースもあります。そのため、観葉植物を寝室に置く際には、植物の健康的な成長に欠かせない日光の入り具合に注意する必要があります。
カーテンは日中できるだけ開け、遮光カーテンは必要な時だけ使用するなどの工夫が効果的です。また、定期的に植物の向きを変えることで、均等に日光が当たるようにしましょう。窓の向きや間取りによって日光を取り入れづらい場合は、耐陰性が強い植物を選び、日中は日光が当たる別のお部屋に移動する方法もおすすめです。
水をあげすぎないようにする
寝室は風通しが悪くなりがちなため、水のやりすぎに注意しましょう。水のやりすぎは、土のカビや根腐れの原因となります。
土の表面が乾いてから水やりを行うことを基本とし、受け皿に水が溜まらないよう注意が必要です。特に冬場は水やりの頻度を減らし、植物の休眠期に合わせた管理を心がけましょう。
06 まとめ
寝室に観葉植物を置くことで、空気清浄や加湿効果だけでなく、心を落ち着かせるリラックス効果も期待できます。初心者でも育てやすいサンスベリアやパキラなど、寝室環境に適した植物を選べば、育成や管理も決して難しくありません。
また、虫やカビが発生するなどのデメリットもありますが、防ぐコツを押さえることで毎日の暮らしに安らぎと潤いをもたらしてくれる素敵なインテリアになります。この記事で紹介したおすすめの観葉植物を参考にして、寝室に緑を取り入れてみてください。