台風の対策方法!
家庭でできるポイントや耐風圧性を最適化する方法とは?
- 防災
INDEX目次
台風による風水害から身を守るには、事前の備えが大切です。しかし、具体的にどのような対策をすればよいのかわからないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、台風が近づいてきた場合に家庭で取れる具体的な対策について、台風情報の確認方法から、非常用具の準備、家具の固定、窓の保護にいたるまで、事前・直撃時・事後の対策を順を追って解説します。
住宅の構造にも配慮した耐風対策を知れば、台風の脅威に対して家族の安全を守ることができます。ぜひ参考にしてください。
01 台風対策の始め方
はじめに、台風対策の始め方を紹介します。
台風情報の確認方法
台風情報は気象庁のホームページや防災アプリで確認できます。台風の進路や強さ、降水量の予報は1日に数回更新されるので、こまめにチェックすることをおすすめします。テレビやラジオの気象情報番組でも台風情報を入手できます。
自治体が発信する防災無線や緊急速報メールを利用する地域もあるでしょう。日頃から登録しておくことが大切です。これらの情報を活用して、台風の動向を把握し、事前の備えを万全にしましょう。
非常用具の準備と確認
台風の接近が予想される場合、非常用具を点検しましょう。懐中電灯やラジオ、乾電池、携帯充電器、医薬品、飲料水、食料品などを用意しておきます。これらの品目が揃っているか、有効期限が切れていないかを確認します。
携帯ラジオで気象情報を入手できるようにしておきましょう。飲料水は1人1日3リットルが目安です。
レトルト食品や缶詰、チョコレートなど長期保存できる食べ物も必要不可欠です。こうした非常用具の確認を事前に行っておくことが、台風被害を最小限に抑えるために重要です。
台風が近づく前の家具や窓口の安全対策
台風が近づく前には、家具の転倒防止や窓ガラスの飛散防止対策が大切です。
例えば、家具を壁や柱に固定したり、窓に飛散防止フィルムを貼ることで、台風による被害を防ぐことができます。ベランダにある植木鉢や自転車も室内に移動させましょう。非常用品をまとめておく場所には、水やガラスの破片が飛来しないように防水シートを掛けるのもおすすめです。
こうした事前対策を徹底することで、台風時の安全性が格段に高まります。
02 家庭での台風対策の具体的な手順
次に、家庭での具体的な台風対策の手順を紹介します。
台風が近づいた時に取るべき行動
台風が近づいた際は、まずはテレビやラジオ、インターネットなどで台風の進路や強さに関する情報を確認しましょう。窓ガラスや家具の固定、非常用品の確認といった事前対策を行うとともに、避難所の場所を確認しておきます。
台風接近時はできるだけ室内に留まり、窓から離れた部屋で過ごします。停電に備えてスマートフォンを充電しておき、緊急連絡手段を確保します。台風通過後は周囲の状況を把握し、必要に応じて関係機関に連絡を取ることが大切です。
台風直撃時の室内での行動
台風直撃時は、まず窓の開閉や戸締りを確実に行い、風雨の侵入を防ぎます。次に、停電に備え非常用ライトやラジオを用意します。飛散物から身を守るため、窓から離れた部屋で過ごします。携帯電話は充電しておき、緊急時に連絡できるようにします。
室内の状況確認も欠かせません。こまめに周囲の様子を把握し、異常を察知したらすぐに対処できるよう心がけましょう。
台風後の安全確認とメンテナンス
台風後は、まず屋根や外壁、窓ガラスなど建物の外観を目視で確認します。ひび割れや破損がないか、注意深くチェックします。室内も同様に点検し、家具の転倒や天井のひび割れがないかを確認します。
この際、損傷箇所の写真を撮影しておくと後々参考になります。次に雨漏りがないかを確認するため、雨天時に室内の水たまりがないかをチェックします。これらの確認が済んだら、自治体による被害状況の報告や補助・保険の申請手続きを行います。
建物のメンテナンスとしては外壁の清掃や塗装の補修をすることで、建物の寿命と資産価値の維持につながります。
03 建物に対する台風対策
次に、建物でできる台風対策を紹介します。
建物の耐風圧性向上の方法
台風の接近が予想される場合、建物の耐風圧性を高める対策が重要です。具体的には、屋根のふき材や外壁などを補強することが有効です。例えば、屋根については、ふき材の浮きや飛散を防ぐために、ふき材固定金具を追加したり、防風テープで補強する方法があります。
外壁については、壁面パネルの脱落や破損を防ぐ金具を設置したり、開口部のガラスにフィルムを貼ることで風圧に対する強度を高めることができます。こうした対策を施すことで、台風の強風や豪雨から建物を守ることができます。
屋根や窓の強化策
屋根や窓の強化は、台風の強風や豪雨から家を守る上で大切です。例えば、窓ガラスに飛散防止フィルムを貼ることで風圧や衝撃から守ったり、窓枠には補強金具を取り付けて強度を高めます。
屋根のふき材は、防風テープや固定金具で脱落を防ぐ必要があります。こうした対策を施せば、台風でも屋根や窓の損傷を防ぎつつ、室内の安全性も向上できます。
庭やバルコニーの台風対策
庭やバルコニーでは、植木鉢や家具が飛ばされることがあります。これらの移動や転倒を防ぐためには、鉢植えはしっかり固定したり、家具には転倒防止金具を取り付ける必要があります。
また、窓ガラスの破損を防ぐためには、シャッターや防風フィルムを設置することも大切です。こうした簡易な対策を行うことで、庭やバルコニーの被害を最小限に抑えることができます。
04 まとめ
台風の被害を最小限に抑えるには、事前の準備が大切です。非常用品を確認し、家具の固定や窓の補強を行うことで、台風直撃時の安全性が高まります。台風が近づいたら外出を控え、屋内の安全な場所で過ごしましょう。
台風通過後は周囲の状況を確認し、必要な手入れやメンテナンスを行いましょう。こまめな点検と対策を心がけることで、台風の脅威に備えられます。地域の防災訓練に参加することもおすすめです。