【省エネリフォーム】
遮熱塗料の反射性と温度上昇抑制効果を徹底解説!
INDEX目次
夏場の暑さでエアコンの使用量が増え、電気料金が高騰しています。
しかし、ビルや住宅の外壁に遮熱塗料を塗ることで、夏の温度上昇を抑えることができます。
遮熱塗料は可視光線を90%以上反射させる高反射塗料です。
この高い反射性によって外壁の温度上昇を抑え、夏の冷房費を最大30%も削減できると言われています。
しかも補助金制度を利用すれば、塗装費用の一部を国が補助してくれる場合もあります。
みなさんもぜひ遮熱塗料を検討してみてはいかがでしょうか。今回はその効果や選び方、塗装のポイントなどを詳しく解説します。
01 遮熱塗料とは
1-1. 遮熱塗料の基本知識
遮熱塗料は、建物の外壁や屋根などに塗布することで、反射性を高め、建物への熱の侵入を抑える塗料です。白や銀色などの明るい色を用いることで、太陽光を反射させ、表面温度の上昇を防ぎます。これにより、エアコンなどの冷房負荷を下げ、省エネ効果を生み出します。遮熱塗料を塗布することで、室内温度を下げられるほか、快適な室内環境を維持できるなどのメリットがあります。
1-2. 高い反射性と温度上昇抑制効果
遮熱塗料は、太陽光を反射することで建物の温度上昇を抑える効果があります。特に屋根や外壁への適用がおすすめです。
遮熱塗料には80%以上の高い反射性能を持つものが多く、光を反射することで熱の蓄積を防ぐことができます。実際に表面温度を10℃程度下げる効果が確認されています。夏場の室内温度上昇を抑える効果は絶大で、エアコンなどの冷房費削減に大きく貢献します。
遮熱塗料の反射性能と温度上昇抑制効果は、省エネ改修において重要なポイント。この性能の高さが、遮熱塗料の大きなメリットです。
1-3. 省エネにつながる遮熱効果
遮熱塗料は、太陽光を反射することで建物の温度上昇を抑える効果があります。特に屋根や外壁への適用がおすすめで、高い反射率を生かして室内温度の上昇を防ぐことができます。白や銀色などの明るい色合いを選ぶことで、反射効果を高めることも可能です。遮熱塗料を使うことで、エアコンなどの冷房費の削減につながるため、省エネ効果が期待できます。夏場の節電に役立ち、家計の節約にもなります。
02 遮熱塗料の選び方
2-1. 色や材質による違いとバリエーション
遮熱塗料には、白やシルバーなどの明るい色だけでなく、グレー、ブラウン、ブルーなどの暗めの色合いもラインナップされています。
明るい色のほうが反射率が高く遮熱効果も大きいですが、建物のデザインや周囲の景観との調和も重要です。暗めの色でも一定の遮熱効果が期待でき、色合いを選ぶ余地があるのがメリットです。
ただし、遮熱効果を重視する場合は、できるだけ明るい色に限定したほうがよいでしょう。外壁の面積や方位によっても適切な色が異なる点に注意しましょう。
2-2. 価格と補助金の情報
遮熱塗料を選ぶ際には、価格や補助金制度も重要な要素です。代表的な遮熱塗料の市場価格は1平方メートル当たり1500円から2500円程度。また、エコ住宅補助金や省エネ改修補助金などの国の支援制度を利用することで、費用を最大30%程度まで減らすことが可能です 補助金申請の際には、遮熱性能や施工業者の信頼性など、条件を満たしている必要があります。
03 遮熱塗料の取扱いと注意点
3-1. 遮熱塗料を工事する際の手順
遮熱塗料を工事する際は、まず外壁の汚れやひび割れなどを確認します。劣化が激しい場合は下地処理が必要です。次に塗装する範囲を確定し、マスキングテープなどで養生をします。塗装する面の素地調整を行い、初回は下塗りから行います。乾燥後、中塗り、上塗りと塗装を重ねて仕上げます。塗料の乾燥時間を確保することが大切です。
3-2. 施工後の具体的な效果と体感温度の変化
遮熱塗料を塗布した後、屋根や外壁の表面温度が大幅に下がることが確認できます。実際にサーモカメラで測定したデータによると、遮熱塗料を塗布することで最大で10℃程度表面温度を下げることができた例があります。また、体感温度も下がったと実感する方が多いようです。
3-3. 塗替え時期や劣化の見分け方、冬場の影響について
遮熱塗料は、紫外線や熱を反射することで建物の温度上昇を抑えます。しかし長期間使用すると劣化し、性能が低下します。劣化の兆候として、色褪せや塗料の剥がれが起きるので、こまめに点検することが大切です。季節や方位によって劣化速度が異なりますが、目安として10年程度で塗り替えが必要です。また冬場は日射量が少ないため、遮熱効果は限定的ですが、逆に断熱性能の低下を招く可能性もあります。適切なメンテナンスを行うことで、遮熱塗料の性能を長期間維持できます。