外壁塗装を長期間不要にする
素材と対策方法を解説

INDEX目次

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01 外壁塗装が不要な素材や劣化しにくい外壁材

穏やかな青空とタイル張りの戸建外観

一般的な外壁材は定期的な塗り替えが必要ですが、一部の素材は塗装が不要か、劣化が遅い特徴があります。代表的な素材として、タイル張り外壁、レンガ外壁、樹脂サイディング外壁、ガルバリウム鋼板外壁が挙げられます。

これらの素材は耐久性に優れ、長期間メンテナンスフリーで使用できる利点があります。ただし、目地部分の劣化や紫外線による劣化など、素材によって注意が必要な点もあります。適切なメンテナンスを行えば、100年以上の長寿命が期待できる素材もあり、初期コストは高くなりますが、トータルコストを抑えられる可能性があります。

外壁の塗り替え工事は大掛かりで費用もかさむため、これらの素材を採用することで、工事の手間やコストを大幅に削減できます。ただし、地域の気候風土に適した素材を選ぶ必要があり、専門家に相談しながら検討することが重要です。

1-1. タイル張り外壁

タイル張り外壁は、無機質な素材で作られているため、紫外線や雨風に強く、長期間の耐久性に優れています。タイル自体はほとんど劣化しませんが、タイルを固定する目地部分は経年劣化が避けられません。目地材の劣化が進むと、雨水の浸入や空気の通り道ができ、下地の劣化を招く恐れがあります。そのため、定期的な目地部分の点検と補修が必要不可欠です。適切なメンテナンスさえ行えば、タイル張り外壁は50年以上の長期使用が可能です。

1-2. 煉瓦(れんが)外壁

レンガは粘土を焼成して作られた無機質な素材で、紫外線や雨風に強い特性を持っています。レンガ自体の劣化は極めて遅く、50年以上の耐用年数が期待できます。しかし、レンガ同士を固定するモルタル部分は経年劣化が避けられません。そのため、定期的なモルタル補修が必要不可欠となります。レンガ壁面への塗装は、かえって耐久性を低下させる可能性があるため、避けるべきでしょう。適切なメンテナンスを継続することで、100年以上の長期使用が可能な外壁材料と言えます。

1-3. 樹脂サイディング外壁

樹脂サイディングは、ビニル樹脂などの合成樹脂を原料とした外壁材です。塗装が不要で、メンテナンスが容易なのが最大の利点です。防水性と耐久性に優れ、寒冷地でも凍結による劣化が少ないため、北海道などで広く使われています。継ぎ目のないサイディングであれば、目地のシーリング補修も不要です。しかし、長期間の紫外線照射により、徐々に弾力性が失われ、ひび割れが生じやすくなります。20年から30年を目安に、サイディングの張り替えや重ね張りが必要となる場合があります。

1-4. ガルバリウム鋼板外壁

ガルバリウム鋼板は、鋼板にアルミニウム、亜鉛、シリコンをメッキした金属サイディングです。亜鉛めっき鋼板と比較すると、ガルバリウム鋼板は耐食性が高く、長期間の塗装不要が期待できる外壁材料となっています。軽量で耐震性にも優れているため、屋根や外壁の重ね葺きや張り替えによく使用されます。

一方で、ガルバリウム鋼板も完全に無補修というわけではありません。15年から20年を目安に塗装のメンテナンスが必要になります。サビに強い素材ではあるものの、長期間放置するとサビが発生する可能性があるためです。適切なメンテナンスサイクルを守ることで、ガルバリウム鋼板の長寿命化が図れます。

 

02 外壁塗装の劣化による症状

外壁塗装が経年劣化すると、様々な症状が現れてきます。まず、塗膜の色あせやツヤ消失が起こります。これは紫外線の影響で塗膜が弱くなることが原因です。次に、撥水性が低下し、汚れやカビ、コケが付着しやすくなります。さらに劣化が進むと、チョーキング現象が発生します。これは塗膜の樹脂成分が劣化し、顔料が粉状になって剥がれる現象です。その後、ひび割れが入り、最終的には塗膜が浮いたり剥がれたりするようになります。これらの症状が見られた場合は、速やかに専門家に相談し、適切な対策を講じる必要があります。

2-1. 色あせ、ツヤ消失

外壁塗装が経年劣化すると、最初の症状として塗膜の色あせやツヤ消失が見られます。これは日光の紫外線によって塗膜が徐々に劣化することが原因です。一般的な塗料では5年程度で色あせやツヤ消失が目立ち始めます。この状態を放置すると、さらに劣化が進行し、最終的には塗膜が剥がれ落ちてしまいます。

色あせやツヤ消失が見られた場合は、早めの塗り替えが賢明な対策です。高耐候性の塗料を選べば、色あせの進行を遅らせることができます。例えばシリコン樹脂塗料は15年程度、フッ素樹脂塗料なら20年以上の耐用年数が期待できます。初期費用は高くなりますが、長期的には経済的です。

また、塗装不要の外壁材を採用することで、根本的に色あせの心配がなくなります。タイル、レンガ、ガルバリウム鋼板などは塗装が不要で、長期間美観を維持できる優れた外壁材です。新築時や外壁の全面リフォーム時に、こうした外壁材を検討するのも一案でしょう。

2-2. 汚れ、カビ、コケの発生

外壁塗装が劣化すると、塗膜の撥水性が低下し、汚れが付着しやすくなります。さらに進行すると、水分が残りやすくなり、カビやコケが発生する可能性があります。特に日陰になりやすい北側の外壁や植栽が近接している場所は、湿気が溜まりやすいため注意が必要です。

カビやコケが繁殖すると、外壁の美観を損ねるだけでなく、さらなる劣化の原因ともなります。発生初期であれば、自身で洗浄して除去することも可能ですが、根が張ってしまった場合は専門業者に相談するのが賢明です。カビやコケの発生は、外壁塗装の効果が7年程度で低下してきた兆候とも言えます。この時期から次のメンテナンスを検討する必要があります。

2-3. チョーキング現象(粉状の劣化)

長年の紫外線や風雨の影響で塗膜が劣化すると、顔料が粉状になり手で触れると手に付着するチョーキング現象が起こります。チョーキングが発生すると塗膜の保護機能が失われ、下地の劣化が進行するリスクがあります。チョーキングが確認された場合は、1年以内に新しい塗装を施す必要があります。放置すれば雨水の浸入や虫害などのより深刻な被害に繋がる可能性があるためです。チョーキングは塗装から10年程度が経過した頃に起こりやすいため、定期的な外壁の点検が重要となります。

2-4. ひび割れの発生

外壁塗装の劣化が進行すると、ひび割れが発生することがあります。ひび割れは小さなヘアークラックから始まり、放置すれば徐々に大きくなっていきます。ひび割れが0.3cm以上の幅になると、雨水の浸入や壁体の構造的な問題を引き起こす可能性が高くなります。

ひび割れが発生した場合は、速やかに専門業者に相談し、適切な補修工事を行う必要があります。小さなひび割れでも放置すれば悪化する恐れがあるため、早期発見と対処が何より重要です。ひび割れが大きくなれば、外壁材の張り替えなど大がかりな工事が必要となり、多額の費用が掛かる可能性もあります。

定期的な外壁の点検を心がけ、ひび割れの兆候を見逃さないよう注意を払いましょう。適切なメンテナンスにより、ひび割れの発生や進行を防ぐことができます。

2-5. 塗膜の浮き、剥がれ

外壁塗装の劣化が進行すると、塗膜が浮いたり剥がれたりする症状が現れます。この段階では塗膜の防水機能がほとんど失われており、雨水が下地に浸入しやすくなります。浮いた塗膜の隙間から水分や空気が内部に入り込むと、さらに剥がれが進行します。剥がれた部分から下地が露出すれば、紫外線や雨風の影響で下地材の劣化が急速に進行します。小さな剥がれでも放置すれば大きく広がる可能性があり、最悪の場合は外壁材の張り替えが必要になるでしょう。塗膜の浮きや剥がれを発見したら、すみやかに専門業者に相談し、適切な補修工事を行うことが賢明です。

 

03 劣化した外壁を放置するリスク

リスクと書かれた木造ブロックと虫眼鏡

劣化した外壁を放置すると、ひび割れや塗膜の剥がれから雨水が浸入し、内部結露やカビ発生、壁紙の浮きなどの問題が生じる可能性があります。さらに、腐った木部分にシロアリが寄り付き、住宅の土台を食い荒らされるリスクもあります。シロアリ被害が深刻になれば、建て替えを検討しなければならない事態にもなりかねません。外壁の劣化は見た目の問題だけでなく、住宅の構造にまで影響を及ぼしかねないのです。適切なタイミングでの外壁塗装やリフォームが不可欠となります。

3-1. 雨水の浸入による内部劣化

ひび割れや塗膜の剥がれなどにより外壁に穴が開くと、そこから雨水が内部に浸入します。内部に雨水が入ると、壁内の湿気が高まり、内部結露が発生しやすくなります。内部結露が起これば、カビの発生や壁紙の浮きなどのトラブルに発展する可能性があります。さらに、雨水が建物の土台部分まで到達すれば、シロアリなどの害虫が住み着き、構造材を食い荒らされるリスクもあります。外壁の小さな穴から始まる内部劣化は、放置すれば深刻な事態に発展する可能性がありますので、早期発見と対策が重要です。

3-2. シロアリ等の害虫被害

外壁の劣化を放置すると、シロアリなどの害虫による被害が発生する恐れがあります。シロアリは腐食した木材に寄り付きやすいため、外壁の下地部分が劣化していると被害に遭いかねません。シロアリに家の土台を食い荒らされると、地震の際に倒壊する危険性が高まります。一度シロアリ被害が発生すると、補修費用が数百万円にのぼる場合もあり、被害が甚大であれば建て替えを検討せざるを得なくなるでしょう。外壁の劣化を早期に発見し、適切な対策を講じることが重要です。

 

04 外壁塗装の長期化対策

外壁塗装のメンテナンスサイクルを長期化するには、高耐久性の塗料を選ぶことが重要です。シリコン塗料やフッ素塗料などは、15年以上の長期間メンテナンスフリーを実現できます。一回の工事費用は高くなりますが、長い目で見れば経済的です。

また、塗装不要な外壁材を採用するのも有効な対策です。タイル張りやレンガ造りの外壁は、100年以上の長期耐用が期待できます。樹脂サイディングやガルバリウム鋼板も、塗装の必要がなく、メンテナンスが簡単です。初期投資は高くなりますが、トータルコストを抑えられる可能性があります。

外壁材の特性や地域の気候条件を考慮し、最適な素材を選ぶことで、外壁塗装のメンテナンス費用を大幅に削減できます。

4-1. 高耐久性塗料の選定

外壁塗装の長期化対策として、高耐久性の塗料を選ぶことが重要です。一般的なアクリル塗料の耐用年数は5年程度ですが、シリコン塗料やフッ素塗料などの高機能塗料を使えば、15年から20年以上の長期間メンテナンスが不要になります。

シリコン塗料は、シリコン樹脂を主成分とした塗料で、優れた耐候性と防汚性を備えています。フッ素塗料は、フッ素樹脂を配合した塗料で、非常に滑らかな塗膜面を形成し、汚れが付着しにくい特徴があります。

初期コストは高くなりますが、長期的に見れば外壁塗装の回数が減り、足場工事などの経費も節約できるため、トータルコストを抑えられます。また、頻繁な工事による生活の煩わしさも軽減できます。高耐久性塗料の採用は、外壁の長寿命化と経済的メリットの両面で有利といえるでしょう。

4-2. 塗装不要な外壁材の採用

外壁塗装のメンテナンスを最小限に抑えるには、塗装が不要な外壁材を採用するのが有効な方法です。タイル張りやレンガ造り、樹脂サイディング、ガルバリウム鋼板などの素材は、長期間にわたり塗装のメンテナンスが不要です。初期投資は高くなりますが、将来的なメンテナンス費用を大幅に削減できます。気候条件や地域性も考慮し、専門家に相談しながら最適な外壁材を選ぶことをおすすめします。

 

05 外壁のリフォーム工事の種類

外壁のリフォーム工事には大きく分けて2種類あります。1つは部分的な補修工事で、もう1つは外壁材の全面張替えです。

部分的な補修工事は、外壁のひび割れやサビ、塗装の剥がれなど、局所的な劣化に対処する工事です。小規模な工事で済むため、費用を抑えられるメリットがあります。ただし、外壁全体の劣化が進行している場合は対症療法に過ぎず、根本的な解決にはなりません。

一方、外壁材の全面張替えは、古い外壁材を全て剥がし、新しい外壁材を張り直す大がかりな工事です。初期費用がかさむデメリットはありますが、外壁全体を一新することで耐久性や美観が大幅に向上します。また、外壁材の種類を変更することで、メンテナンス性の高い素材を採用できるなどのメリットもあります。

外壁の劣化状況や予算、ご要望に応じて、適切な工事方法を選択することが重要です。

5-1. 部分的な補修工事

部分的な補修工事は、外壁に生じた小さなひび割れや塗膜の浮き、剥がれなどの軽微な劣化に対処する工事です。ひび割れ箇所の充填やサビ止め塗装、剥がれた部分の部分塗装などを行います。足場を組む必要がないため、費用を抑えられるメリットがあります。しかし、大がかりな劣化には対応できないため、劣化の進行具合によっては全面的な塗り替えが必要になる場合があります。補修工事は、外壁の状態を定期的に確認し、早期に軽微な劣化に対処することで、大規模な工事を先送りできる有効な手段となります。

5-2. 外壁材の全面張替え

外壁材の全面張替え工事は、既存の外壁材を完全に剥がし、新しい外壁材に張り替える大がかりな工事です。この工事を行うことで、より耐久性の高い外壁材を採用できるため、長期間の塗装不要を実現することができます。例えば、タイルやレンガなどの無機質な外壁材に張り替えれば、50年以上の長期間メンテナンスフリーで使用可能です。

一方で、外壁材の全面張替え工事は大規模な工事となるため、工事費用が高額になる可能性があります。既存の外壁材を剥がす作業が必要なだけでなく、新しい外壁材の設置や廃棄物の処理など、多くの工程が含まれるためです。しかし、長期的な視点で見れば、頻繁な塗装工事の費用を抑えられるメリットがあります。

外壁材の全面張替えを検討する際は、工事費用と将来の維持費の両面から総合的に判断する必要があります。耐久性が高く、メンテナンスフリーな外壁材を採用すれば、長期的にはコストを抑えられる可能性が高くなります。

 

06 外壁塗装業者選びのポイント

外壁塗装業者を選ぶ際は、まず見積金額が適正かどうかを確認することが大切です。安すぎる見積もりは、塗料の薄め使いや保証の不備など、しっかりとしたメンテナンスが行われない可能性があります。内訳が詳しく記載されている業者を選ぶと良いでしょう。

次に、アフターサービスが充実している業者を選ぶことをおすすめします。外壁塗装は定期的なメンテナンスが必要なため、保証期間が長く、次回のメンテナンスも安心して任せられる業者を選びましょう。

最後に、複数の業者から相見積もりを取ることが重要です。一社だけでは費用が適正かわかりませんが、複数の見積もりを比較することで、費用とリフォーム内容を総合的に判断できます。施工実績も公開している業者を選ぶと良いでしょう。

6-1. 適正な見積金額

外壁塗装の見積金額が適正かどうかを判断するには、以下のポイントに注目する必要があります。

まず、業者から提示された見積金額が、同地域の相場と比べて極端に安価すぎる場合は要注意です。安価すぎる見積金額の背景には、塗料の薄め使いや保証内容の不備など、適切な施工が行われない可能性が潜んでいます。

次に、見積書の内訳を確認することが重要です。内訳が「一式」と曖昧な記載が多数ある場合、実際の工事内容が不明確で、過剰な請求を狙われているリスクがあります。信頼できる業者は、塗料の銘柄やメーカー名、工程ごとの費用など、できる限り詳細な内訳を明記するはずです。

さらに、アフターサービスの内容と保証期間にも注目しましょう。保証期間が長く、定期的な無料点検などのアフターフォローが充実している業者ほど、適正な施工と責任を持った対応が期待できます。

このように、見積金額だけでなく、内訳の透明性やアフターサービスの充実度など、様々な観点から総合的に判断する必要があります。疑問点があれば業者に質問し、分からないことは解消しておくことが賢明です。

6-2. アフターフォローの充実度

外壁塗装は一度の工事で終わりではありません。適切なメンテナンスサイクルを守り、定期的に点検や補修を行う必要があります。そのため、アフターフォローサービスが手厚い業者を選ぶことが大切です。

保証期間が長く、工事後も一定期間は無料で点検に来てくれる業者であれば、次回のメンテナンス時も安心して依頼できます。また、補修が必要な場合の対応も迅速で、費用面でも割安な業者を選ぶと良いでしょう。

一方で、アフターフォローが不十分な業者に外壁塗装を依頼すると、後々トラブルに巻き込まれる可能性があります。保証期間が短かったり、有料の点検しか行ってくれなかったりすると、思わぬ出費を強いられる恐れがあります。

外壁塗装は長期的な視点が重要なので、アフターフォローサービスの内容を確認し、手厚い業者を選ぶことをおすすめします。

6-3. 複数業者の相見積もり

外壁塗装の見積もりを検討する際は、できるだけ複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。一社からの見積もりだけでは、適正な価格なのか判断しづらいからです。相見積もりを取ることで、各社の費用とサービス内容を比較しやすくなります。

信頼できる業者を選ぶポイントとしては、十分な実績と施工事例を公開している会社がよいでしょう。自身の希望する外壁塗装工事と、業者の実績がマッチするかどうかを確認できます。また、アフターサービスが手厚く、長期的な保証が付いている業者に外壁塗装を依頼するのが賢明です。定期的なメンテナンスが必要な外壁塗装では、工事後のフォローが重要になるためです。

 

07 外壁の適切なメンテナンスで快適な住環境を

外壁は住宅の重要な構成要素であり、その劣化は建物全体の寿命に大きな影響を及ぼします。外壁の塗装が劣化すると、雨水の浸入や紫外線による劣化が進行し、内部の構造材にまで被害が及ぶ可能性があります。また、ひび割れからシロアリなどの害虫が侵入する恐れもあります。このような深刻な被害を防ぐためには、外壁の状態を定期的に点検し、適切なタイミングで外壁塗装やリフォームを実施することが不可欠です。高耐久性の塗料を使用したり、塗装不要の外壁材を採用したりすることで、メンテナンス周期を延ばすこともできます。外壁のメンテナンスにはある程度の費用がかかりますが、長期的に見れば住宅の資産価値を維持し、快適な住環境を守ることができます。