失敗しないDIYウッドデッキ作り!
基礎知識とコツを徹底解説
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INDEX目次
DIYウッドデッキ作りに興味がある方も多いのではないでしょうか。
ウッドデッキはアウトドア空間を広げてくれる上に、自然な雰囲気を醸し出してくれます。しかし、材料選びから施工方法まで慣れないことも多く、失敗しやすいのが現状です。
そこで本記事では、DIY初心者でも安心してウッドデッキ作りができるよう、基本的な構造や組み立て方からメンテナンス方法まで、基礎知識を丁寧に解説します。
ウッドデッキ作りに自信がない方も、ぜひ参考にしてみてください。
01 ウッドデッキの基本構造と組み立て方
はじめに、ウッドデッキの基本構造と組み立て方を紹介します。
ウッドデッキの基本構造
ウッドデッキの基本構造は、根太、支柱、床板の3つの部分から成り立っています。根太はデッキの骨組みとなる横方向の部材で、これを支柱で支えます。
床板は根太の上に並べられ、歩行面となります。根太と床板の間には間隔を空け、通気性や排水性を高めます。木材以外にコンクリート製の根太もあります。組み立ては根太と支柱から行い、最後に床板を設置します。
根太の配置法と取り扱いについて
根太はウッドデッキの構造を支える大切な部材です。配置には十分注意が必要です。まず、根太と床板の間隔は30~45cmが適切です。次に根太の本数ですが、一般的には3本で十分な強度が得られます。
ただし、床板の長さが長い場合や荷重が大きい場合は本数を増やすことをおすすめします。根太と土台の固定方法も重要で、アンカーボルトを使用するのがベストです。
また、根太を運ぶ際には素手で持つのではなく、手袋を着用することを忘れずに。
床板の施工方法
床板を設置する際は、根太の上に均等に重なるように配置します。木材は温度や湿度の影響を受けやすいため、1枚ずつ設置していくことで、膨張や反りを抑えられます。
隙間ができてしまうと、雨水がたまったり虫が入り込んだりする可能性があるので、密着させることが大切です。木材に詳しい知人や業者に相談しながら、丁寧に施工していきましょう。
02 素材選びと特徴
次に、ウッドデッキに使う素材選びの方法と素材ごとの特徴を紹介します。
人工木ウッドデッキの特徴とメリット・デメリット
人工木ウッドデッキは、天然木に比べて耐久性や耐水性に優れているのが大きなメリットです。特に雨や日差しに強く、腐食や変色の心配が少ないため、メンテナンスが楽なのが魅力です。
一方で、天然木の温かみや風合いには及ばないのがデメリットです。コスト面では人工木の方が安価で、デザインのバリエーションも豊富なので、用途や好みに合わせて選ぶことが大切です。
天然木ウッドデッキの特徴とメリット・デメリット
天然木ウッドデッキは、美しい木目と温もりある質感が魅力です。しかし、人工木に比べると価格が高めです。また、屋外使用のため日光や雨による変色やひび割れが生じやすいデメリットがあります。
一方で、木の香りや肌触りのよさから、高級感ある雰囲気を醸し出します。塗装すればある程度防げますが、定期的な手入れが必要です。
ウッドデッキ選びのポイント
ウッドデッキを選ぶ際のポイントとして、使用目的や場所、budgetに合わせて、天然木と人工木の特徴を比較することが重要です。天然木は美しい表情と香りが魅力的ですが、耐久性や価格の点で人工木に劣ります。
一方で人工木は処理により丈夫で耐候性に優れていますが、自然な雰囲気はありません。コストパフォーマンスを重視するなら人工木、雰囲気を大切にするなら天然木を選ぶとよいでしょう。
03 DIYキットの活用方法
次に、DIYキットの活用方法を紹介します。
おすすめDIYキットの紹介
DIYキットを使うことで、ウッドデッキ作りが大幅に楽になります。根太や床板などの部材がセットになっているので、自分で調達する手間が省けます。人工木と天然木の両方のキットがあり、用途や好みに合わせて選べます。
人工木の方が価格が安いですが、天然木の方が高級感があります。キットには必要な工具も含まれているので、特別な工具を揃える必要がありません。組み立て説明書が付属しているので、初心者でも安心して作業できます。
DIYキットの組み立て方
DIYキットを使うメリットは、材料が揃っていることで作業がスムーズに進むことです。まず根太と支柱を組み立て、次に床板を設置していきます。釘やビスを使って固定しながら、ゆっくり丁寧に作業を進めましょう。
人工木と天然木では価格や耐久性が異なるので、利用シーンを考えて選ぶことが大切です。装飾性やメンテナンスの手間を考えると、人工木の方が初心者にはおすすめです。
工具の選び方と使用方法
DIYウッドデッキを作る際には、適切な工具の選び方と使用方法が重要です。電動ドリルや丸のこを始め、水平を確認できるレベルなど、作業ごとに必要な工具が異なります。
工具の性能不足で作業が遅れたり、誤った使い方で怪我をしたりする可能性があるので、事前に十分な確認が必要です。例えば、根太と床板を固定するネジを打ち込む際は、コードレスインパクトドライバーの使用をおすすめします。
04 ウッドデッキのメンテナンス方法
最後に、ウッドデッキのメンテナンス方法を紹介します。
天候条件(雨や強い日差し)に対する対策
ウッドデッキを雨や強い日差しから保護するためには、屋根の設置が効果的です。簡易的な屋根であれば、パイプと波板を使用した軽量なものを自作することも可能です。また、市販のデッキ用屋根や日よけシートを利用する方法もあります。
これらは設置が容易で、コストも抑えられるメリットがあります。屋根や日よけを設置することでウッドデッキを長持ちさせ、快適に利用できるでしょう。
対虫、腐朽対策について
ウッドデッキを長持ちさせるには、対虫や腐朽対策が大切です。木材に含まれる成分が虫を寄せ付ける要因の1つなので、防腐剤や防蟻剤を塗布することが有効です。
また、塗装をすることで木材を保護できます。水分が浸入しにくくなる効果も期待できます。塗装には透明タイプや着色タイプがありますが、日光や水分から守る効果を重視するなら着色タイプを選ぶとよいでしょう。
長持ちさせる塗装方法
ウッドデッキを長持ちさせるには、適切な塗装が重要です。木材に含まれるリグニンを保護するため、耐水性や耐候性に優れた塗料を選ぶことが大切です。具体的には、水性ウレタン塗料や油性木工用塗料がおすすめです。
塗装のタイミングとしては、新築時だけでなく、1~2年に1回の定期塗装を心がけましょう。塗装箇所は、床面はもちろんのこと、根太や手すりにも塗装が必要です。適切な塗装を行うことで、美しいウッドデッキを長期間保てます。
05 まとめ
DIYウッドデッキ作りは、根太の配置方法や床板の施工、塗装の方法など、さまざまなポイントがあります。しかし、事前の計画と調査をしっかり行えば、失敗することなく美しいデッキを完成させられます。
本記事では、デッキの基本構造からDIYのコツ、メンテナンス方法まで、失敗しないために知っておきたい知識を詳しく解説しました。
ウッドデッキ作りに自信がない方も、ぜひ参考にしてみてください。