外壁材の選び方と
種類別の特徴・価格を徹底解説
INDEX目次
01 主な外壁材の種類
日本で一般的に使用されている主な外壁材には、サイディング外壁、モルタル外壁、ALC外壁、金属外壁があります。それぞれの材質や製造方法が異なるため、価格帯や耐久性、デザイン性などの特徴が大きく異なります。外壁材を選ぶ際は、予算や気候条件、デザインへのこだわりなどを総合的に勘案し、最適な外壁材を選ぶことが重要です。
1-1. サイディング外壁
サイディング外壁は、窯業系、金属系、樹脂系、木質系などの素材を使った板状の外壁材を工場で製造し、現場で組み立てる方式です。素材の種類が豊富なことから、様々な色やデザイン、質感のバリエーションに富んでいます。工場生産品のため施工が比較的簡単で工期も短く、初期コストを抑えられるメリットがあります。一方で、ジョイント部分のコーキング劣化に注意が必要で、5〜10年程度の定期的なメンテナンスが欠かせません。現在の外壁材シェアの約8割を占める最も一般的な外壁材です。
1-2. モルタル外壁
モルタル外壁は、砂、セメント、水、砂利を混ぜ合わせたモルタルを塗り付け、左官や砂、塗料の吹き付けで外壁を形成します。職人が現場で手作業で仕上げるため、つなぎ目がなくデザイン性に富んだ外壁が実現できます。無機質な素材を使用しているので、優れた防火性能を発揮します。
左官仕上げでなめらかな質感を出したり、跡を残して個性的な風合いを演出したり、吹き付けで凹凸や色付けをするなど、様々な手法で外観のアレンジが可能です。一方で、職人の手作業による施工のため工期が長くなる傾向にあり、5~10年を目安に定期的なメンテナンスが欠かせません。ひび割れやはがれの発生にも注意が必要です。
1-3. ALC外壁
ALC外壁は、ケイ酸、石灰、発泡剤のアルミ粉末を混ぜ合わせて焼成した軽量気泡コンクリートで作られています。無数の微細な気泡が内部に存在するため、軽量ながら高い強度と優れた断熱性、耐火性を併せ持っています。様々な形状や模様のALCパネルが製造されているため、デザイン性に富んだ外壁を実現できます。一方で、材料費が高価なことから初期費用がかさむ傾向にあります。また、パネル同士の目地部分にコーキング材が使用されているため、5年から10年程度の周期で目地のメンテナンスが必要不可欠です。特に雨水の浸入を防がないと、内部からのALCの劣化が進行する恐れがあります。
1-4. 金属外壁
金属外壁は、ガルバリウム鋼板やアルミ合金、ステンレス鋼板などの金属を芯材として使用し、断熱材を裏打ちした構造になっています。軽量でありながら高い耐久性を備えているのが特徴で、窯業系サイディングと同様に工期が短く、近年ではデザインのバリエーションも増えてきました。防水性にも優れ、金属素材のため割れが起きにくいというメリットがあります。一方で初期費用が比較的高めになること、海沿いの地域では塩害による腐食が懸念されることがデメリットとして挙げられます。
02 外壁材の種類別の価格相場
外壁材の価格は種類によって大きく異なります。一般的に最も安価なのはモルタル外壁ですが、職人による手作業が必要なため工期が長くなり、結果的に人件費を含めるとコストが高くなる傾向にあります。一方で、窯業系サイディング外壁は材料費が手頃な上に工期も短いため、現在国内で最も広く採用されている外壁材です。金属系サイディングや木質系、樹脂系サイディングは材料費が比較的高めですが、耐久性に優れメンテナンス周期が長いのがメリットです。ALC外壁は初期費用が高額ですが、50年以上の長期間使用できるため、トータルコストを考えるとコストパフォーマンスに優れています。
2-1. サイディング外壁の価格相場
サイディング外壁は現在の主流となっている外壁材で、国内シェアの約8割を占めています。その理由は工期が短く、価格が比較的手頃なことにあります。サイディング外壁の価格は、材質や機能によって異なりますが、概ね1平米あたり3,000円から8,000円程度が一般的な相場となっています。
窯業系サイディングは最も低価格帯に位置し、1平米あたり3,000円~5,000円程度が目安です。金属系サイディングは4,000円~8,000円、木質系や樹脂系サイディングは6,000円~8,000円と比較的高価格帯となります。価格以外にも耐久性や施工性、デザイン性など、それぞれ長所短所があるため、予算と合わせて総合的に検討する必要があります。
2-2. モルタル外壁の価格相場
モルタル外壁の材料費自体は比較的安価ですが、現場で職人が手作業で施工するため、工期が長くなりがちです。そのため人件費がかさみ、結果的に総合的な費用は他の外壁材と比べて高めになる傾向があります。一般的な相場としては、1平方メートル当たり3,000円~6,000円程度が目安とされています。職人の技術力や仕上がりの質によっても価格は変動しますので、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
2-3. ALC外壁の価格相場
ALC外壁は軽量気泡コンクリートを主原料とした外壁材で、価格は比較的高めとなっています。一般的な価格相場は1平方メートル当たり3,000円~6,000円程度と見られています。初期費用がかさむ分、長期的な耐久性に優れているのが特徴です。適切なメンテナンスを行えば50年以上の長期間使用が可能とされ、ライフサイクルコストを考えるとコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。ただし、目地部分のコーキング劣化に注意が必要で、定期的な補修が欠かせません。
2-4. 金属外壁の価格相場
金属外壁の価格は、材質や機能によって異なりますが、概ね1平方メートル当たり3,000円~6,000円程度が相場となっています。ガルバリウム鋼板を使った金属サイディングであれば3,000円前後、アルミ合金やステンレス鋼板を使った高級な金属サイディングでは6,000円を超える場合もあります。
初期費用は比較的高めですが、金属外壁は耐久性に優れているため、10年~15年程度のメンテナンス周期で長期間使用できます。塗り替えなどのメンテナンス費用を含めても、総合的にみればコストパフォーマンスの高い外壁材と言えるでしょう。また、近年では意匠性の高いデザインの金属サイディングも増えており、デザイン性も魅力的な選択肢となっています。
03 外壁材の種類別の特徴とメリット・デメリット
外壁材には様々な種類が存在し、材質の違いによって性能面での長所短所が大きく変わってきます。耐久性、防火性、断熱性、デザイン性など、お住まいの立地環境や個人的な重視ポイントに合わせて、メリット・デメリットを総合的に判断する必要があります。地域の気候条件や予算、デザインへのこだわりなどを踏まえ、最適な外壁材を選びましょう。
3-1. サイディング外壁の特徴
サイディング外壁は、窯業系、金属系、木質系、樹脂系などの素材を使った板状の外壁材を現場で組み立てる方式です。工場で製造された規格化された部材を使うため、施工が比較的簡単で工期も短縮できるメリットがあります。また、様々な素材や色、模様のバリエーションが豊富にあり、デザイン性に富んでいます。
一方で、サイディング板の継ぎ目にコーキング材を使うため、5~10年程度の周期でコーキングのメンテナンスが必要になります。素材によっても耐久性は異なり、窯業系や金属系は40年程度、木質系や樹脂系は30年程度の耐用年数とされています。適切なメンテナンスを行えば、比較的長期間の使用が可能です。
3-2. モルタル外壁の特徴
モルタル外壁は、砂、セメント、水、砂利を混ぜ合わせたモルタルを塗り付け、左官や砂、塗料を吹き付けて仕上げる外壁材です。職人の手作業で施工されるため、つなぎ目がなく自由度の高いデザインが可能となります。無機質な素材を使用しているので、優れた防火性能を備えているのも大きな利点です。
一方で、手作業による施工のため工期が長くなりがちで、人件費の高騰につながります。また、ひび割れやはがれが起こる可能性があるため、5年から10年を目安に定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンス時の手間やコストにも注意が必要です。
3-3. ALC外壁の特徴
ALC外壁は、ケイ酸、石灰、発泡剤のアルミ粉末を混ぜ合わせて焼成した軽量気泡コンクリートで作られています。無数の微細な気泡が内部に存在するため、優れた断熱性と軽量性を併せ持っています。また、無機質な素材のため耐火性と長期的な耐久性にも優れた外壁材です。
近年ではALCの種類も増え、様々なデザインのものが登場しています。平滑な表面のものから、レリーフ調の模様が施されたものまで、建物の雰囲気に合わせて選ぶことができます。ALCは成形が容易なため、カラーバリエーションも豊富で、お好みの色合いを選ぶこともできます。
一方で、ALC外壁の欠点としては、初期費用が比較的高額になることが挙げられます。また、目地部分にコーキング材を使用しているため、5年から10年程度の周期で目地のメンテナンスが必要不可欠です。特に雨水の浸入があると、内部が劣化しやすくなるデメリットがあります。
3-4. 金属外壁の特徴
金属外壁は、ガルバリウム鋼板やアルミ合金、ステンレス鋼板などの金属素材を芯材に使用した外壁材です。軽量でありながら高い強度と耐久性を備えているのが大きな特徴です。また、金属ならではの美しい光沢感とスタイリッシュなデザインが魅力的です。
メンテナンス性の高さも金属外壁の利点の一つです。サイディングの目地部分を除けば、10年から15年程度の長いメンテナンス周期で済みます。ただし、海沿いの地域では塩害による腐食が起こりやすいため、定期的な点検が不可欠です。
一方、デメリットとしては初期費用が比較的高額になることが挙げられます。また、金属の種類によっては赤サビや白サビが発生する可能性もあり、適切な防錆処理が必要不可欠です。
04 外壁材を選ぶ際のポイント
外壁材を選定する際は、単に材質や価格だけでなく、様々な観点から総合的に判断することが重要です。まず予算に合わせて適切な価格設定を行うことが不可欠です。初期費用だけでなく、メンテナンスコストも長期的に見積もる必要があります。また、外壁材の耐久性や維持管理のしやすさも重要なポイントとなります。定期的なメンテナンスを怠ると、外壁の劣化が早まり、結果的にコストがかさむ可能性があります。さらに、デザイン性と外観も選定基準の一つとして考慮すべきでしょう。外壁は住宅の顔ともいえる存在なので、ご家族の好みに合ったデザインを選ぶことが大切です。最後に、お住まいの地域の気候や環境条件も無視できません。例えば海沿いの地域では塩害に強い外壁材を、雪国では積雪に強い外壁材を選ぶなど、地域性を踏まえた選択が賢明です。
4-1. 予算に合わせた価格設定
外壁材の価格は種類によって大きく異なります。初期費用が最も安価なのはモルタル外壁ですが、職人による手作業で工期が長くなるため、人件費を含めるとトータルコストは高くなる傾向にあります。一方で、窯業系サイディングは材料費と施工費用を合わせても比較的リーズナブルな価格帯となります。
長期的な視点に立てば、ALC外壁やタイル外壁は初期投資は高めですが、耐久年数が長く定期的なメンテナンスさえ行えば50年以上は使用可能です。このように、外壁材を選ぶ際は単に初期費用だけでなく、メンテナンス費用や耐久年数を考慮した長期的なコストを検討する必要があります。
予算に合わせて最適な外壁材を選ぶには、まず目安の価格相場を把握することが重要です。その上で、ご家庭の予算と要望に合わせて、初期費用、メンテナンス費用、耐久年数などを総合的に勘案し、コストパフォーマンスの高い外壁材を選びましょう。
4-2. 耐久性と維持管理のしやすさ
外壁材の耐久性は種類によって大きく異なります。最も長寿命なのがALC外壁で、適切なメンテナンスを行えば50年以上持続すると言われています。次いで窯業系サイディング、金属サイディング、タイルなどが40年前後の耐久年数があります。一方、モルタル外壁、木質サイディング、樹脂サイディングは30年程度と比較的短めです。
メンテナンス周期も外壁材によって異なり、モルタル外壁は5~10年と最も短く、定期的な補修が必要不可欠です。窯業系サイディングや金属サイディングは7~15年、ALC外壁は10年前後がメンテナンスの目安とされています。タイルや樹脂サイディングは20年程度でメンテナンスを要します。
適切なタイミングでのメンテナンスが欠かせず、特にコーキング部分の劣化には注意が必要です。メンテナンス性の高い外壁材を選び、アフターフォローが行き届いた施工業者に依頼することで、長期的な費用を抑えられます。
4-3. デザイン性と外観
外壁は住宅の顔ともいえる重要な部分です。そのため、デザイン性と外観は外壁材を選ぶ上で大切な要素となります。各外壁材にはそれぞれ異なる特徴があり、理想のデザインを実現するためには材質を慎重に吟味する必要があります。
窯業系サイディングは成型が容易で着色もしやすいため、様々な色やデザインのバリエーションが用意されています。一方でモルタル外壁は職人の手作業により仕上げられるため、滑らかな表面や独特の風合いを表現することができます。金属サイディングならスタイリッシュな造形が可能で、タイルは高級感を演出できます。木質系サイディングは素材本来の木目や温かみのある質感が魅力的です。
このように各外壁材には長所と短所があり、住宅のイメージやコンセプトに合わせて最適な材質を選ぶ必要があります。デザインのみならず、メンテナンス性や耐久性、コストなども総合的に検討し、バランスの取れた外壁材を選びましょう。
4-4. 地域の気候や環境条件
外壁材の選定では、設置場所の気候条件を慎重に検討する必要があります。例えば、海沿いの地域では塩害による腐食が懸念されるため、金属系サイディングは避けた方が賢明です。一方、積雪の多い寒冷地では、外壁材の断熱性能が重視されます。また、木質系サイディングは湿気の多い環境下で劣化しやすいため、乾燥した気候が適しています。気候風土に適した外壁材を選ぶことで、メンテナンスコストを抑え、長期的な耐久性を確保できます。
05 外壁材の見分け方
外壁材の種類を見分けるポイントは、外観の質感やつなぎ目の有無、窓の位置などです。サイディング外壁は等間隔でつなぎ目があり、軽く叩いた際の音が特徴的です。モルタル外壁は手塗り感があり、つなぎ目がないかくぼみ状になっています。ALC外壁は厚みがあり、窓が壁より奥まった位置にあります。金属外壁は金属の光沢と質感が目印となります。このように、外観から素材の違いを見分けることができます。
5-1. サイディング外壁の見分け方
サイディング外壁を見分ける際のポイントは、外壁面に一定の間隔でボード同士のつなぎ目が存在することです。このつなぎ目部分にはコーキング材が施されているのが一般的です。また、外壁を軽く叩いてみると、ボード特有の軽い音が聞こえます。つなぎ目の高さは概ね3mほどの位置にあり、この辺りを確認するとわかりやすいでしょう。サイディング外壁は工場で成形された板状の部材を現場で組み立てる方式なので、このようなつなぎ目が必ず存在するのが特徴です。
5-2. モルタル外壁の見分け方
モルタル外壁は、砂やセメント、水などを混ぜ合わせた塗り壁材を現場で職人が手作業で塗り付けて作られます。そのため、外壁面には職人の手の跡が残り、ザラついた質感や不均一な仕上がりとなっています。また、モルタル外壁はサイディングのようなパネル張りではないため、目立ったつなぎ目がないのが特徴的です。一部にくぼみ状のつなぎ目がある場合もありますが、コーキング材は使用されていません。このようなつなぎ目の少なさと手作業による質感の違いが、モルタル外壁を見分ける際の手がかりとなります。
5-3. ALC外壁の見分け方
ALC外壁は、外壁パネルの継ぎ目にコーキング材が施されているのが特徴です。また、窓の位置が壁面よりも奥まった場所にあり、外壁材に厚みがあることがわかります。サイディング外壁と比べると2倍程度の厚さがあるため、この点から見分けることができます。ただし、最近ではつなぎ目が目立たないデザインのALC外壁も増えてきているので、注意が必要です。
5-4. 金属外壁の見分け方
金属外壁は金属製のサイディングボードを使用しているため、以下の特徴があります。
・サイディングボード同士のつなぎ目にコーキング材が使われている。つなぎ目は一定の間隔で規則正しく現れる。
・外壁を軽く叩くと金属特有の高い音がする。サイディングボードは比較的薄いため、木材を使った外壁よりも高い音がする。
・ 金属ならではの光沢感があり、太陽光を反射する。アルミニウムなどの金属は特有の艶やかな質感がある。
・ 外壁の重量が軽い。金属は木材やコンクリートなどに比べて軽量である。
このように、つなぎ目の有無、音、質感、重量感から金属外壁かどうかを見分けることができます。ただし近年では金属以外の素材でも金属調の外壁材が登場しているため、確実に見分けるには専門家に相談するのが賢明です。
06 メーカー別の外壁材の特徴
主要メーカーの外壁材には、それぞれ特徴があります。ヘーベルハウスはALC外壁材を得意とし、高い防火性と耐久性、デザイン性に優れています。一方のセキスイハイムは、磁器タイル外壁や高耐久のジオマイト外壁など、メンテナンス性に長けた製品を揃えています。シャーウッドは鉄骨住宅向けの高強度外壁材や、木造住宅向けの陶版外壁など、用途に合わせた幅広い製品ラインナップが特徴です。メーカーごとの強みを理解し、自分のニーズに合った外壁材を選ぶことが重要です。
6-1. ヘーベルハウスの外壁材
ヘーベルハウスは、ALCを主体とした外壁材を提供しています。代表的な製品は「ヘーベルパワーボード」と「ヘーベルライト」の2つです。
「ヘーベルパワーボード」は木造住宅専用の外壁材で、高い防火性と長期にわたる耐久性、上質な質感が特長です。無塗装のまま使用でき、様々な質感や吹き付けパターンを組み合わせることで、理想のデザインを実現できます。
一方の「ヘーベルライト」は、戸建てはもちろん集合住宅や大型施設にも採用されている外壁材です。規格やタイプのバリエーションが豊富で、加工性に優れたパネルを使用しているのが大きな魅力です。建物の用途や設計コンセプトに合わせて、最適な製品を選択することができます。
6-2. セキスイハイムの外壁材
セキスイハイムの主力外壁材は、磁器タイル、ジオマイト外壁、レリーフ外壁の3種類です。磁器タイルは表面のシリカ成分が水を吸着し、外壁面に水の薄膜を形成することで汚れが雨水と共に流れ落ちるため、汚れが付きにくい長所があります。また無塗装のため再塗装が不要です。ジオマイト外壁はデザイン性に優れ、耐火性能も高く評価されています。20~30年に1度のメンテナンスが必要となります。一方のレリーフ外壁は、紫外線から外壁を守るUAVコーティングが施されており、一般的な塗装タイプの外壁よりも耐久性に長けています。こちらも20~30年に1度のメンテナンスで済みます。
6-3. シャーウッドの外壁材
シャーウッドは、木造住宅向けの外壁材を豊富にラインナップしています。代表的な製品は「ウッドワン」シリーズで、天然木の風合いを再現した質感が特徴です。木目の深みと温かみのある外観が、住宅に高級感と落ち着いた雰囲気をもたらします。
また、ウッドワンシリーズは耐候性と耐久性に優れた外壁材で、メンテナンスの手間も少なく長期間美しさが持続します。一般的な木材と比べて、腐食や虫害、変色への強さがあり、20年以上の長期メーカー保証が付いています。
シャーウッドの外壁材は、環境に配慮した製品も多数あります。「ウッドワンエコ」は、再生木材を使用した環境対応型の外壁材で、木材の有効活用と環境負荷の低減に貢献しています。また、「ウッドワンフッ素」は、フッ素加工により汚れが付きにくく、メンテナンスが容易な製品となっています。
07 まとめ
外壁材を選ぶ際は、価格、耐久性、デザイン性など様々な要素を総合的に検討する必要があります。初期費用だけでなく、メンテナンスコストも長期的に見積もることが大切です。地域の気候や環境条件に適した外壁材を選ぶことで、住宅の寿命を延ばすことができます。デザイン性の高い外壁材を選べば、住まいの価値を高めることにもつながります。外壁材の選択は住宅の大切な一部なので、慎重に検討し、信頼できる専門業者に相談するのがベストな方法でしょう。