外壁を大掃除!高圧洗浄だけでOK?
それとも塗装が必要?

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住宅リフォームライター

永沢リョウ

宅地建物取引士

後悔しない外装リフォームの方法を多くの方に知ってもらうため、ライターとして活動中。 外壁塗装や屋根工事を中心に、これまで集めた現場の声や施工主の声をもとに執筆を行う。

新築の時点ではピカピカでキレイな外壁も、住み始めるとだんだんと汚れが目立ってくるものです。緑っぽい汚れや細長い筋のような汚れ、全体的にくすんでいるなど、気になることはありませんか?大切なマイホームはいつでもキレイでいてほしいものですよね。

 

外壁をキレイにする方法は、洗浄だけでもOKな場合、塗装が必要な場合に分かれます。

今回は外壁が汚れるメカニズムや、適切なメンテナンス方法について詳しく紹介します。

「外壁が汚れて気になる」という方は、ぜひ最後までご覧ください!

 

 

01 家の外壁が汚れるのはなぜ?

一般的に外壁材には汚れや雨風、紫外線から守る塗料によってコーティングが施されています。その塗膜により、汚れが付きにくくなっていたり、汚れが多少付着しても雨が降ることで洗い流されたりするようになっています。

 

しかし、塗膜には寿命があり、その年数を迎えると汚れや雨風から外壁を守る機能が低下してしまいます。

塗膜の寿命は製品によって異なり、一般的にシリコン塗料は約10年前後。フッ素塗料は約1015年。無機塗料だと約1015年ほどと言われています。

しかしながら、これらの寿命は限界を迎える年数を言います。

つまり、寿命が10年の塗料であれば塗装してから45年で汚れが付き始め、78年で汚れが目立つようになり、10年で塗料が持つ機能を失うというわけです。

なお、これらの年数はあくまで目安であり、塗装が施された際の工程が正しかったかどうか、また、お住まいの環境によっても大きく変動します。

 

 

02 うちはどっち?洗浄or塗装

外壁塗装をする作業員

外壁の素材や施工方法、施されている塗装の状態によって、どのように外壁をキレイにするべきかは状態を見てみなければ分かりません。

とは言え、「だいたいで良いから知りたい」という方もいらっしゃると思います。

ここでは、一般的にどのような外壁が洗浄に向いていて、どのような外壁が塗装に向いているかを紹介します。

 

新築や塗装から数年しか経過していないなら洗浄

全ての場合がそうとは言い切れませんが、新築から、または前回の外壁塗装から数年しか経っていないという場合は洗浄だけで問題ない場合がほとんどです。

塗装の寿命は平均して10年前後なので、10年以内であれば外壁を守る機能が残っている可能性が高いと言えます。

低い場所の汚れが気になるのであれば、外壁を傷つけないよう毛先の柔らかいブラシや雑巾などで掃除をしましょう。

 

注意点として、高圧洗浄機を使う場合、水圧が強いと塗装を傷める恐れがあるので、外壁用洗剤を使いながら優しく洗う程度にしてください。

また、高所での作業は絶対に行わないでください。落下事故を起こし、ケガをしてしまう恐れがあるので、無理せずプロに依頼されることをおすすめします。

基本的に塗装業者なら塗装前に外壁の洗浄を行います。外壁の洗浄だけ行ってもらえるか相談してみるといいでしょう。

 

10年以上経っているなら外壁塗装

使用されている塗料や外壁材にもよりますが、新築や前回の外壁塗装から10年以上経過しているなら塗料が寿命を迎えている可能性があります。

塗装が守る機能を失っていると、いくら外壁を洗浄しても、またすぐに汚れが付着してしまいます。

外壁を保護できていないと、汚れだけでなく、ひび割れやサビなどの症状が発生し、最終的には雨漏りにもつながりかねません。

安心して生活するためにも定期的に塗り替え工事を行い、外壁を保護し直してあげましょう。

 

 

03 洗浄か塗装か迷ったらどうする?

外壁のチェックをする作業員

「うちは10年経ってないけど、ひび割れがある」「10年以上経っているけど、汚れは一部だけ」など、洗浄するべきか塗装するべきか判断するのは難しいでしょう。

その場合は外壁のプロに相談をするのが一番です。

 

外壁塗装を行っている業者は、塗装前に現場調査を行っています。

現場調査は「外壁の素材は何か、どのような塗装が施されているか、どんな症状が起こっているか」などを細かくチェックします。

その調査結果をもとに外壁塗装が必要か、または別のメンテナンス方法が適しているかを判断し、お客様にご案内します。

 

現場調査の費用は業者によって異なりますが、無料で行っている場合がほとんどです。

インターネットなどでお住まいの地域に拠点がある業者を探し、現場調査の費用はいくらか確認してみましょう。

 

 

04 まとめ

外壁の汚れが目立ってきた場合、塗装の寿命が過ぎているかどうかで適切なメンテナンス方法は異なります。

また、素材や外壁の施工方法によっては塗装が向いていないことも。

どのようなメンテナンスをするべきか迷った場合は無料で現場調査を行っている塗装業者に実際のお住まいの状態を確認してもらいましょう。ほとんどの場合、外壁だけでなくお住まい全体の点検も行ってくれます。

 

当社、三和ペイントも無料で現場調査を行っています。全国に拠点を設けているので、実際にお住まいに伺って調査することはもちろん、外壁状態を入力するだけの簡単Web見積もりも可能です。

その他、ご不明点などございましたら何でもお気軽にご相談ください。

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