塗装の用語
塗装に関する専門用語・知識を品質管理面からのワンポイントアドバイス付きでわかりやすく説明します。
塗装の用語
ALC (エイエルシー)
ALCエイエルシー
ALCのメリット
ALCの外壁は耐久性が高いのはもちろん地震にも強く、気泡があることで空気の層が作られるため、熱伝導率が低く耐熱性も高い外壁材です。通常のコンクリートの10倍も耐熱性があるといわれています。
火災の際も防火性に優れているため、無機質の材料が使用されているため有害物質も発生しません。
また、遮音性も高く気泡が音を吸収するため、騒音も少なく伝わりにくいためプライバシー保護にも優れています。
ALCのデメリット
ALCには気泡があるため吸水性が高いため耐候性が低いです。内部に水が浸透すると膨張やひび割れの原因となります。また、費用面では他の外壁材より価格が高い傾向があります。
ALCのメンテナンス
耐久性が高い外壁材ですが、経年劣化から防水機能が低下したり、色あせ、塗膜剥離、シーリングのクラックなどといった傷みがあります。目安として5~10年程度に一度定期的なメンテナンスをおすすめいたします。
品質管理からアドバイス
ALCを塗装する際に抑えるポイントはシーリング部分の工事をどうするのか、下塗材に何を使うのかが大切になります。シーリングに関してはまず、亀裂が入っているかを確認して下さい。亀裂の幅、大きさによって工事の仕様を変更致します。小さな亀裂に関しては下塗材で埋めます。大きな亀裂に関しては増し打ち工事で亀裂補修を行います。メーカーによっては打替えを行う業者もありますが、三和ペイントでは基本的に打替えは行いません。