雨戸・シャッターボックス
一般的なお住まいでは雨戸は窓に雨風が吹き付けられるのを防ぐ役目があります。また目隠しや耐火性の役目もあります。
使用される素材として鉄、アルミ、ステンレスが多いです。シャッターボックスはシャッターを収納することを目的として取り付けられています。使用される素材はスチールやアルミニウムなどが多いです。雨戸やシャッターボックスに見受けられる傷みは色あせ、サビ、手に粉が付くチョーキングがあります。こうした傷みがあえば再塗装のタイミングの目安になりますのでメンテナンスを検討する必要があります。
雨戸やシャッターボックスに使用する塗料については弊社の油性グランコート塗料があります。旧塗膜が施されている場合は防錆性が高い下塗り材と旧塗膜へ縮み(リフティング)を起こさない上塗り材があります。また、旧塗膜がない場合は腐食環境にも強い下塗り材と旧塗膜へ縮み(リフティング)を起こさない上塗り材もあります。
雨戸・シャッターボックスの
施工工程
雨戸・シャッターボックス の施工工程をご紹介します。
安全に考慮し、これまで培ったノウハウを元に適切に対応させていただきます。
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01雨戸・シャッターボックスを洗浄し汚れを落とす
足場やネットが必要な場合は設置します。また隣家との距離が近い場合は飛散防止のためにネットと足場内側にブルーシートを張ります。そのあと、雨戸やシャッターボックスを高圧洗浄でチリや埃の汚れを落としていきます。洗浄後、乾燥するまでしっかり時間をおきます。高圧洗浄する理由は汚れを綺麗にすることで塗料の密着性を高めるためです。
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02サンドペーパーやワイヤーブラシなどでケレン作業を行う
塗装前に塗料の飛散防止やサッシ回りにマスキングテープを使い養生していきます。錆や汚れが目立つ箇所にサンドペーパーやワイヤーブラシを使用してケレン作業を行います。旧塗膜は除去し下地処理をしっかり行います。
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03サビ止めのプライマーを塗布する
雨戸やシャッターボックスの金属部分の錆を防ぐ下塗り材(プライマー)をローラーもしくは吹き付けにより塗装していきます。シャッターは凹凸が激しいため塗り残しや塗り忘れに注意する必要があります。このようなことから塗装方法は吹き付け塗装をすることもあります。
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04中塗り・上塗り作業を行う
中塗り・上塗り作業は使用する塗料によって様々な特性があります。防水性・親水性・低汚染性・防藻・防カビなどの効果が期待できます。中塗り・上塗り作業を行う上での注意点は次のようにいくつかあります。
①サビが発生しやすい地域では錆止め効果のある塗料を使う。
②塗装前に傷みがある場合は補修が済んでいるか確認をする。
③十分な乾燥時間が必要なため中塗り・上塗りは同日に行わない。
④塗残し、塗ムラ、ダレ、ピンホールがないか確認を行う。
⑤素材や立地条件によっては塗り回数が変わる。
中塗り・上塗りで使用する道具はローラー・吹付ガン・刷毛などがあります。
雨戸・シャッターボックスの
施工事例
三和ペイントにて手がけた 雨戸・シャッターボックス 施工の事例です。
お客様一組一組に真摯に向き合い、お住まいをより長く、より美しく維持できるよう丁寧に施工させていただきました。
雨戸・シャッターボックスの
ポイント
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01綺麗に仕上げるための丁寧な養生作業
外壁塗装工事を仕上げていく上で付帯物の塗装は外観を決める大切な工程になります。しかしそのまま塗装してしまうと外壁塗料が付帯物に飛散してしまったり、綺麗にライン出し(配色の境目や付帯物と隣接する部分を綺麗に仕上げてくる工程)ができません。
養生作業をしっかりと行うことで作業効率も向上し、仕上がりも大きく変わってきます。そのためこまめに養生シートを貼り付けていきながら塗料の飛散やライン割れを事前に防いでいく必要があります。
最終的に付帯物部分を仕上げるタイミングで養生シートを外していくのですが、付帯物を塗装する際も、周りの外壁などに極力飛散してしまわない様に注意しながら施工していきます。万一はみ出してしまった場合に関してはハケなども用いてしっかりと補修作業をしていきます。
こまめに養生作業をおこないながらこのような細かい部分に気を使い施工していくことが付帯物塗装を仕上げていくにあたって非常に重要な工程になります。
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02プライマー(下地材)の塗布で施工品質を担保
付帯物の塗装工事を行う際に、基本的に下地材としてプライマーというモノを塗布していきます。プライマーとは建材と塗料を密着させる効果を持つ下地材として、多くの施過程にて使用される下地材になります。
外壁塗装も同様にはなりますが、どんなに良い塗料を表面に塗布したとしても建材と密着させる役割を持つ下地材が塗布されていなければ十分にその効果を発揮することができません。その為いかに下塗りの工程を丁寧に行っていくかが塗装工事の仕上がりを決めていく上でのポイントになります。
事前に行う下地補修の工程でしっかりと表面を平坦に、かつケレン掛けなどで凹凸をつけた建材部分にしっかりと浸透するようにプライマーを塗布していきます。プライマー自体には建材を防水保護する効果はありませんが、上に塗布する表面の防水効果と美観を保護する役割を持つ塗料と建材とをしっかりと密着させる効果がある為、塗り残しがないように丁寧に塗布していく必要があります。
十分に塗料が密着しなかった場合、早期の剥離や色ムラや塗りムラなどに直結してしまう為、見えない部分こそしっかりと丁寧に施工を行い、施工品質を担保していくよう心がけて施工してまいります。
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03美観に配慮した付帯物上塗り
下地の処理から様々な工程を丁寧に進めていき、最後は上塗り材を付帯物に合わせて塗布していきます。付帯物によって塗装する際の注意点や塗装方法が変わってくるため、各部丁寧に施工していく必要があります。
塗装工事を行っていくにあたり、養生を必要に応じて外していきながら、隅々まで丁寧に塗料を塗布していきます。基本的に2回塗りでの塗装を行い、施工不良が無いようにします。表面部分に行っていく塗装工事になりますので当然美観にもっとも影響してくる工程になります、そのため事前の打合せ段階で決めた配色にあわせて色ムラや塗り漏れが無いように気を付けて塗装していきます。
美観の他にも表面部分の耐久性を担保する塗装でもありますので、職人の技術が特に必要な工程になります。付帯物の塗装も他の部分と同様に一つ一つの工程を怠ってしまうと全体の早期剥離などに繋がってしまう為、全体に塗料の効果がしっかりと付与されるように全体を丁寧に塗装していきます。
付帯物の塗装で外壁塗装工事全体を台無しにしてしまわないよう時間をかけて丁寧に施工させて頂いております。